クルマバソウ(ウッドラフ)
- クルマバソウ(ウッドラフ)は、5月~7月に星のような形の白い小さな花を咲かせるアカネ科の多年草のハーブで、山林の多少湿り気のあるところに自生しています。車葉草という名は、車輪のような葉の付き方をしていることに由来します。 ウッドラフにはスイートウッドラフとダイヤーズウッドラフの種類がありますが、通常ウッドラフと呼ばれているのはスイートウッドラフのことです。 這うように横に広がりながら地下茎で広がるためグランドカバーとして利用され、地植えにすると初夏の開花時は小さい花ながら美しい光景になります。車輪のような形の明るい緑色の葉は、花のない時期も周囲を明るくしてくれます。また、性質を生かしてハンギングバスケットや寄せ植えの材料にしても周囲の草花を引き立ててくれる存在になります。 様々な効能があるハーブとしてのウッドラフは、生の花や葉はサラダやお茶、飲み物の香りづけなどに利用されます。乾燥させると甘い香りがするドライハーブは、お茶やポプリ、ハーブピロー、サシェの材料として使われ、市販されています。