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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。

ボケ

  • ボケは、梅のような花を咲かせる樹高2~3mほどになる落葉低木。花の美しさから庭木としても人気があり、枝には鋭いトゲがあるので防犯の役割を果たすとされ、生垣としても利用されています。 11月頃から開花し、極寒期を少し休んで早春から春にかけてたくさんの花を咲かせます。花色は、朱赤、ピンク、白、複色などがあり、満開の時期はとても華やかです。花の後にできる実は、でこぼことしたフォルムで、洋梨やカリン、マルメロに似ていますが食用にはなりません。英名の Japanese quince とは、日本のマルメロという意味。カリンやマルメロに似た果実を実らせることに由来しています。 ボケの歴史は古く、日本に自生しているクサボケや中国のカラボケ、チョウセンボケ、マボケなどを利用し、江戸時代に品種改良が盛んにおこなわれた結果、現在の品種ができあがりました。ヨーロッパでも盛んに品種改良が進み、大輪で華やかなものも生まれ、日本に逆輸入されています。

トリカブト

  • トリカブトは、キンポウゲ科トリカブト属に分類される北半球の温帯~亜寒帯原産の植物です。日本には約30種類ほどがあり、いずれも有毒です。日本三大毒草(トリカブト、ドクゼリ、ドクウツギ)の一つで、根を始めとした全草に毒があります。 毒を持つ植物の代表格として知られるトリカブトですが、実は生け花で広く用いられ、ポピュラーで育てやすい花です。毒草と聞いて栽培できるの? と思う方もいらっしゃると思いますが、花や葉の美しさから園芸品種が多く作出されおり、売買も育てるのも問題ありません。漢方では、附子(ぶし)という名前でトリカブトの根が生薬として使われています。 主に湿度が高い森に生えている多年草で、開花時期は8月~10月、冬は地上部を枯らして越冬します。20cmほどの矮性種から1mを超えるものまで、種によって草丈は様々です。名前の由来にもなったように、兜のように見える独特の袋状をした花を咲かせます。これはミツバチなど虫たちが奥まで入り込むことで効率的に授粉できるようにした工夫です。ただし、花粉にも毒があるので、トリカブトが咲く季節になると養蜂家たちはミツバチを巣箱から出さないようにするそうです。

スギナ(ツクシ)

  • スギナはトクサ科トクサ属のシダ植物で、春から夏にかけて青々とした細い葉を旺盛に繁らせます。春になると地面から顔を出すツクシは、スギナの胞子茎(ほうしけい)です。スギナとツクシは地下茎でつながっていて、スギナは光合成をする役割、ツクシは胞子を飛ばす役割を担っています。スギナはシダ植物なので花は咲きません。ツクシは、スギナの「花」のような存在ともいえます。 ツクシは、3月~4月頃、まだグリーンが少ない野原や河原の斜面などに顔を出します。筆を逆さに地面に挿したようなフォルムが印象的で、春の代名詞のような存在です。全体はベージュに近い色で、節に焦げ茶色の袴(ハカマ)が付いています。ツクシは春に地下茎から伸びてきて、胞子を飛ばすと枯れていきます。スギナはツクシより少し遅れて出てきて、夏が終わる頃まで旺盛に生育し、繁茂します。その後、秋に枯れて翌春また出てきます。 「つくし」や「土筆」は春の季語とされているほか、佃煮や卵とじなど、春の味覚として昔から楽しまれています。また、スギナは乾燥させてお茶にして楽しむことができます。  

カマシア

  • カマシアは北アメリカ原産の球根植物です。秋に球根を植え付けると、春から初夏に6枚の花弁の星型の花が開花します。丈夫で育てやすく数年間は植えっぱなしにでき、日向から半日陰程度までで栽培可能です。 春になると花茎を長く立ち上げ、1本の花茎に30~50程度の花をつけ、下から順に咲き進みます。花色は青、紫、白などがあります。 派手さはありませんが清楚な花は、周囲を引き立ててくれる存在になります。庭や花壇に「まとめて植える」「点在させる」……など、植え付け方の違いでも雰囲気が変わります。いくつか品種があり、それぞれ草丈が違い、矮性種もあります。品種に応じた場所に植え付けるとよいでしょう。

リキュウバイ

  • リキュウバイは中国原産のバラ科の落葉低木で、春に美しい純白の花が開花します。清楚な雰囲気の花は、古くから茶花としても愛されてきました。耐寒性に優れ育てやすいため、庭木のほか、公園樹としても植栽されています。 桜(ソメイヨシノ)の見ごろが過ぎたころに開花し、枝一面が純白の花で覆われます。若葉の緑色との色合いも美しく、和風、洋風、どちらの庭にもマッチします。低木で管理しやすいことから、シンボルツリーとしても好まれています。

ガーデンシクラメン

  • ガーデンシクラメンとは、名前からもわかるようにシクラメンを改良した品種です。シクラメンは冬に室内で楽しむ鉢花の代表ですが、ガーデンシクラメンは、耐寒性があり寒い冬も屋外で楽しむことができます。寄せ植えなどに使う冬のガーデニング植物の定番としてよく用いられます。 寒さに弱いシクラメンのウィークポイントを克服するため、ミニシクラメンの中から特に耐寒性の強い系統を選抜し、冬に屋外でも育てられるように改良されたものがガーデンシクラメンです。冬から春にかけて次々に花を咲かせ、花の少ない時期のお庭を明るく盛り上げてくれます。花の色はシクラメンとほぼ変わらず、赤や白、ピンク、紫などがあります。花の形もバリエーションが豊富です。 購入する際、「ガーデンシクラメン」という表記がなく、「ミニシクラメン」とだけ書かれているような場合は、耐寒性が弱く、強い霜に当たると枯れてしまうことがあるため、買う前に耐寒性の強さを確認することが大切です。寒さにそれほど強くないタイプの場合は、株元にマルチングをしたり軒下で育てるなど寒さ対策を行いましょう。

オオデマリ

  • オオデマリは、初夏に手毬状の花を咲かせる落葉低木。咲き始めの花色はライムグリーンで、日を追うごとに白に変化します。 本種は、ヤブデマリの花が装飾花に変化したものです。大きな花が鞠のようにまとまってつくことから大手毬(オオデマリ)と名づけられ、英名はJapanese Snowballと呼ばれています。 初夏にグリーンから白に変化する花は、新緑の季節に美しく映えます。花の美しさに加え、暑さや寒さに強く丈夫で育てやすいことから、庭木としてだけでなく公園樹としても利用されます。 花色が淡いピンク色の「ピンクオオデマリ」や「咲き分け品種」*などの種類もあります。 *咲き分けとは 1本の木からピンクや白の花が咲く性質。色の割合は、個体差や年によって変わる。

ハナショウブ

  • ハナショウブは、江戸時代を中心に品種改良が進んだアヤメ科の古典園芸植物です。草丈50~100cm程の頂点に花を咲かせます。色は青、紫、ピンク、斑入りな多様で、数千を超える品種があります。 花は3枚の花びらを開かせる三英咲き、6枚の花びらを開かせる六英咲きと八重咲きがあり、葉は細く、くっきりとした脈が隆起しています。 品種の育成地によって大きく分けると、江戸系、伊勢系、肥後系、長井古種の4タイプに分けられ、これらの交配種や種間交配によって育成された黄花品種、アメリカなど海外で育成された品種もあります。

サザンカ

  • サザンカは、ツバキ科ツバキ属の常緑低木。本州から沖縄まで自生している日本固有種で、学名の種小名である sasanqua は、和名に由来しています。サザンカの花が咲く時期は10月~4月、秋から春まで長く咲き続けます。マイナス5℃くらいまでの耐寒性があり常緑で、日向から半日陰まで植え付け可能、花付きも良く、あまり手がかからないなどの理由から、昔から庭木として利用されてきました。 サザンカは、花や葉の特徴がツバキによく似ているため、間違えられることの多い花木ですが、花びらやしべ類の付き方、葉の特徴などに違いがあります。サザンカの花びらは1枚ずつ平たく広がるように開き、ツバキのようにつながっていません。雄しべは、ツバキのように筒状にならず、1本ずつ付いています。サザンカの葉はツバキに比べて小さく厚みがあり、葉の縁にはギザギザとした鋸歯があり、細毛が生えています。 また、ツバキの花は、花首からぽとりと落ちるのに対し、サザンカ は、花びらが1枚ずつ散っていく様子も違います。

ミズヒキ

  • ミズヒキは、夏から秋にかけて糸のような細い花茎に小さな花を咲かせる多年草で、茶花としても好まれています。お正月飾りや慶事の熨斗(のし)に添える水引に似ていることが名前の由来です。 赤花が一般的ですが、ギンミズヒキと呼ばれる白花種もあります。なお、名前が似ているキンミズヒキ Agrimonia pilosa という黄花を咲かせる植物はバラ科なので、ミズヒキとは別種の植物です。 雑草のように山野に生えているたくましい植物で、落葉樹の足元など、明るい半日陰になる場所を好みます。湿った場所を好みますが、乾燥にもよく耐えます。こぼれ種で増えるため、放っておくと広がって群生します。増えすぎて困る場合は、数年に一度は株を整理しましょう。さらにミズヒキの種は、動物や人の衣服に付いて移動します。「こんなところから?」という場所からミズヒキが生えてきたら、服に種を付けて持って帰ってきてしまったのかもしれません。

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