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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

カツラ(桂)

  • カツラ(桂)は、カツラ科カツラ属の落葉樹です。葉は、丸やハートのようなかわいい形で、公園や街路樹としてよく見られ、最終樹高は20~30m程度になる高木です。 雌雄異木で、葉が出る前に赤い花が開花し、開花期は木全体がうっすらと赤く染まります。花の終わりごろから出る若葉や新緑、青葉は非常に魅力的であるとともに秋の黄葉も大変美しい木です。 剪定である程度低めに仕立てることはできますが、個人宅に植栽する場合は広いスペースが必要です。

ヒソップ

  • ヒソップはシソ科の半常緑低木のハーブ。ミントに似たさわやかな香りを持ち、葉には苦みも感じられ、アロマオイル、お茶、料理の臭み消しなど、様々な用途で利用されています。 初夏から夏の間、穂状の花が開花し、色は紫、白、ピンクがあります。花がとても美しいことから園芸素材としても利用され、庭や花壇に植えると穂状の美しい花が引き立ちます。 苗で流通する時点では草花の趣ですが、低木に分類されるため、株元の古い枝は次第に木化します。

ユリ(百合)

  • ユリは、ユリ科ユリ属の球根植物の総称です。北半球の温帯を中心に、約100種が分布しており、日本には約15種が自生しています。ヨーロッパでは、バラの次に人気のある花とされ、古くから栽培されてきました。 日本のユリは美しい品種が多いため、ヨーロッパに渡り、大変な人気を博したといいます。奄美や沖縄原産のテッポウユリは、ヨーロッパに伝わると、美しさと強健さからマドンナリリーに取って代わり、教会で使用されるようになりました。ヤマユリは、花の大きさと香りが高く評価され、多くの園芸品種の親になっています。ほかにも、日本のユリを親とした園芸種がたくさん作出されています。 オリエンタルハイブリッドという園芸品種のグループは、日本のヤマユリ、ササユリ、カノコユリを親として作出されました。香り高く、美しいことで有名なカサブランカは、このグループになります。アジアンティックハイブリッドは、アジア原産のオニユリ、イワトユリなどを中心に作出されたグループで、オレンジ色のユリが多いのが特徴。ロンギフロールムハイブリッドは、日本のテッポウユリやタカサゴユリを中心に交配して作出されたグループです。

アイリス

  • アイリスは、アヤメ科アヤメ属の総称で、世界中にたくさんの種類があります。日本に自生しているアイリスは、昔からの自生種が7種、帰化した種類も含めると約10種といわれています。 アイリスの種類には、アヤメやカキツバタ、ハナショウブ、イチハツの他に、ダッチアイリスと呼ばれる球根アイリス、ジャーマンアイリス、シャガ、さらに冬に花が咲くカンザキアヤメなどがあります。さらに、美しい園芸種もたくさん流通しています。日本に自生するアヤメやカキツバタは、紫系の花色が特徴ですが、ジャーマンアイリスや球根アイリスは、紫以外に黄やオレンジ、白などの花色があり、いずれも豊かな花色と整った草姿の美しい種類ばかりです。学名の Iris は、ギリシャ神話に登場する虹の女神イリスの名前に由来します。虹の女神の名前が当てられるほど、アイリスは色彩豊かな花だということのようです。 アイリスの多くの品種は、明るい草原や草地に自生しています。ハナショウブやイチハツのような水辺を好む品種はごく一部で、多くは乾燥した草地を好みます。このため、水がない庭でも栽培が容易です。アイリスを育てる際には、品種ごとの特性を確認してから購入するとよいでしょう。      

ホトケノザ

  • ホトケノザは、シソ科オドリコソウ属の越年草。日本に自生する在来種の越年草で、一般には野草として扱われています。田んぼや畑、畔、道路脇など、身近な場所で見かけます。子供のころに蜜を吸って遊んだ記憶がある方もいるのではないでしょうか。 ホトケノザという名前は、葉のフォルムが仏様が座る蓮座のように見えるところから「仏の座」と呼ばれるようになったというのが由来です。他にも葉が段状につくことから「サンガイクサ(三階草)」という別名も持ちます。非常に強健で痩せ地でも育ちますが、肥沃な土壌のほうが花付きや、葉の色つやが良くなります。花は、シソ科特有の唇形花(しんけいか)で、昆虫が蜜を求めて下の花びらに乗ると、花が開く仕組みになっています。 ホトケノザは、秋に芽吹き、春に開花して、夏には枯れていく越年草です。環境が合えば、秋でも冬でも花茎を伸ばし、赤いつぼみを付けています。ホトケノザは、閉鎖花を付けるという特徴があります。閉鎖花とは、花を咲かせずにつぼみの状態で、授粉を済ませること。花を咲かせる環境が整っていない季節でも種子を作る、ホトケノザの知恵です。 タンポポのように遠くまで種子を飛ばす手段は持っていないので、種にエライオソームという糖質をまとわせ、甘いものが好きな蟻に運んでもらうという方法と、こぼれ種で増えるという地味な方法を取っています。どちらにせよ、あまり遠くまで種は旅立っていきません。春の野原で、ホトケノザが群生している姿を見かけるのは、こういった理由からのようです。  

ギンバイカ(マートル)

  • ギンバイカ(マートル)は、初夏に白い小さな花を咲かせるフトモモ科常緑低木。花が梅に似ていることから「銀梅花」という名が付けられ、冬にはオリーブに似た黒い実を付けます。花や実が美しいだけでなく、香りも良いため、「ギンコウバイ(銀香梅)」と呼ばれることもあります。 花、葉、実は、ハーブとして利用され、肉料理などの香りづけ、精油の原料やポプリの材料として利用されています。ハーブとして扱われる場合は「マートル」という名前で流通しています。 丈夫で育てやすく、病害虫の心配もありません。関東以西では屋外で越冬できるため、鉢植えだけでなく庭木やシンボルツリーとして人気があります。常緑で葉の密度も高く、刈り込みにも耐えるので、生垣やトピヤリーの素材としてもよく使われます。つやのある小さな葉が密集した枝は、枝物花材として「祝いの木」や「ギンバイカ」の名で流通しています。 なお、フトモモ科の植物に名前が似ているレモンマートルがありますが、ギンバイカ(マートル)はギンバイカ属、レモンマートルはバクホウシア属のため、分類的には別の植物です。

スイートピー・アズレウス

  • スイートピー・アズレウスは、美しい青い花が春から初夏に開花するマメ科のつる性一年草。一般的なスイートピーよりは、花が小ぶりです。つる性ですが自ら絡みついていかないため、適度に誘因をしながら管理します。透明感のある美しい青花は、春から初夏の庭を爽やかな雰囲気にしてくれます。

椿(ツバキ)

  • 椿(ツバキ)は、ツバキ科ツバキ属の常緑高木あるいは低木で、ヤブツバキやユキツバキ、その他園芸品種の総称です。日本を代表する花木の一つで、寒い季節に色鮮やかで華やかな花を咲かせることや、常緑でつやのある葉の美しさから、寺社、庭園や公園、庭木、生垣と様々場面で利用されています。椿(ツバキ)の中でも日本に自生しているのは、ヤブツバキとユキツバキです。ヤブツバキは、常緑高木で本州から九州まで、ユキツバキは、常緑低木で東北地方で見られます。 椿(ツバキ)は、先の尖った卵型のつやと厚みのある葉を持ち、密度高く葉を茂らせた枝の先に杯状の花を咲かせます。花色は、赤、ピンク、白、複色。花びらには厚みがあり、花芯にはこんもりと黄色のしべ類が集まっています。椿(ツバキ)の花びらは傷つきやすく、自らの葉に触れても茶色く変色してしまうほどです。雪が降るような寒い季節には、霜よけ葉と呼ばれる葉が花を覆うようにして寒さから守っています。葉が花を守りながら、時にはその葉が花びらを傷つけてしまうこともあるのだから、皮肉なものです。 椿(ツバキ)は、古くから日本人に愛されてきた花木で、江戸時代には盛んに園芸品種が作出されました。その後18世紀にはヨーロッパに渡り、東洋からやってきた美しい花として珍重され、19世紀には流行の花となったといわれています。デュマ・フィスの小説「椿姫」に登場するマルグリットは、劇場の自分の席に赤い椿と白い椿を飾っていたことから、椿姫と呼ばれるようになりました。また、シャネルのモチーフとして有名なカメリアは、八重咲きの椿(ツバキ)の花です。ココ・シャネルは、カメリアの花を最も愛したといわれています。

シャガ

  • シャガは、アヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。日本の北海道南部から本州、四国、九州の山林に自生します。葉はつやがあり、長さ30~60cmで、株元から扇形に広がります。茎は高さ30~70cmほどで分枝し、楚々とした雰囲気の美しい花を咲かせます。花は直径5cmほどで、外側の3枚の花びらは白や淡い青紫色、中央にオレンジに近い黄色の斑紋のあるトサカ状の突起と、その周囲に紫色の斑点があります。 シャガは学名が Iris japonica というので、日本原産のようですが、実際の原産地は中国です。日本には古くに中国から渡来したとされていて、シャガという名前は、ヒオウギの中国名である「射干」に由来するといわれています。日本に自生するシャガは、種を作らず地下茎で増えていきますが、中国では種を作ります。木漏れ日が入るような山林の明るい日陰を好み、地下茎を伸ばして増えるので、群生しているこもしばしば。森の中で予期せず出会うシャガの群生は、息を飲むような美しさです。 シャガの花は一日花ですが、1枝に20輪以上をつけることもあり、次々と花を咲かせるので、たくさんの花を楽しむことができます。半日陰を好み、花付きが良く、丈夫で育てやすいのが特徴です。日陰でもたくさんの花を咲かせるので、昔からシェードガーデンの強い味方として愛されてきた花です。

亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)

  • 亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)は、ヤマノイモ科ディスコレア属の冬型の塊根植物。南アフリカ原産で、乾燥した厳しい環境下で自生しているような多年草です。竜を思わせるようなゴツゴツとした塊根が特徴で、塊根の頂上から細いつるを伸ばし、ハート型の葉をつけます。原産地では塊根部のほとんどが土中にあり、上部のみ地上に出ていますが、観賞用に仕立てられて流通しているものは半分以上が地上に露出しています。 冬型の塊根植物なので、冬に生育し、夏は葉茎を枯らして休眠します。休眠中に水を与えすぎると根腐れをしてしまうので、断水するか、控えめに水やりをするように管理しましょう。秋になってつるが出てきたら、明るい窓辺で管理します。冬の間にしっかりと光合成をさせて、塊根部を太らせるようにしましょう。

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