綺麗な花には毒がある!?身近で危険な植物たち
LOVEGREEN編集部
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「綺麗な花には棘がある」なんて言いますよね。それと同じように、身近な植物にも毒を持っている植物はたくさんあります。毒を持っている植物と知らずに植えていて、子どもやペットがうっかりいじってしまったら!なんて考えると怖いですよね。そうならないためにも、身近な毒を持っている植物を紹介します。
目次
トリカブト
毒のある部分:全草
症状:下痢・嘔吐・麻痺・呼吸困難など
トリカブトは毒がある植物として有名ですよね。古くからその毒性は知られていて、毒矢に塗って使われたとの記録も残っています。花粉にまで毒があるので要注意。日本三大有毒植物の一種。あとふたつは「ドクゼリ」と「ドクウツギ」。
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ジギタリス
毒のある部分:全草
症状:頭痛・吐き気・下痢など
釣鐘型の花を咲かせる、ガーデニングでは使われることの多い植物です。強心作用もあるため、昔は薬用のハーブとして使われていたようです。毒は全草にありますが、特に葉に多いそう。
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スイセン
毒のある部分:全草
症状:嘔吐・下痢・頭痛・皮膚炎など
早春に咲く球根植物で、ガーデニングでは定番の植物です。花の少ない時期から花を咲かせるため、花壇などによく利用されていますが、葉がニラ、球根がタマネギにまちがえられ、毎年数件の誤食の事例がある植物です。特に球根に毒があります。
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すずらん
毒のある部分:全草
症状:嘔吐・下痢・不整脈など 酷い場合は心肺停止
ころんと小ぶりで可愛らしい白い花と、鮮やかな緑色の葉が美しい球根植物です。一般的に知られている植物ですが、すずらんの葉には青酸カリの15倍もの強い毒があると言われています。花粉が食べ物に落ちてしまっただけでも毒性を発揮します。
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福寿草
毒のある部分:全草
症状:嘔吐・下痢・呼吸困難・心臓麻痺など
早春の寒い時期から芽をだし、花を咲かせます。「福寿草」の名前から縁起物としても知られる植物です。トリカブトに並んで注意が必要。同じくキンポウゲ科の植物は毒を持っているものが多くあります。
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クリスマスローズ
毒のある部分:全草
症状:皮膚炎・水泡・不整脈など
冬のガーデニングで人気の植物です。手入れの際に触ったりするとかゆみが出ることもあります。学名の由来はギリシャ語の「殺す食べ物」。心臓毒などの成分も含まれています。ヨーロッパでは狩猟の際に矢じりに塗る毒として使われていました。
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シクラメン
毒のある部分:根・茎
症状:嘔吐・下痢・痙攣・皮膚炎・胃腸炎など
冬の植物として、庭や室内でごく一般的に栽培されています。シクラメンは室内栽培が基本なので、小さいお子さんなどが目を離したすきにいじってしまわないように気をつけましょう。
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これらの植物の中には漢方などに薬用として使われてきた植物や害虫対策などに使われるものもあります。毒性があるからといって、植物には罪はありません。気をつけさえすれば問題はないので、ガーデニングの参考にしてみてください。
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