「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑21-30件 / 全1414件

LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ヘレニウム

  • ヘレニウムは、初夏から秋に色鮮やかな花が咲く北アメリカ原産のキク科の多年草。さまざまな種類があり、品種によって初夏から咲き始めるものと晩夏から咲き始めるものがあります。 咲き始めは平べったい花芯部分が、咲き進むにしたがって半球状に盛り上がってくることが和名の「団子菊(ダンゴギク)」の由来です。 耐寒性、耐暑性ともに強く、やせ地でも育つほど丈夫な草花です。種類によって多年草と一年草がありますが、多年草は一度植え付ければほぼ放任で育ちます。多花性で色鮮やかな花色は、夏から秋の庭で華やかな存在になります。草丈が高くなるものは横にも張るので、庭や花壇、ボーダーガーデンなどの地植えが向いています。

リューココリーネ

  • リューココリーネはユリ科の球根の花で、秋に球根を植え付けると5月~6月に星形の美しい花が開花します。名前の由来は、ギリシャ語の「leukos―白い」、「kotyne―こん棒」から来ていて、花の中心部分の仮雄蕊(かゆうずい)と呼ばれる部分がこん棒に例えられたことからきています。 透明感のある涼しげな花は切り花として人気があり、2月~3月が流通のピークです。花にはほのかな甘い香りがあり、香りは品種によって若干違い、バニラの香り、スパイシーな香りなどがあります。

カワラナデシコ(河原撫子)

  • カワラナデシコ(河原撫子)は、日本にも自生している多年草。本州、四国、九州に分布しています。7月~10月頃に、花びらの先に細かい刻みがある花を咲かせます。花色は白、ピンク、淡紅紫色、濃紅紫色などがあります。茎の上部でいくつか枝分かれし、その先に花を咲かせ、カーネーションのように長めのガクがついています。葉は細くて長く、茎を巻き込むようにつき葉柄はなく、草丈は30~80cm程度です。 そもそもナデシコという名前は、撫でるように可愛い花という意味から付けられています。カワラナデシコ(河原撫子)は、生息している場所が主に河原であるためその名が付けられました。同属で中国原産のカラナデシコ(唐撫子)と区別するために、ヤマトナデシコ(大和撫子)と呼ばれることもあります。 カワラナデシコ(河原撫子)は、古くから園芸植物として栽培されてきた「古典園芸植物」の一種です。江戸時代には品種改良されたものも出回っていたようです。カワラナデシコ(河原撫子)は万葉集に数多く詠まれたほか、枕草子や小林一茶などの俳句にも登場するなど古くから親しまれてきました。 カワラナデシコ(河原撫子)の漢方としての名前は「瞿麦(くばく)」といいます。「瞿麦」はカワラナデシコ(河原撫子)の開花中の全草を指します。生薬では開花中の地上部を乾燥させたものを使います。 ナデシコは、秋の七草のひとつにも数えられます。秋の七草は、万葉集に詠まれた「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」がもとになっていますが、「撫子の花」は、カワラナデシコ(河原撫子)のことだと言われています。

フウセントウワタ

  • フウセントウワタは、南アフリカ原産のガガイモ科の多年草。霜が降りない地域であれば露地で越冬可能ですが、日本では主に一年草として扱われています。 初夏に白い花が咲いたあとに、夏から秋にかけて緑の風船のようなユニークな果実が実り、切り花やドライフラワーとして利用されています。

クロコスミア(ヒメヒオウギスイセン)

  • クロコスミア(ヒメヒオウギスイセン)は、夏に鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる南アフリカ原産の球根植物。日本には観賞植物として渡来し、現在は野生化したものがよく見られます。強健で乾燥に強く、丈夫で増えやすい植物です。冬は休眠しますが、植えっぱなしで管理でき、ほとんど手がかかりません。 近年、植物分類が変わり、旧学名のモントブレチア、新学名のクロコスミア、和名のヒメヒオウギスイセンなど、複数の名前で呼ばれています。

酔芙蓉(スイフヨウ)

  • 酔芙蓉(スイフヨウ)は芙蓉(フヨウ)の園芸品種で、朝は白、午後になるにつれてピンクに変化する花色がお酒に酔った人のようであることから酔芙蓉と名付けられました。名付け親は、NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルになった植物学者、牧野富太郎博士です。 酔芙蓉(スイフヨウ)の花が咲き始めるのは早くて7月後半。主には8月~10月が開花時期です。ひとつひとつの花は一日花で夕方にはしぼみますが、夏から秋にかけて休みなく次から次へと開花します。ピンクの色みは、淡い色から時間の経過とともに赤みを増し、夕方近くになると濃いピンクへと変化します。 自然樹形で育てると放射状に株立ちに生長します。手のひらのような形の大きな葉、伸びやかに広がる枝から優しい雰囲気の大輪の白やピンクの花が咲く姿はとても目を引きます。

トリトマ

  • トリトマは、南アフリカ原産のツルボラン科の多年草です。トリトマの名は旧分類の学名で、現在の学名クニフォフィアの名で呼ばれることもあります。 園芸品種が多く、高性種から矮性種まで流通しています。初夏から秋にかけて株元から長い花茎を立ち上げ、黄色やオレンジの小さな花が穂状となり下から上に向かって咲き進みます。開花期間が長く、1本の花としても日持ちがします。 強健で一度植え付ければ数年は植えっぱなしで管理でき、終わった花茎を切る程度の管理で済むため、真夏の庭に植栽すると威力を発揮します。庭、花壇、ボーダーガーデンなどに群生させると、シャープな葉とビタミンカラーの花が夏の庭の中で目を引く存在になります。

スネールフラワー

  • スネールフラワーは、中米から南米の熱帯地域原産のマメ科の多年草です。カタツムリのようなユニークな花の形からSnail(カタツムリ) flowerと呼ばれています。 つる性で地植えにすると5m以上伸びるため、夏のグリーンカーテン素材として利用されています。暑さに強く、ぐんぐんとつるを伸ばしたあちこちから、透明感のある淡い紫色の花が開花し、とても涼し気な印象です。 原産地では多年草ですが、日本では露地での越冬が難しいため、一年草として扱われています。温室などの環境で栽培すると、年間を通して開花することがあります。

グァバ

  • グァバは春から初夏に白やピンクのきれいな花を咲かせ、花後に淡い緑色の洋ナシに似た形の果実をつけ、その実は晩夏から秋に黄緑色に熟して香ります。果肉は赤やピンク、白、クリーム色などがあります。パパイヤ・マンゴーと並ぶ代表的なトロピカルフルーツのひとつです。熱帯地域で広く栽培されている常緑の低木で、日本では沖縄県や鹿児島県で多く育てられています。 グァバの実はビタミン、食物繊維、ポリフェノールなどの栄養を豊富に含み、タネごと生食することもでき、ジュースやジャムなどの加工食品の材料としても用いられます。また、グァバの葉にはタンニンが含まれることから漢方などの健康茶にも使われています。 グァバは、スペイン人がブラジルの原住民の言葉からつけたguayabaから転じてその名になったそうです。また、グァバの和名「蕃石榴」(バンジロウ)は、蕃(外国)と石榴(ザクロ)を表わす漢名の蕃石榴(バンシルー)が、沖縄でバンジロウに転じたことに由来すると言われています。  

紅花(ベニバナ)

  • 紅花(ベニバナ)は、5月~7月にアザミに似たオレンジや黄色の花を咲かせるキク科の一年草。花色は、花の咲きはじめは黄色、咲き進むにつれて紅色に変化していきます。丈夫で花もちが良く、乾燥させても色が落ちないので、切り花のほかドライフラワーとしても親しまれています。 紅花(ベニバナ)には黄色と紅色の色素が含まれ、どちらも染料として利用されています。種からは良質な油がとれ、「サフラワー油」の原料としてもおなじみです。

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

  • Instagram
  • Facebook
  • LINE
  • Twitter

関連サービス