オニユリ
- オニユリは原種のユリのひとつで、耐寒性、耐暑性に優れることから、日本の至る所で野生化しています。オニユリの背丈は100~200cm程度、オレンジ色の花には斑点があり、花弁はそっくり返ったような印象的な見た目をしています。発色の良い花は、夏の野山でよく目立ちます。 オニユリの特徴的なところと言えば、むかごができることです。むかごは、葉の上にひとつずつでき、これをまくと3~4年で開花します。見た目がとても似ているコオニユリには、むかごはできません。 また、オニユリの球根は「ユリ根」と呼ばれ、薬用や食用にもされています。ユリ根はオニユリ、コオニユリ、ヤマユリの鱗茎のことをいいますが、最近流通しているのはコオニユリがほとんどのようです。