ヤマユリ
- ヤマユリは、ユリ科ユリ属の球根植物。日本原産で、本州の山林や斜面、草原に自生しており、香りが良く美しい花を咲かせることから、たくさんの園芸種の親となったユリです。 ヤマユリは、草丈は1~2m程度、葉は細長く先がとがった狭被針型で、色は濃いグリーン、縦に線が入っています。花径20~25cmの大きな花を横向きに咲かせ、6枚の花びらを放射状に開き、先は反り返ります。花色は白、中心から外側に向かって黄色の帯状の線があり、赤から紫褐色の斑点が入ります。 ヤマユリは、花の大きさ、美しさ、香りの良さから、日本だけでなく、ヨーロッパでも注目され、人気の花となりました。英名の Golden-rayed lily は、金色に輝くユリという意味で、花の黄色の黄色の帯状の線から命名されました。また、カサブランカをはじめとするオリエンタルハイブリッドという園芸品種グループの親としても有名です。 ガラス細工のような質感の花びらは、傷がつきやすく、傷ついた箇所から茶色く変色してしまうので、扱いには注意が必要です。