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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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ナス(茄子)

  • ナスの原産はインドです。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。幅広く料理にも使えるので和洋中問わず、味を楽しむことができます。 みなさんがよくご存じの縁起の良い初夢の順番「一富士、二鷹、三茄子」ですが、江戸時代の初物のナスは1個がなんと1両。そのため庶民が正月に初物のナスを食べることは、夢のまた夢…叶わぬ夢でした。初夢にナスが登場すると縁起が良いとされるのもこのことからうかがえます。 現在のようにハウス栽培がない江戸時代で、冬に高温作物のナスを作るためには、油紙障子でハウスのようなものを作り、馬糞や麻屑(あさくず)などを踏み込んだ発酵材でエコに温度を上げるなどして、手間暇かけて栽培していたそうです。

スイセンノウ(リクニス・コロナリア)

  • スイセンノウは、白いうぶ毛に覆われたシルバーの葉茎が特徴的な耐寒性多年草。花は直径3~4cmくらいで、花色は、赤、ピンク、白、複色などがあり、濃いピンク色をよく見かけます。咲き方は一重咲きのほか、八重咲き品種もあります。 草丈は60~100cmほどで、枝分かれして初夏に次々と花を咲かせます。暑さ、寒さに強く、やせ地でもよく育ち、乾燥にも耐えるのですが、多湿や蒸れに弱い性質があります。そのため、日本では梅雨や長雨の時期に蒸れて枯れてしまうことがあり、短命な多年草や二年草扱いとされることもあります。冬も常緑でカラーリーフとして楽しめます。基本的には、こぼれ種で増えるほど丈夫な植物です。 和名の酔仙翁(スイセンノウ)は、赤やピンクの花が酔っぱらったおじいさんのように見えることからその名が付いたとされています。園芸品種がいくつかあり、旧学名のリクニス・コロナリアの名でも流通しています。また、スイセンノウの葉がまるでフェルトのような質感なので、フランネルソウと呼ばれることもあります。名前が似ているセリ科のフランネルフラワーは、属性が違うため、分類的には違う植物です。

トリフォリウム・バニーズ

  • トリフォニウム・バニーズは、猫じゃらしを小さくしたような形のセピア色の花穂が特徴的な耐寒性一年草。同じシャジクソウ属(トリフォリウム属)に分類されているシロツメクサの近縁種です。 トリフォニウム・バニーズには、花びらより長いガクがあり、たくさんの白い毛が生えているため、花は隠れて目立ちません。花が終わってもガクと白い毛が残り、ふわふわとした花穂の姿が長く楽しめます。茎は直立または横に這うように生長し、ノスタルジックな雰囲気を漂わせます。花穂はドライフラワーとしても使うことができます。葉の形はシロツメクサと同じ三つ葉ですが、シロツメクサよりもかなり葉の幅が細くて小さいため、あまり似ていません。葉茎には細かい毛が生えています。 トリフォニウム・バニーズは、夏の高温多湿がやや苦手な性質がありますが、耐寒性が強く育てやすい植物です。放任してもたくさんの花を咲かせ、こぼれ種でよく増えます。

シモツケ

  • シモツケは日本、中国、朝鮮半島原産の耐寒性落葉低木。5月~6月頃、枝先に小さな花が集まってふんわり丸く咲きます。蕾の時は丸い粒の状態ですが、それがはじけるように咲き進みます。花色は、赤、紫、ピンク、白などがあり、葉は長めの楕円形でやや尖り、細かいギザギザが特徴的です。華やかな雰囲気はありませんが、楚々とした美しさと風情があります。最近はカラフルな葉色の品種が登場し、花が咲いていない時期もカラーリーフとして庭や花壇を明るく演出してくれます。 シモツケは暑さや寒さに強く、性質が丈夫で育てやすい樹木です。日当たりが良く、乾燥しすぎない場所を好みます。明るい日陰くらいであれば耐陰性があり育ちます。ただ、光が足りないと花付きが悪くなります。株がこんもりとやや大きく育つので、どちらかと言えば地植えが向いていますが、コンテナでも育てられます。

ジューンベリー

  • ジューンベリーは、名前の通り6月に赤い果実をつける落葉小高木。春に咲く白い花、新緑の葉、初夏の小さな宝石のような果実、秋の紅葉と四季折々に楽しむことのできる果樹です。果実はほんのりとした酸味と甘み、芳香があります。耐寒性・耐暑性があり、自家結実性があるので1本で収穫することができます。 ジューンベリーの花は直径1~2㎝程度と小さく、花びらが5枚あり桜のような形状をしています。花の見頃は3月下旬から4月地上旬頃、桜のソメイヨシノが咲き始めるよりも少し早く満開を迎えます。華奢な枝の先に小さな花をたわわに咲かせるのが特徴です。風で散ってしまう花びらの儚さも魅力の一つです。 ジューンベリーの果実の食べ頃は5月後半~6月です。4月に花が終わった後、段々と果実が色づき始め、5月には真赤になります。さらにもう少し辛抱強く待って、黒んずんだ赤になった頃がジューンベリーの果実の食べ頃です。 ジューンベリーはシンボルツリーとしてよく使われる他、街路樹としても植栽されています。白い花とかわいい赤い実、紅葉、樹形が美しいことなど、1年を通して楽しみがたくさんあることが庭木として好まれる理由です。

ギリア

  • ギリアは、秋に種をまいて春に花が咲くハナシノブ科の一年草。品種がいくつかあり、品種によって花の雰囲気が違います。 主に流通しているギリアの品種は、カピターター、レプタンサ、トリコロールで、それぞれの品種によって花丈が違います。繊細そうな草花に見えますが、環境に合えば、こぼれ種でも増えるほど性質は丈夫な草花です。3種の中では一番草丈が高く、茎がしっかりしているレプタンサは、切り花としての流通もあります。

マリーゴールド・タンジェリンジェム

  • マリーゴールド・タンジェリンジェムは、暑さに強く、初夏から秋にかけて一重のオレンジ色の小さな花が長くたくさん開花するメキシカン・マリーゴールドの一種です。 ハーブとして扱われ、花はエディブルフラワーとして料理やサラダの飾りつけとして利用され、細い葉もサラダや飾りつけに使うことができます。食用のほか、柑橘系の香りがすることから香料やポプリにも利用されています。

アリウム・モーリー

  • アリウム・モーリーは、アリウムの中では小型で草丈が低い品種です。他のアリウムのように球体にはならず、初夏に1本の茎から星形の黄色い小さな花が開花します。環境が合えば丈夫で植えっぱなしでもよく育ち、年々花数が増えていきます。  

日野菜(日野菜かぶ)

  • 日野菜は滋賀の伝統野菜で、かぶの仲間です。主に漬物用として利用され、漬け込むとピンクに染まることから桜漬けと呼ばれます。葉と2色の根の色合いが美しく、辛味と苦味をあわせ持つ味わいは、漬物以外にもサラダや温野菜、ローストなど、さまざまな料理に活躍します。 日野菜は一般的なかぶの見た目とは大きく違い、ほっそりした大根のような形をしています。土から出る部分が赤紫、土の下に埋まっている部分は白色になります。葉は立性で、茎や葉脈は美しい紫色。この色素が漬け込むとピンク色になる理由です。春の葉は明るい緑、冬は寒さに反応して深い紫色になり、どちらも美しい色です。 春の種まきは、桜の咲く頃で収穫は5月~6月。秋は8月下旬~10月に種をまくと、10月~12月が収穫時期です。

スモークツリー

  • スモークツリーは、初夏になると穂状の花序に小さな黄色の花が無数に開花します。雌雄異株で、タネを結ばない不稔花である雌木の軸の部分(花柄)が長く伸びて、羽毛のようなふわふわとした触感と見た目になります。雄木の花柄は雌木に比べて小さいので、煙がくすぶっているようには見えません。切り花や庭木として植栽されているのは雌木です。花柄は長いもので20cm以上にもなります。開花後のスモークツリーの花柄が、煙がたっているかのように見えることが名前の由来です。庭木の他、花柄が付いた枝ものとして初夏に多数流通しています。 スモークツリーは花柄だけでなく、葉も魅力的で、紅葉も美しい樹木。暑さ寒さにも強く、手入れが簡単なこともあり、おしゃれな庭木として人気です。ウルシ科のため、剪定した際の切り口に素手で触れるとかぶれることがあります。ヤニもあるので、作業で触る際には手袋をするようにしましょう。 ▼スモークツリーの関連記事はこちら スモークツリー|初夏に花が咲くおしゃれな庭木 スモークツリー トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「スモークツリー」。初夏に咲く、ふわふわした花が魅力的… とまつあつこ 2022.05.31 庭木・シンボルツリー

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