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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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リンドウ

  • リンドウは、リンドウ科リンドウ属の多年草で、リンドウの変種である Gentiana scabra var. buergeri のことを指す名前であり、近縁種の総称としても使用されます。リンドウ属は種類が多く、他にエゾリンドウやオヤマリンドウなどが、日本の山野を中心に自生しています。 リンドウは、枕草子に登場するほど、昔から日本で愛されてきた花です。春に細い葉の新芽を出し、秋の始まりと共に花芽をつけて、釣鐘型の花を上向きに咲かせます。寒くなる頃には地上部を枯らして休眠し、また春に芽吹きます。根に薬効があり、乾燥させたものが竜胆という名前で生薬にされています。 リンドウは、草丈20~100cm、真直ぐに伸びた茎の上部の節に数個ずつ花を咲かせます。花の直径は3~5cm程、釣鐘型で先が5つに分かれ、花びらの先は尖っています。花色は、多くは紫系ですが、ピンクや白もあります。開花期間が長く、9月~11月まで花を楽しめます。 日当たりの良い場所を好みますが、強い直射日光や高温多湿が苦手なため、真夏は半日陰程度の風通しの良い場所で管理するとよいでしょう。品種改良が盛んで、多くの園芸品種が作出され、鉢花や切り花などでも流通しています。高貴な印象があり、敬老の日にプレゼントする花としても人気があります。

ツバキ

  • ツバキは、ツバキ科ツバキ属の常緑高木あるいは低木で、ヤブツバキやユキツバキ、その他園芸品種の総称です。日本を代表する花木の一つで、寒い季節に色鮮やかで華やかな花を咲かせることや、常緑でつやのある葉の美しさから、寺社、庭園や公園、庭木、生垣と様々な場面で利用されています。ツバキの中でも日本に自生しているのは、ヤブツバキとユキツバキです。ヤブツバキは、常緑高木で本州から九州まで、ユキツバキは、常緑低木で東北地方で見られます。 ツバキは、先の尖った卵型のつやと厚みのある葉を持ち、密度高く葉を茂らせた枝の先に杯状の花を咲かせます。花色は、赤、ピンク、白、複色。花びらには厚みがあり、花芯にはこんもりと黄色のしべ類が集まっています。ツバキの花びらは傷つきやすく、自らの葉に触れても茶色く変色してしまうほどです。雪が降るような寒い季節には、霜よけ葉と呼ばれる葉が花を覆うようにして寒さから守っています。葉が花を守りながら、時にはその葉が花びらを傷つけてしまうこともあるのだから、皮肉なものです。 ツバキは、古くから日本人に愛されてきた花木で、江戸時代には盛んに園芸品種が作出されました。その後18世紀にはヨーロッパに渡り、東洋からやってきた美しい花として珍重され、19世紀には流行の花となったといわれています。デュマ・フィスの小説「椿姫」に登場するマルグリットは、劇場の自分の席に赤いツバキと白いツバキを飾っていたことから、椿姫と呼ばれるようになりました。また、シャネルのモチーフとして有名なカメリアは、八重咲きのツバキの花です。ココ・シャネルは、白のカメリアの花を最も愛したといわれています。

シカクマメ

  • シカクマメは熱帯アジアが原産のマメ科の野菜で、サヤの断面が四角形をしていることが名前の由来です。野菜としての出回りは若干量なので、今のところ珍しい野菜かもしれません。沖縄では「うりずん豆」と呼ばれます。 四角形のサヤの四隅は翼のようなひだがあり、ギザギザした形のユニークな見た目をしています。この翼のようなサヤから、英名は「Winged bean」という名がついています。 夏にスイートピーに似た、美しい淡い青~紫色の花が開花し、その後サヤが10~13cmくらいになったら収穫の目安です。サヤを食べるのが一般的ですが、花や葉、塊根、豆も食べることができます。 本来は多年草ですが、耐寒性はないため日本では一年草として扱われます。明るい緑色の葉のつるは2~4mほど伸びるので、観賞目的のグリーンカーテン素材として使われることもあります。

シュウカイドウ

  • シュウカイドウは、シュウカイドウ(ベゴニア)科の多年草です。山野の落葉樹の下など、半日陰で湿り気があるような場所で群生しているのを見かけます。楚々とした山野草らしい風情のベゴニアの仲間です。 シュウカイドウは大きな葉の間から茎を伸ばし、その先にうつむくように小さなピンク色の花を咲かせます。いくつにも枝分かれしてその先に花を付けるので、花飾りのような趣があります。耐寒性が強く、地上部が枯れても球根の状態で越冬します。秋に葉腋にできるムカゴが地面に落ち発芽するので、気が付くと群生しているというようなことがあります。 シュウカイドウという名前は、その花の色が春に咲く花木のカイドウ(海棠)に似ていることから、秋に咲く海棠という意味に由来します。左右非対称のハート形の葉が印象的で、この葉の形から「片思い」という花言葉も付けられています。

キンモクセイ

  • キンモクセイは、秋に甘い香りを漂わせながらオレンジ色の小花が開花するモクセイ科の常緑樹です。庭木としての他、公園や街路樹としても利用され、甘い香りのする花は秋の訪れを知らせてくれるような存在です。キンモクセイのオレンジ色の小花をいっぱいにつけた姿は、日差しを受けると名前の通り金色に輝いて見え、秋の風物詩となっています。 キンモクセイという名前の由来は、金色を思わせるようなオレンジ色の花を咲かせること、木肌が動物のサイ(犀)に似ていることによります。名付け親は、植物学の父と呼ばれた植物学者の牧野富太郎博士で、学名にも Makino の名があります。また、遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていました。 キンモクセイの花は食用にもなり、原産地・中国では花を砂糖漬けやシロップ、リキュールなどに利用します。中国茶の桂花茶(けいかちゃ)は、キンモクセイの花を乾燥させたお茶です。

ススキ

  • ススキは、イネ科の多年草。日本の秋を代表するような植物で、中秋の名月にもススキを飾るのが習わしとなっている他、秋の七草のひとつである尾花(オバナ)とはススキのことを指します。 草丈1~2mほどまで大きくなり、晩夏から秋にかけてすっとした細い葉と茎の間から穂を出します。秋の終わりになると種子を風に乗せて周囲に飛ばします。種子と地下茎で増えるので、次第に群生していきます。 ススキは、日当たりの良い、開けた場所を好みます。秋になると河原や線路わきの土手などの開けた場所で、群になって生えているのを見かけます。冬になってもほぼ草姿を変えずにドライフラワーになるので、その様子を枯れススキと呼び、季語にも使用されています。 ススキは身近な場所で見かける野草ですが、斑入り葉の品種や、あまり大きくならない矮性種など園芸品種も作られています。

ギンモクセイ

  • ギンモクセイは、秋に香りの良い花を咲かせるモクセイ科モクセイ属の常緑高木。金木犀よりも少し早いか、ほぼ同じ時期に開花します。また、1つの季節に2~3回繰り返し花を咲かせたり、冬に開花したりすることもあります。 ギンモクセイの木は、表面が灰褐色でザラザラとしています。木肌を動物のサイ(犀)の肌に見立てたこと、白や淡い黄色の花を咲かせることが名前の由来とされています。樹高は3~10m、葉は長さ7~15cm程、表面に光沢があり、縁や先端に小さな鋸歯があります。 ギンモクセイの花は、花径3~4mm程度、花びらが4つに分かれています。花色は、白や淡い黄色、黄色、黄橙色と変異が多いのが特徴です。ギンモクセイという名前から、白い花を咲かせるイメージを持たれがちですが、花色は純白ではありません。金木犀と比べて白に近いという程度です。花には芳香がありますが、金木犀ほど強い香りではありません。 ギンモクセイは、中国からベトナムにかけて自生しています。中国名で「桂花」や「木犀」といい、お茶やお酒の香り付け、木材などに使用されています。

コスモス

  • コスモスは、繊細な茎が風に揺れるように咲くキク科の一年草。秋空の中でそよそよと揺れながら咲くコスモスは、群生させると見栄えがします。 秋の花として有名なコスモスですが、開花時期は6月からのものもあり、夏にも花を咲かせます。コスモスの原産国はメキシコのため、暑さにも強い花です。環境に合えばこぼれ種でも発芽するため、日本全国で夏ごろから花が見られます。 コスモスの花はピンクをはじめ、赤、白、黄色など色合いが豊富です。最近では複色のコスモスも登場しています。咲き方も八重咲、花弁が筒状になったストロー咲きなど多種多様です。

マツバギク

  • マツバギクは、ハマミズナ科の多年草。葉がマツの葉のような形で、キクに似た花を咲かせることから「マツバギク」の名前がついていますが、南アフリカ原産の多肉植物で、春から初夏にかけて開花する花です。草丈低く、地面を這うように横に生長するので、グランドカバーとして使うことができます。また、花壇の縁や石垣、ロックガーデンなどに植栽すると、下垂して花を咲かせるので、花がこぼれ落ちるように咲く光景を楽しむことができます。

ハクモクレン

  • ハクモクレンは、別名ハクレン、ハクレンゲとも呼ばれている中国原産のモクレン科の落葉高木。街路樹、公園、庭園、寺院、個人のお庭など身近な場所にも植栽されています。 つぼみのときは銀色の毛で覆われ、3月~4月に白い美しい大輪の花を咲かせます。樹高は10~15mくらいになり、枝先に白い大きな花が開花します。 通常、モクレンというと紫色のモクレンのことをさすのが一般的で、紫の花はシモクレン、白い花はハクモクレンと呼ばれています。開花時期は同じ3月~4月ですが、ハクモクレンの方が若干早く開花が始まります。

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