行者にんにく
- 行者にんにくは、ヒガンバナ科ネギ属の多年草。日本の近畿地方以北、朝鮮半島、中国などの山林に自生している植物で、春の山菜の一つとして人気があります。行者(修行者)が食べていたこと、にんにくに似た強い香りがあることが名前の由来といわれています。厳密には、にんにくとは同属別種の植物です。つまり、にんにくの葉が行者にんにくになるわけではありません。また、アイヌの人たちにとっては食料であり、魔除けにも使用する大切な植物であり、アイヌネギという別名もあります。 行者にんにくは、地下に直径10cmほどの鱗茎を持ち、春に芽吹いて、最終的に草丈30~50cmまで生長します。葉は先の尖った楕円形で長さは20cm程度、7月に花茎を伸ばし、白いボールのような花を咲かせると、葉は枯れていきます。春に芽吹いて展開する前の葉を山菜として食べます。 行者にんにくの葉は、スズランに似ていることから誤食の危険があります。スズランの近くには植え付けないよう、注意してください。