水耕栽培で観葉植物とハーブを育てる時のメリットとデメリット

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水耕栽培の管理方法

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小さい瓶などを使っている場合は水温の上昇に気を付けます。特に真夏などで直射日光が当たる場合は想像以上に水が熱くなります。あまりに水の温度が高くなると根が傷んでしまうため、涼しい場所で管理するか直射日光を避けるようにすると良いでしょう。また、水を清潔に保つことも重要です。

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水耕栽培することが出来る観葉植物とハーブ

アイビー

アイビーはツル性の観葉植物で、生命力が強く、切ったツルを水耕栽培で育てることができます。耐陰性もあり水が好きなため日当たりの良い場所で管理していれば水耕栽培でもきれいに育てることができます。

アイビー(ヘデラ)

  • アイビーはウコギ科キヅタ属に分類されるツル性植物で、属名のヘデラの名前でも流通しています。葉の模様が様々あり、白い斑が入っているものやグレーやライトグリーンなどのマーブル模様の葉などがあります。アイビーは性質も非常に強健で屋外で難なく越冬することができます。そのためグランドカバープランツとして使用されることもあります。 また、地面に植えたアイビーは家屋の壁に活着し、外壁を覆いつくしてしまうこともあります。アイビーは水耕栽培でも育てることが出来るため、いろいろな模様のアイビーを少量ずつビンやビーカーなどに水挿しにするとインテリアにもなります。アイビーは耐陰性もあるため、出窓のある洗面所などに置くこともできます。

 

ポトス

水耕栽培できる代表的な観葉植物です。水が好きで生長するスピードも早く、発根も旺盛なため初心者の人でも育てやすいです。日当たりが悪いと徒長してツルが間延びしてだらしなくなりがちなので、注意しましょう。

ポトス

  • ポトスは熱帯地域原産のツル性観葉植物で、モンステラなどと同じ定番の観葉植物です。日本では葉が小さくハンギング用の鉢に植えられていることが多いですが、ヘゴ棒などで上へ向かうように仕立てると葉が大きくなり、モンステラのような切れ込みが入るようになります。逆に、ポトスを下垂させるようにすると葉は小さくなり、よく見かける形状のものになります。 ポトスの名前で一般的に流通しているのはEpipremnum aureum という種類で、多くの園芸品種が作られています。また、沖縄を含む世界の亜熱帯~熱帯に帰化・定着している例が見られます。  

 

オリヅルラン

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オリヅルランも水耕栽培することが可能です。大きな親株よりもランナーで増えた子株の方が水耕栽培にしやすく、小さめの瓶などで管理すると良いでしょう。

オリヅルラン

  • オリヅルランは北欧とヨーロッパ以外に広く分布しています。オリヅルランは200種以上自生しているといわれており、一般的に観葉植物として育てられているオリヅルランは数種類のみです。オリヅルランとして多く流通しているのはChlorophytum comosum という種類とその園芸品種です。中でも斑入り品種であるナカフオリヅルラン、ソトフオリヅルランが代表的なオリヅルランです。その他にアフリカ原産のシャムオリヅルラン、葉の先がカールするボニーという品種なども流通しています。 オリヅルランは春~秋にかけてランナー(匍匐茎)の節から白い花を咲かせます。耐寒性があるため関東以南の暖かい地域であれば屋外越冬することが可能です。また、根茎が生きていれば地上部が枯れても生長期になると芽を出します。

 

アロマティカス

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アロマティカスはとても良い香りのするハーブティーや料理に使われる多肉質なハーブです。繁殖力が旺盛で水耕栽培でもよく生長して増えます。キッチンなどに置いておいて伸びすぎたアロマティカスを切り戻しながら使うと良いでしょう。

アロマティカス

  • アロマティカスはとても香りのよい多肉質のハーブで、ハーブティーや料理に大活躍します。アロマティカスの葉は表面が細く柔らかい毛でびっしりと覆われています。多肉植物のコーナーで売られていることもあり、他の多肉植物と同様に水を控えめにして育てます。比較的乾燥には強く、病気や害虫も付きにくいので育てやすく、見た目もかわいらしいことから人気があります。

 

ミント

ハーブの代名詞とも言えるミントも水耕栽培で育てることが可能です。アロマティカス同様に繁殖力旺盛なため切り戻しながら料理などに使うと良いでしょう。

ミント

  • ミントは最もポピュラーなハーブのひとつです。ミントというと、すっきりとしたさわやかな香りを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、中にはアップルミントのようにほんのり甘くすっきりとした香りのミントもあります。品種は数限りなく存在し、毎年のように新品種が登場します。 ミントの利用法としては、アロマテラピーの他、サシェやポプリの材料にしたり、お茶や料理にも使うことができたりと様々な活用法があります。

 

ローズマリー

肉料理など何かと使う機会の多いローズマリー。木質化して太くなりすぎた部分は水耕栽培に不向きですが、比較的若く細い枝であれば水耕栽培することが可能です。

ローズマリー

  • ローズマリーは、地中海沿岸地方原産の常緑性低木のハーブです。全草に爽やかな芳香があり、料理やお茶、薬用、化粧品、香料として幅広く利用されています。 ローズマリーには肌のターンオーバーを促す効果や疲労回復、血行促進などに効果があると言われています。体調を崩した中世ハンガリーのエリザベート王妃がローズマリーのハーブチンキを使用したところ元気と若さを取り戻し、ポーランド王に求婚されたことから「若返りの妙薬」「若返りのハーブ」などの別名があります。 近年は、ローズマリーの香りが脳を活性化し認知症予防に効果的であることがメディアで紹介され、介護の現場などでも使われています。 性質は非常に強健で、乾燥した痩せ地でも育ちます。刈り込みにも耐えるため、生垣などにも利用されます。ハーブの花の中では比較的開花期間が長い部類で、品種によって多少違いがありますが、晩秋から初夏に枝の先に小さなかわいらしい花を咲かせます。花の色は青紫のほか、ピンクや白があり、そのほか葉を楽しむ品種として斑入り種も流通しています。 木立性ローズマリー ローズマリーは非常にたくさんの品種があり、生長の仕方は上に枝を伸ばしていく木立性、地面を這うように枝を伸ばすほふく性、両者の中間的な半ほふく性に分類されます。植え付ける場所や用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

 

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水栽培から土に戻すときの注意点

水耕栽培で出てきた根は土で育てた時に出てくる根とは性質が異なるため、いきなり土に植えると上手く水が吸収できずに枯れる場合があります。そのため、水耕栽培した観葉植物などは一度ハイドロボールやセラミスなどを使ってしっかり根が張るのを待ち、その後土に植え付けると良いでしょう。

アロマティカスやローズマリーなど葉が多肉質だったり枝が木質化しているものであればそのまま土に挿しても問題ありません。ただしその時は残っている葉の枚数を減らすようにしましょう。

 

 

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