アマナ
- アマナは日当たりの良い里山、野原、林縁、土手などに生えるユリ科の多年草。早春に開花し、夏は地下で休眠するスプリングエフェメラルのひとつです。以前はチューリップ属でしたが、現在はアマナ属に分類が変更されています。日本、中国、朝鮮などに自生し、日本では東北南部から九州に分布しています。 早春に原種チューリップに似た白い花が開花し、白い花弁の裏側は暗紫色の筋が入っています。花弁は太陽に反応して開き、曇りや雨の日は閉じる性質があります。地際付近で咲く愛らしい姿は、晴れた日も雨や曇りの日もそれぞれ美しく、春の到来を知らせてくれる存在です。 甘菜の名は、若葉や鱗茎にほのかに甘味があり、食用になることにちなみます。学名edulisは「食用になる」を意味します。ただし、近年は数が減少し、自生地各地で絶滅危惧種とされていることが多い現状です。苗で購入したもの以外は掘り起こさないようにしましょう。