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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

メディニラ・マグニフィカ

  • メディニラ・マグニフィカは、ノボタン科メディニラ属の常緑低木。鮮やかなピンク色の大きな花を、下垂させるように咲かせる姿が印象的な熱帯花木です。メディニラ・マグニフィカの花は、長さ30cm程、上部に笠をかぶるように苞があり、その下に直径2cm程の小さな花を穂のようにしてたくさん咲かせます。満開の状態の花は、さながらピンクのシャンデリアのようで、見る側を圧倒します。葉は、直径20~30cm、濃いグリーンで先が尖った卵型、縦にくっきりと葉脈が見えます。樹高は1~2mの低木ですが、葉と花の色や大きさが艶やかな花木です。種小名の magnifica は、壮大とか規模が大きいという意味で、花や葉の大きさにちなんでいます。 高温多湿を好み、越冬には10℃以上を必要とするので、温室や室内で管理します。夏は戸外に出しても問題ありませんが、強い直射日光で葉焼けを起こす心配があるので、風通しの良い半日陰などが向いています。

フユザクラ

  • フユザクラは、バラ科サクラ属の落葉高木。標準和名はコバザクラですが、フユザクラという名前で広く知られています。フユザクラという名前の由来は、11月~12月の冬と、4月に花を咲かせるから。コバザクラの由来は、ソメイヨシノに比べて葉が小ぶりであることによります。フユザクラという名前は、ジュウガツザクラやコブクザクラのような、冬に咲くサクラの総称として使用されることもあります。 フユザクラは、自然交雑種で、片親はマメザクラ、もう片親についてはヤマザクラという説とサトザクラという説があります。樹高5~7m程度、葉は5~6cmで縁に鋸歯があります。花は5枚の花びらの一重咲き、花色は白か淡いピンクで、花径2~3cmと小ぶりです。冬に咲く花は、春一気に満開にならず、下の方の枝からぽつぽつと開花します。花が咲いている様子を遠くから見ると、枝に雪が舞っているようなはかなげな印象を受けます。春になると、枝いっぱいにたくさんの花を咲かせます。

ミヤマカタバミ

  • ミヤマカタバミは、カタバミ科カタバミ属の多年草。山林の湿り気のある明るい半日陰を好んで自生します。日本在来種で、他に中国や朝鮮半島、ブータンなどにも分布しています。 ミヤマカタバミの花と葉は、3月にほぼ同時に展開されます。花の大きさは2~4cm、花びらは5枚、色は白かわずかにピンクを帯びたような色で、花びらに紫色の脈が浮かんでいます。花茎の先に1つずつ花をつけ、ややうつむくように咲く様子が特徴です。葉は、少し角の尖ったハート型の3枚小葉で、明るいグリーンをしています。他のカタバミの仲間と違い、地上茎はできず、地下茎から葉柄を伸ばして展開します。また、地下茎を横に伸ばして増えていくので、群生している様子を見ることができます。

イランイラン

  • イランイランは、バンレイシ科イランイランノキ属の常緑高木。東南アジアからオーストラリアなどの南半球の熱帯で自生していますが、正確な原産地は不明とされています。イランイランという名前で広く認識されていますが、標準和名はイランイランノキです。イランイランとは、フィリピンのタガログ語で「花の中の花」という意味、種小名の odorata は、香りが良いという意味です。名前の通り、甘く濃厚な香りの花を咲かせます。精油が抽出される他、香水の原料としても有名です。 イランイランは、熱帯地域では10m以上まで大きくなる木です。花は咲き始めはグリーン、開花してからグリーンのまま5~8cmほどまで大きくなり、最後に黄色く変化します。花の香りは、黄色く色づいてから強く香るようになるのが特徴です。あまり言及されませんが、花びらの先がくるりとカールしている様子も美しい花です。寒さに弱いため、日本では主に温室で栽培されています。また、家庭で育てやすい矮性種のチャボイランイランも流通しています。 イランイランは、日当たりや室内の環境によって差がありますが、5月~10月の暖かい時期に開花します。1年を通して日当たりが良く、冬も10℃を下回らないような環境で管理するようにしてください。  

ハコネウツギ

  • ハコネウツギは、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木。ハコネウツギ(箱根空木)という名前は、箱根に多く見られることによるという説もありますが、実際には本州の太平洋側で多く見られます。 ハコネウツギは、樹高3~5m、5月~6月に白とピンクの花を咲かせます。花の長さは2~4cm、ろうと状で基部は細く、先端にかけてふくらんでいき、先は5裂します。花色は、咲き始めは白っぽく、咲き進むに従ってピンク色へと変化していくため、1本の木に2色の花が咲いているような華やかさを楽しめます。丈夫で育てやすく、花も美しいことから庭木として人気があり、公園や庭園にも植栽されています。 よく似た花にタニウツギがありますが、こちらは咲き始めから花色がピンクなので、容易に見分けられます。また、同じように白とピンクの2色の花を咲かせるニシキウツギは、花のふくらみが小さく、フォルムが細い点などで見分けます。

タニウツギ

  • タニウツギは、スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木。タニウツギ属は、中国や朝鮮半島にも分布していますが、12種のうち10種が日本に自生しています。北海道から本州の日本海側や、瀬戸内海側の山地で多く見られる木です。タニウツギという名前は、山の中の谷や渓流沿いで枝を下垂させるように伸ばして咲く姿に由来します。 タニウツギは、5月~6月にピンク色の花を数個ずつまとめて咲かせます。花は2~4cm程のろうと状で、基部は細く、先が広がって5裂しています。花色と咲き方が美しいことから、観賞用に栽培され、斑入りなどの園芸種も作出されています。葉は、先の尖った卵型で、触ると柔らかく、葉脈がはっきりと見えるのが特徴です。枝を横に広げるような樹形も美しく、花がない時期でも楽しめる庭木です。 タニウツギ属の仲間には、タニウツギやヤブウツギのように咲き始めから花色がピンク色の種類と、ハコネウツギやニシキウツギのように咲き始めの花は白く、徐々にピンク色に変化していく種類があります。

カスミソウ

  • カスミソウはナデシコ科の草花で、5月~7月にふわふわとした小さい可愛らしい花を咲かせます。カスミソウには、一年草タイプと宿根草タイプがあり、一年草のカスミソウは矮性種、宿根草のカスミソウは草丈の高い品種です。元々の種は草丈が1m以上に育ち、白い小さな花をたくさん咲かせます。矮性種のカスミソウは、花壇やプランターで育てやすく、他の花とも合わせやすいので、ガーデニングで人気があります。 カスミソウの学名であるGypsophilaは、石炭質の土を好むことからギリシャ語で”石膏”を意味する「Gypsos」と”愛する”を意味する「Philos」を語源とします。和名は、満開を迎えたカスミソウが、霞のように見えることから霞草と名付けられたそうです。 切り花でも流通の多い花で、バラなどの印象の強い花の名脇役として活躍します。また、カスミソウだけを束ねた花束も、人気があります。  

ディスチャンプシア

  • ディスチャンプシアは、イネ科ヒロハノコメススキ属の多年草。ディスカンプシアという名前でも流通しています。 ディスチャンプシアは、細く長い葉と、柔らかな花穂が印象的なグラス類です。品種によって差がありますが、常緑から半常緑の性質で、草丈40~100cm程度、風にそよぐ姿が涼やかで柔らかく、印象的です。オーナメンタルグラスとして人気があり、個人のお庭や庭園に植栽されています。中でもディスチャンプシア・ゴールドタウは、黄褐色の花穂が風に揺れる姿が優雅で美しいことから人気があります。初夏から上がった花穂は秋まで残るので、長く美しい景色を楽しむことができます。冬に葉が残っていても、2月くらいまでに地際まで刈り込むと、翌春きれいに芽吹きます。翌年も美しい草姿を観賞するために、冬の間に姿を整えるようにしましょう。

ナンバンギセル

  • ナンバンギセルは、ハマウツボ科 ナンバンギセル属の一年草の寄生植物。ススキやサトウキビなどのイネ科の植物や、ミョウガなどを好んで寄生します。ナンバンギセルという名前は、花のフォルムが喫煙具の煙管(きせる)に似ていることによります。南蛮というのは外国を指す言葉なので、外国製の煙管に見立てたということのようです。 ナンバンギセルは、草丈15~20cm程度、真直ぐに伸びた茎に対して直角、あるいはうつむくように花を咲かせます。花色は淡い紫、先はあまり開かずつぼのようなフォルムで、開花時期は8月~10月の晩夏から秋にかけて。ススキが穂を出している頃、株元でひっそりと花を咲かせています。葉緑素を持たず、自分で光合成を行わないため、宿主から栄養をもらって生長するという植物です。花がうつむくように咲く様子を思い悩んでいる人に見たて、古くは思い草という名前で呼ばれていたそうです。 ナンバンギセルは、あまり流通がなく、あったとしても他の植物の株元に寄生しないと生育できないので、宿主とともに育てる必要があります。

カボス

  • カボスは、ミカン科ミカン属の常緑低木。ヒマラヤ地方原産ですが、古くに日本に渡来し、今では大分が産地として有名です。ユズに似た香りの良い果実をつける果樹で、料理の香り付けやポン酢の原料など、幅広く利用されています。 カボスは、樹高2~4m程度、枝にトゲがあるのが特徴で、幅の広い卵型の葉は表面に光沢があります。5月頃にミカンやレモンに似た、香りの良い白い花を咲かせます。花の後にできる実は、秋に大きくなり、冬になる頃には熟して黄色に色づきます。カボスの実はユズやスダチに似ていますが、スダチより一回り大きく、まためしべが落ちた跡がぽこんと盛り上がるので、他の柑橘類と見分けることができます。 料理に使われるのは、主にまだ熟していないグリーンの果実です。黄色く熟したものは、酸味がなくなり、甘味のないミカンのような印象です。カボスの実は甘味が少ないので、果物として生食するには不向きですが、ポン酢やドレッシング、料理の香り付けなど、利用方法は多岐にわたります。

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