「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑791-800件 / 全1474件

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ルバーブ

  • ルバーブは、タデ科の草丈2mになる大型の多年草のハーブです。葉は、ふきの葉のような見た目で、柔らかく光沢がある濃い緑色をしています。夏に穂状のクリーム色の花を咲かせます。冬には地上部が枯れますが、2年目以降の赤く色づいた葉柄部分を収穫して加工し、食用にします。1度植え付ければ4~5年は収穫できます。 ルバーブは強い酸味とえぐみがあるので、ジャムなどの加工用に最適で、ゆるやかな整腸作用があるといわれています。以前は栽培地以外ではなかなか手に入らない野菜でしたが、最近は流通量も増えつつあります。 ルバーブの別名は食用大黄とよばれ、緩下剤用漢方として有名な大黄は中国起源のもので近縁種です。葉にはシュウ酸が含まれるので食用にはできませんが、煮出した液は銅や真鍮の研磨用に使われます。

ハクウンボク

  • ハクウンボクは、5月~6月に穂状の白い花が垂れ下がるようにして開花する落葉高木です。花の姿が白雲に例えられることが名前の由来です。 丸くて面積がある葉はとても目を引き、葉の色が明るい緑色のため、開花中は白い花との色合いがとてもさわやかな印象です。花が美しい高木のため、公園樹や街路樹として植栽されています。

エレモフィラ

  • エレモフィラは、銀白色の毛に覆われた美しい葉を持つオーストラリア原産の常緑低木。エレモフィラ・ニベアや、エレモフィラ・トビーベルという品種がよく流通しています。春に淡いラベンダー色や青紫色の爽やかな花を咲かせ、シルバーリーフとの対比が美しく人気があります。エレモフィラの中には、エレモフィラ・マクラタ(エミーブッシュ)のようにカラフルな花を咲かせ、葉に毛があまりなくほぼ緑葉のタイプもあります。花の形や色は品種によって大きく異なります。 エレモフィラは暑さ寒さにあまり強くない性質で、どちらかというと乾燥に強く高温多湿に弱い植物です。日本の気候では大きく育つ前に枯れてしまうことが多く、一年草や二年草扱いで草花のように育てられている印象もあります。日本では庭植えより、鉢植えの方が育てやすい植物です。日当たりを好みますが、真夏は風通しの良い半日陰で管理すると状態よく育ちます。温暖地であれば霜に当たらないように冬越し対策を行うと翌年も楽しめます。 ▼冬越し対策についてはこちら 植物も冬支度!宿根草とハーブの冬越し 師走に入り、紅葉の見ごろもそろそろ終わり、落ち葉の季節となりました。この季節の花壇の風景は見た目にはとても地… 金子三保子 2017.12.11 DIY・ガーデニング

イングリッシュデージー

  • イングリッシュデージーはヨーロッパに自生する原種のデージーです。一重の小ぶりな花を咲かせ、自然の趣がある姿をしています。花色は白の他、薄紫の品種があります。花は冬の間はぽつぽつですが、暖かくなると一気にたくさんの花を咲かせます。 イングリッシュデージーは庭植えや寄せ植え、ハンギングバスケットなどによく用いられます。花の中心がイエローなので、控え目でありながら明るいポイントになります。メインの花というよりは、メインを引き立てる小花として全体を調和させる役割をします。ある程度の広さの場所にイングリッシュデージーのみを植えると野の花畑のようなグランドカバーになります。 イングリッシュデージーは寒さに強く暑さに弱い性質があるため、寒冷地以外では寒い時期から春までの一年草扱いとされています。基本的にとても丈夫で育てやすく、寒冷地ではこぼれ種でもよく増える植物です。

シレネ・ユニフローラ

  • シレネ・ユニフローラは、ヨーロッパに分布するナデシコ科の耐寒性多年草。春、伸びた茎の先に釣鐘状の可愛い花を咲かせます。沿岸部の崖や砂地などに自生していることもあり、高温多湿が苦手で乾燥気味の環境を好みます。這うように生長するので、寄せ植えやハンギングバスケット、少し高さのある花壇の縁などに植えると垂れ下がるように育って美しいです。 シレネ・ユニフローラの葉色は緑色の他、クリーム色の斑入り品種もあります。斑入り品種は花が咲かない季節も美しい葉色を楽しめるカラーリーフプランツとしても人気があります。 シレネ・ユニフローラは耐寒性があり、温暖地では戸外で冬越しできますが、夏の暑さに若干弱い性質があります。夏越しを上手に行うと周年楽しめる植物です。  

クモマグサ(雲間草)

  • クモマグサ(雲間草)は高山の岩場などに自生しているヨーロッパ原産の多年草。春に花茎を伸ばしてピンクや白、赤などの小さな可愛い花(花径1.5㎝ほど)を次々と咲かせ、株がこんもりと茂ります。鉢植えやグランドカバー、ロックガーデンにも用いられます。ライムカラーの葉を持つタイプや、斑入りの品種も流通しています。 クモマグサ(雲間草)の名前で流通しているものは、ヨーロッパ原産の洋種(西洋)雲間草を指し、日本の高山で自生するクモマグサとは別種です。日本に自生するクモマグサは栽培が難しいためほとんど出回っていません。 クモマグサ(雲間草)は、雲に届きそうな高山に自生することや、雲のようなもこもこした葉の隙間から花を咲かせることが名前の由来とされています。 クモマグサ(雲間草)の学名のSaxifragaは、ラテン語の「サクスム」(石)と 「フランゴ」(割る)という意味が含まれていて、岩の割れ目に自生していることが多いことや、その姿が岩を割って生えているようにも見えることから付けられたと言われてます。 クモマグサ(雲間草)は寒さに強く暑さや蒸れに弱い性質があるので、寒冷地以外では寒い時期から春までの一年草扱いとされることが多いです。梅雨から夏を上手に越すことができれば周年楽しめる植物です。

ハヤトウリ(隼人瓜)

  • ハヤトウリ(隼人瓜)は、1917年に最初に鹿児島に持ち込まれたことから、「薩摩隼人の瓜」=ハヤトウリと呼ばれるようになりましたが、1株から50~100個以上も収穫できることから千成瓜ともいわれています。 ハヤトウリ(隼人瓜)はつる性の多年草で、地中にサツマイモの形に似た塊根があるため、冬の間、株周りを防寒して根が腐らなければ、翌春に芽を出します。塊茎で増やす他にハヤトウリ(隼人瓜)は種から育てることができます。この種の植え方は独特で、ハヤトウリ(隼人瓜)の果実をそのまま植えて育苗します。家庭菜園で育てる際に、うっかり何株も植えてしまうと収穫量が大変なことになりますのでご注意ください。

アイスプラント(アイスプランツ)

  • アイスプラントは、塩を隔離するための細胞が葉の表面にあり、それがツブツブとして凍ったように見えることから名前がつきました。この凍ったように見える粒は、ブラッター細胞と呼ばれる葉の一部で、カリウムやマグネシウム、レチノールなどの土壌から吸収したミネラル分を豊富に含み、リンゴ酸やクエン酸、ミオイノシトール、ピニトールなどを含み、メタボ対策野菜としても近年注目を浴びています。 アイスプラントは、ヨーロッパ、西アジア、アフリカ原産で、乾燥に耐えるとともに、耐塩性が高い塩生植物の一つであり、海水と同程度の塩化ナトリウム水溶液中でも水耕栽培が可能です。 塩生植物の他の農作物としては、干拓地の土壌の塩分を抜くために栽培することができる木綿や、甘みを増すためにあえて塩分を含んだ土壌で栽培する塩トマトなどがあります。  もともとアイスプラントが日本で出回るきっかけになったのも、有明海沿岸の塩害対策に役立てようと、佐賀大学農学部が持ち込んだのがきっかけだそうです。 その後、生食で塩味がするという最大の特徴を生かした特産物に育てようと栽培研究が進められ、市場出荷に至ったようです。まだまだ日本での歴史は浅いため、今後の品種改良にも注目したい野菜のひとつです。 アイスプラントは多肉植物 野菜として紹介してきたアイスプラントですが、サボテンのような多肉多汁組織をもつ多肉植物としての一面もあります。 同じハマミズナ科の植物として、ハナツルクサ カルポブローツス・エドゥリス などがあります。

ロータス・ブリムストーン

  • ロータス・ブリムストーンは、地中海沿岸部に分布するマメ科の多年草。水はけの良い土壌を好んで自生しています。 ロータス・ブリムストーンは、クリームイエローの新葉が美しく、ふわふわとしたやわらかい質感にも魅力があります。枝先からの葉色のグラデーションがきれいで、庭植えや寄せ植え、ハンギングバスケットのアクセントに使うカラーリーフとして人気があります。ブリムストーンには硫黄の意味があり、若葉の葉色から硫黄が連想されてその名が付けられたと言われています。初夏にピンク味を帯びた白色の小花が咲きます。株が育つと根元は徐々に木質化して低木のようになっていきます。 ロータス・ブリムストーンは暑さ寒さに強く、環境が合えば生育旺盛でよく育つ植物ですが、日本の気候が合わないせいか突然枯れてしまうこともあります。挿し木で別株を作って育てておくと安心です。

ベビーティアーズ(ソレイロリア)

  • ベビーティアーズ(ソレイロリア)は地中海沿岸原産のイラクサ科の多年草。ベビーティアーズという名は、赤ちゃんの涙のように小さくて可愛い葉(3㎜ほど)の姿から付けられました。天使の涙とも呼ばれています。葉はとてもやわらかく、横に這うように生長し、花期にはその葉よりさらに小さな花を咲かせます。咲いていることが誰にも気付かれないことが多いくらい小さい花です。葉色は緑や明るいライム色、斑入りなど様々な種類があります。 ベビーティアーズ(ソレイロリア)は日本では室内で楽しむ観葉植物として扱われることが多いですが、温暖地では周年屋外で育てることもできます。庭のグランドカバーとして用いると、室内で育つ姿よりワイルドに力強く生長し、しっかり根付くと簡単には枯れません。葉や根がやわらかいので庭で増えすぎても剥がしやすい利点があります。真夏の直射日光や乾燥、高温多湿の蒸れに弱い性質があるので、適した環境に置き、水やりのコツをつかむことが大切です。

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