これは知っておきたい!縁起のいい植物オススメ5選

LOVEGREEN編集部
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引越しや一人暮らしを始める…何か植物を育てたいけどどうせなら縁起のいい植物がいい!という方にオススメの植物5選をお届けします。
目次
1.万年青(オモト)
「万年青」とかいて「おもと」と読むように、一年中緑の葉を保っている植物です。
昔から縁起物とされる植物で、引っ越し祝いとして贈られることも多いようです。また長寿のお祝いなどにも喜ばれる品です。
葉の美しさ、珍奇さを鑑賞する植物として愛好家も多い植物です。
実のついた万年青は子孫繁栄を象徴し、さらに縁起が良いとされます。
科・属名 | ユリ科オモト属 |
英名 | Rohdea japonica |
学名 | Rohdea japonica Roth |
原産地 | 日本・中国 |
育てやすさ | ★★★☆☆ |
万年青(オモト)
- 万年青(オモト)は日本で古くから、主に青々とした葉を観賞する目的で育成されてきた植物です。江戸時代から続く品種改良によって多彩な葉の形状、模様が生まれ「葉芸」と呼ばれています。 品種改良の技術が「芸」として高く評価されているのは万年青(オモト)だけで、植物の中では特別な価値を見出されている植物です。多年草で葉を落とさないことから長寿を象徴する縁起物としても大切にされてきました。 「縁起草」「辛抱草」の別名もあります。乾燥と多湿も嫌うのですが、基本的には初心者にも育てやすく丈夫な植物です。霜が降りず、-5℃以下の気温にならなければ屋外越冬可能です。昼間の日が出ている時間帯は外に出し、夜は玄関にしまうなどをしてもよいでしょう。 引っ越し祝いに万年青を贈る日本の文化 万年青(オモト)は1590年、江戸時代に徳川家康が江戸に移る際に3種類の万年青(オモト)を贈られ、家康は大変喜び城にその3鉢の万年青(オモト)を持ち込みました。その後、城が大繁栄したというエピソードがあり、そこから日本中に引っ越し祝いとして万年青(オモト)を送る風習が広まったようです。江戸時代から現在まで引っ越しの際は縁起を担ぎ、引っ越し先に一番最初に万年青(オモト)を入れる習わしが続き邪気を祓うため鬼門の方角に置かれるようになりました。
2.ガジュマル
沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる樹木の精霊が宿るといわれています。
ガジュマルは熱帯~亜熱帯地方に分布する常緑高木なので暖かくて日光のある場所を好みます。
日光にあてること、水のやり方には気を配る必要がありますが、基本的には育てやすい観葉植物です。
科・属 | クワ科・イチジク属(フィカス属) |
英名 | Chinese Banyan,Malayan Banyan |
学名 | Ficus microcarpa |
原産地 | 沖縄・東南アジア・ミクロネシア・台湾・オーストラリア |
育てやすさ | ★★★★☆ |
ガジュマル
- ガジュマルは人気の観葉植物です。沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿るといわれています。ガジュマルは熱帯~亜熱帯地方に分布する常緑高木なので暖かくて日光のある場所を好みます。日光にあてること、水のやり方には気を配る必要がありますが、基本的には育てやすい観葉植物です。 また、ガジュマルは、幹の途中から気根という根を出しています。気根が地中に付くと太くなり、ガジュマルの木を支える支柱根となります。地植えにされているガジュマルはこの気根が多く、風に揺れる気根は不思議な雰囲気を醸し出しています。 ガジュマルのその太い幹とまるく厚みがある濃い緑色をしている葉は生命力を感じさせ、独特な形をしているので人気があります。鹿児島県沖永良部島の国頭小学校の校庭には樹齢100年を超える日本一のガジュマルが植えられています。 ガジュマルには尖閣ガジュマルやパンダガジュマルなどの種類があり、葉の形などが違います。
3.金のなる木(カネノナルキ)
金のなる木、名前からして金運がアップしそうな名前ですね。
ベンケイソウ科のクラッスラという多肉植物ですが、金のなる木という名前の方が有名でしょう。
英語では”doller plants”といいます。葉が硬貨に似ていることから名前がついたといわれています。
縁起の良い名前から、縁起物として開店祝い等の贈りものに利用される事も多い植物です。
科・属名 | ベンケイソウ科 クラッスラ属 |
英名 | Crassula portulacea |
学名 | Crassula ovata |
原産国 | 南アフリカ |
育てやすさ | ★★★★☆ |
4.胡蝶蘭(コチョウラン)
「幸福が飛んでくる」を意味する花言葉を持つため、お祝い事や引っ越しなどに贈り物としてよく用いられます。
胡蝶蘭(コチョウラン)とは、その名の通りランの仲間で、花の色は白、ピンク、黄色などがあります。
熱帯地域が原産のため、寒さに弱い植物になります。そのため育てる際には注意が必要です。
科・属 | ラン科コチョウラン属 |
英名 | Orchid |
学名 | Phalaenopsis |
原産地 | 東南アジア |
育てやすさ |
★★★☆☆ |
5.南天(ナンテン)
南天の赤い実と葉は、お正月に欠かせない縁起物です。
古典的な園芸品種として知られ、現代でも庭木、盆栽として愛され続けています。初夏の開花から冬の紅葉、結実まで長く鑑賞できるのが魅力です。
「難(ナン)を転(テン)ずる」にかけて、南天は昔から厄除け、幸運を招く木として好まれてきました。
料理に南天の葉と添えるのはそのなごりです。また、南天から削り出した箸を使うと運が上向くとされています。
成長がゆっくりなので時間はかかりますが、南天を大きく育てて自前の箸を作ってみてはいかがでしょう。
科・属 | メギ科ナンテン属 |
英名 | heavenly bamboo |
学名 | Nandina domestica |
原産地 | アジア |
育てやすさ | ★★★★☆ |
- 南天(ナンテン)は、赤い実がお正月の花材として欠かせないメギ科の常緑低木で、古典園芸植物の一つです。日本では関東以西で自生し、栽培も容易です。初夏に白い花が開花しますが、一般的には赤い実の季節の冬が鑑賞期で、もっとも目立つ時期です。 南天(ナンテン)は、冬でも濃い緑が茂る様子や赤い実をつける特徴から縁起物として好まれ、古くから魔除け、厄除け、無病息災を願い、多くの家庭で栽培されてきました。 和名の「南天」は、難を転じる「難転」や「成天」の意味合いで、不浄をはらうために玄関やお手洗い、鬼門と呼ばれる方角に方位よけとして植えられるようになりました。 南天(ナンテン)は観賞するだけでなく、実を焼酎、氷砂糖とともに漬け込んだ南天酒は咳止めや喉の痛みなどの民間薬として利用されてきたほか、「南天のど飴」として販売されています。 お赤飯や煮物、魚など、料理の上に乗せられる南天(ナンテン)の葉は、縁起物としてだけではなく、防腐や殺菌を目的として使われています。
いかがでしたか?
引越しや一人暮らしの方やオススメをするときに参考にしてみてくださいね♪