「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑371-380件 / 全1474件

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ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)

  • ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)は、春から初夏にかけて開花するケシ科の一年草です。寒さには強いですが高温多湿が苦手なので、日本では一年草として扱われています。梅雨~夏を越すことができれば、二年草、もしくは多年草となることもあります。 ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)は、太陽とともに花が開き、夕方には花が閉じる性質があります。花の形からは想像できないとんがり帽子のような形のつぼみで、かさが取れて開花します。   花びらには光沢があり、太陽が当たってキラキラと咲いている姿はとても目を引きます。   シルバーグリーンの繊細な葉も魅力的です。   ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)は、オレンジ系、アイボリー、オフホワイト、アプリコット、赤、ピンクなど豊富な花色があるとともに、一重の他、八重咲種など咲き方も多様で、新品種が次々と登場しています。   ワイルドフラワーのミックスの種などにも入っていることがあり、公園や公共スペースなどの広い空間の花畑に使われることがあります。青い空とオレンジ色のコントラストは美しく、群生させるととても見事です。

勿忘草(ワスレナグサ)

  • 勿忘草(ワスレナグサ)は、春に小さなかわいい花を無数に咲かせるムラサキ科の一年草。自生地では多年草として分類されますが、暑さと過湿を嫌うので夏越しできないことから日本では一年草として分類されています。環境に合えば、こぼれ種でも増えるほど性質は丈夫な草花です。 ひとつひとつの花は米粒サイズの小さな花ですが、4月~6月、無数に青い小花が開花している光景はとても美しく、目を見張るものがあります。 園芸種として流通している花色は青の他、ピンクや白もあります。また、草丈も高性種が作出され、切り花としても出回りがあります。

モンステラ

  • モンステラはサトイモ科の常緑性多年草。室内に飾る観葉植物としてとても人気があります。南国の雰囲気があり、アロハシャツにもよく描かれています。自生地では、葉茎のサイズが1回りも2回りも大きく育ち、環境が合うとサトイモ科特有の形の花が咲いて実もなります。 熱帯アメリカに生息するつる性(または半つる性)の植物で、20~40種類あると言われています。葉は生長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴が開いたり独特な形になります。乾燥に比較的強く耐陰性もあり、明るい室内でたまに水やりをするだけでも綺麗に育つので、総じて観葉植物としては育てやすい品種のひとつです。 モンステラは葉の縁に水孔(すいこう)と呼ばれる排水器官があるため、朝方モンステラの葉を見ると葉の縁に水滴が付いていることがあります。これは、サトイモ科の植物によく見られる現象で、そのように水滴が付いているのはモンステラが状態良く育っている証拠です。水が足りなくなると葉がふにゃっとなるのでわかりやすいです。モンステラは水が大好きなので葉水(霧吹きで葉っぱに水をかけること)をしましょう。

ムラサキシキブ(紫式部)

  • ムラサキシキブ(紫式部)は、秋に実る紫の実が美しい日本原産の落葉低木です。古くから山地の湿地や森林に自生しています。葉の色は実がなりだす初秋は緑、秋が深まってくると徐々に黄色く色づき、紫色の実と葉の色合いが目を引きます。その美しい実から英名ではJapanese beautyberryとも言われています。実は葉が落葉した後もしばらくついていますが、冬に自然に落下します。 ムラサキシキブ(紫式部)の近縁にコムラサキがあり、流通上はコムラサキも含めてムラサキシキブ(紫式部)として販売されています。園芸店で販売されているムラサキシキブ(紫式部)はコムラサキの方が多いため、個人宅や公園などの公共スペースの植栽で見られるのはほとんどがコムラサキです。それぞれは樹高や実の付き方に違いがありますが(下記参照)育て方に違いはありません。

コレオプシス

  • コレオプシスはキンケイギクやハルシャギクをはじめ、たくさんの種類があるキク科の草花の総称です。国が生態系を脅かす恐れがあるため特定外来生物に指定しているオオキンケイギクもその仲間です。 種類によって一年草と多年草の分類が違い、キンケイギクやハルシャギクは種から育てる一年草、イトバハルシャギク、ロゼア、グランディフロラ、オオキンケイギクは多年草に分類されます。近年は品種改良が盛んにおこなわれ、新品種が多数作出されているほか、種間交配種のハイブリッド種も流通しています。 種類によって開花時期が違いますが、いずれも丈夫で手間いらず、多花性で開花期間も長いため、夏の庭や花壇、鉢植え栽培などに利用されています。黄色やオレンジなど明るくカラフルな色のものが多いため、夏の庭を明るく彩ってくれる存在です。  

ビデンス(ウィンターコスモス)

  • ビデンスは日本に自生するセンダングサをはじめ、世界中に200以上の種類が分布するキク科の草花の総称で、一・二年草と多年草のものがあります。花がコスモスに似ているため、ウィンターコスモスという名でも流通していますが、コスモスの仲間ではありません。 園芸種として多く流通している多年草の改良種のビデンスは、種類によって「夏に咲くもの」や「秋から初冬にかけて咲くもの」など開花時期が違います。また、草丈も種類によって様々なので、苗を購入したらプランツタグで草丈や開花時期を確認しましょう。どの種類も日当たりと風通しの良い場所で育てれば、丈夫でやせ地でも育ち、手間いらずでたくさんの花が開花します。

ネモフィラ

  • ネモフィラは、春にかわいい小さな花をカーペットのように咲かせる一年草です。近年、国営ひたち海浜公園などの一面に広がる青いネモフィラがメディアで紹介され、春の風物詩となっています。 花色は、透明感のある青、シックな黒、白などがあります。繊細な切れ込みの入った葉がこんもりと生い茂る姿は、花に負けず劣らず魅力的で、斑入り品種もあります。 ネモフィラは、庭や花壇へ地植え、プランター、寄せ植え、ハンギングなど様々な条件で栽培でき、横に広がる性質を持つためグランドカバーとしても人気があります。  

ガザニア

  • ガザニアは、南アフリカが原産の多年草です。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で、春から秋までと長期間開花し、シルバーリーフなど葉が美しい品種もあります。花は光が当たると開くため、朝に開き、夜や曇りの日には閉じる性質があります。鮮やかな花色は強い日差しの中でも引き立ちます。 丈夫で強い日差しや乾燥に強い反面、寒さや高温多湿に弱く、一年草として扱われることもありますが、品種改良で耐寒性のあるものも多く流通し、関東より西では十分に冬越しできます。光に反応して開く性質があるため、日当たりが良く、水はけが良い場所なら放任で毎年花が開花します。

ダールベルグデージー

  • ダールベルグデージーは、春から初冬までかわいい黄色い小花が無数に開花するキク科の草花です。本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われています。 小花と繊細な細い葉が可憐な雰囲気。くねくねした細い茎は直立せず、横に広がるように生長し、株全体でみるとふんわりとした印象になり、花壇の前側、寄せ植え、ハンギングなどに使われています。 暑さにも強く、株が蒸れないようにすれば長い期間花を楽しむことができます。

ボタンクサギ

  • ボタンクサギは、7月~9月にピンクの花が開花するシソ科の落葉低木です。熱帯地方では常緑樹として扱われます。手毬状の花は、遠目でみるとアジサイの花や趣に似ています。 名前の由来は、牡丹のような美しい花が咲くことと葉や茎を傷つけると独特な香りがすることにちなみます。この香りは剪定や葉をちぎった際に香るだけで常に漂ってくるものではなく、花には甘い香りがあります。この花をアゲハチョウが好むため、開花時期は花の周りを飛んでいるのをよく目にします。 生育旺盛で地下茎で広がり株立ち状になり、7月~9月の長い期間開花します。花と同じく葉も大きく雄大な雰囲気で、園芸品種には斑入り品種もあります。

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