クロッカス
- クロッカスは、早春に香りの良い花を咲かせる、アヤメ科クロッカス属の球根植物です。クロッカスには、春咲き種と秋咲き種があり、園芸上は、主に春咲き種がクロッカスと呼ばれています。秋咲き種の代表は、サフランです。ここでは、春咲き種のクロッカスについて紹介しています。 クロッカスは、草丈5~10cm程度と小さく、地面から細い葉を広げ、その中心に鎮座するようにかわいらしい花を咲かせます。花の直径は3~4cm程度と小ぶりで、花色は、白、黄、紫、さらに縞模様が入る複色などがあります。花は日光に反応して開き、夜には閉じるのが特徴。他の草花が芽吹く前の早春から咲きだすので、春の訪れを報せてくれるようなかわいらしさがあります。花も草姿も小ぶりなので、何球かをまとめて植えると、群生しているような美しい光景を楽しめます。 クロッカスの球根は、ヒヤシンスのように水耕栽培で育てることができます。水耕栽培のクロッカスは、屋外のものよりも少し早く咲くので、一足早く春の香りを楽しむことができます。