ティランジア・ロエズリー ティランジア(エアプランツ) ペルー原産のタンクティランジアです。 紫外線に当たると葉にドットが出てきます。徒長しやすいため、明るい場所に置くと良いです。 普通、タンクタイプはミズゴケや軽石で素焼き鉢に植え込みますが、ペルーのタンクティランジアはコルク付けにした方が成績が良い場合が多いようです。 性質的には強健で、比較的育てやすいティランジアと言われているようです。
ティランジア・ロゼイフローラ × ティランジア・スプレンゲリアナ ティランジア(エアプランツ) ブラジルの固有種であるロゼイフローラとスプレンゲリアナの交配種です。 どちらも美しい赤花を咲かせることで有名で、本品種はその両品種を掛けあわせた非常に魅力的な交配種になります。 草姿もロゼイフローラの薄い葉がスプレンゲリアナのように涙型にまとまっており、非常に美しいです。 性質的にはロゼイフローラとスプレンゲリアナと同じで水を好みます。
ティランジア・ゲミニフローラ × ティランジア・スプレンゲリアナ ティランジア(エアプランツ) ブラジルのリオデジャネイロ州カボフリオで採取されたゲミニフローラとスプレンゲリアナの自然交配種です。 ゲミニフローラもスプレンゲリアナも同じ場所に自生しているため、このようなことが発生したと推測されます。 性質的には丁度両品種の中間に位置し、ゲミニフローラほど乾燥に弱くはありませんが、水を好みます。 花が美しい両品種の形質を引き継いでおり、美花種になります。 流通量は少ないですが、極端に増えにくいということではないようです。これからの流通が非常に楽しみな品種になります。
ティランジア・スファエロセファラ ティランジア(エアプランツ) ボリビア原産のティランジアで、メタリックの薄い葉が美しい品種です。 葉が薄いため暑さに弱い印象がありますが、意外と強健で、根張りも良く比較的育てやすいです。 ティランジア・シュレイテリー(T. schreiteri)のシノニムという説もあります。
ネオレゲリア 熱帯植物 ネオレゲリアはブロメリア科に属するネオレゲリア属の総称です。 中心部と葉と葉の間に水を溜め、さらに葉が硬いことから硬葉系タンクブロメリアに分類されています。 ブロメリア科の中で最も多くの交配種が創られており、種の同定が非常に難しいです。 エクメアに草姿が似ているものがありますが、花の咲き方で見分けることができます。 エクメアは基本的に花序を上げて開花しますが、ネオレゲリアは葉の中心部に密集して花を咲かせます。 増え方も特徴的で、ランナーと呼ばれる枝を伸ばし、その先端部に子株を付けます。 岩や木、地面などから生えており、着生植物の仲間になります。 日光をよく当てたほうが葉の色が奇麗に出ますが、真夏の直射日光などに当ててしまうと葉の色が抜けてしまうことがあるため、夏場はよく観察して必要であれば遮光などの処置をするとよいでしょう。
ヘリコニア 観葉植物 熱帯アメリカ~南太平洋諸島に分布しているオウムバナ科の植物の総称です。 以前はバショウ科に分類されていましたが、独立してオウムバナ科になりました。 茎の様に見えるものは偽茎(葉鞘が茎を幾重にも重なって外見上茎にみえるもの)で、地下茎によって増えます。 花は非常に豪華で、花苞(花を包んでいる部分)がオウムのくちばしのように見えることからオウムバナと呼ばれています。大きいものでは数mの花序を下垂させ、非常に迫力があります。 また、鳥媒花で自然交雑種も多くあるそうです。
ティランジア・アエラントス・マヨール ティランジア(エアプランツ) アエラントスの非常に大きくなる品種です。 性質的には基本種と同様にとても強く、育てやすいティランジアです。 葉が硬質で折れやすいため、扱いには注意が必要です。
ティランジア・サマンサ ティランジア(エアプランツ) ティランジア・サマンサはティランジア・カルムバチェリとティランジア・モーレアナの交配種です。 親はどちらも似た草姿ですが、双方の良い所を引き継いだ優秀な交配種だと思います。 花もブリブリとした肉厚な花苞と豪華な花序が特徴です。 よく緑葉タイプのキセログラフィカと言われますが、まさにその通りで、比較的大型になり、非常に似通っています。 葉が薄いため夏は葉が丸まりますが、涼しくなってくると張りが出てきます。 成長速度は比較的はやいですが、その分徒長しやすいため室内での管理には注意が必要です。
テンナンショウ 観葉植物 テンナンショウはサトイモ科テンナンショウ属に分類される植物の総称で、有名なものではマムシグサやウラシマソウなどがあります。 テンナンショウは日本にも自生しており、ウラシマソウなどはカンアオイなどと同じように古典園芸植物として楽しまれています。 テンナンショウの花の形はカラーに似ており、美しいのですが、果実に毒があり、誤って口にいれると中毒を引き起こす場合があるそうです。 これは果実に含まれているシュウ酸カルシウムが原因と言われています。 普通に観賞用として育てている場合は誤食してしまう可能性は低いでしょうが、山菜採りなどに出かけた場合は誤って採取しないように注意しましょう。 また、観葉植物の中でも山野草に分類され、品種によっては高山植物に分類されるものもあるため栽培難易度はやや高めです。