コエビソウ
- コエビソウは、初夏から秋にユニークな形をした花を咲かせるキツネノマゴ科の多年草。色づいて幾重にも重なった苞の間から小さな花が開花し、苞の姿が小海老の尻尾に似ていることが名前の由来です。日本では多年草として扱われるのが一般的ですが、本来は草ではなく、常緑低木に分類されます。熱帯で育つ植物なので冬は室内で管理しますが、温暖地では戸外で越冬している姿も見かけます。冬でも15℃以上の気温が維持できれば、周年開花することがあります。 丈夫で花期が長いため、環境に合う場所で育てるとワンシーズンで多くの花を楽しむことができます。草丈も高いことから、切り花としても流通しています。「ベロペロネ」「ベルベロン」「ペロペロネ」という名前で流通していることもありますが、これは旧学名の名残です。