モミジアオイ
- モミジアオイは7月~9月に大輪の花が開花する、草丈が2m近くになる大型宿根草です。モミジアオイの名は葉がモミジに似ていることに由来しています。また、沼地によく見られることから、沼ハイビスカスの別名があります。 花は一日花で、朝に開いた花は夕方にはしぼみますが、夏の暑い盛りに炎天下でも休むことなくたくさんの花が次々と開花します。 モミジアオイの花は、近縁のフヨウやムクゲとよく似ています。一番簡単な見分け方は、葉の形です。モミジアオイの葉は掌状のモミジに似た形で、3~5裂に深く切れ込みがあります。また、フヨウやムクゲの分類は木ですが、モミジアオイは草です。宿根草なので冬は地上部が枯れますが、春になると芽吹きます。 最近はアメリカフヨウとの交配種も多数流通して、花びらの形や色のバリエーションが多様です。