ジギタリス
- ジギタリスは、茎をすっと伸ばし、ベル型の花を穂状に咲かせるゴマノハグサ科の多年草。存在感のある花は、開花時期が同じバラの周囲に植栽されることが多く、イングリッシュガーデンの定番としても人気があります。 ジギタリス(狐の手袋)は、ヨーロッパ、北東アフリカ~中央アジアの森林、岩山の斜面、海岸の崖など幅広い環境で自生し、その中で美しい花を持つ数種がジギタリスとして流通しています。 本来は多年草ですが、高温多湿な気候に弱いため、日本では二年草として扱われることがほとんどです。東北以北では、2年を超えて立派に育てることができます。もともとは丈夫な性質で、環境に合えばこぼれ種でも増えることがあります。 花の色は、紫、白、ピンク、オレンジ、黄、茶、複色などがあり、次々に新色が登場しています。品種がとても豊富で、高性のものは2m近く、矮性のものは30cm程度と品種によって背丈が様々です。ジギタリスと言えば、花にブロッチ(斑点、斑紋)があるものが一般的ですが、最近はブロッチがない品種も登場しています。


































