アロエとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アロエ
- 学名
Aloe
- 英名
- Aloe
- 科名
- ユリ科
- 属名
- アロエ属
- 原産地
- 南アフリカを中心に地中海沿岸やマダガスカル、カナリア諸島
アロエの特徴
アロエは南アフリカを中心に地中海沿岸やカナリア諸島など広く分布し、低木または高木になる多肉植物です。葉は多肉質で先はとがり縁にとげがありますがサボテンの仲間ではありません。アロエの花は赤から黄色で花茎をのばして円錐状の花をつけます。日本には鎌倉時代に伝来したとされ、瀬戸内海や伊豆半島などの海岸に広く帰化しています。夏涼しく、冬は水を控えて凍らせないように保てば栽培できます。
アロエは砂漠周辺の乾燥地から草地、高地に生えるものなど約400種が分布しています。葉の形や草姿がさまざまで20cm程度の小型種から10mを超す大型種まであります。品種にもよりますが戸外でも霜や雪に当たらなければ越冬できます。
アロエの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、アロエ |
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草丈・樹高 | 20cm~10m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花色 | オレンジ |
開花時期 | 11月~2月 |
アロエとは
アロエは葉に水分を蓄える多肉植物で、約500種類ほどあります。代表的な種類は2つ。キダチアロエとアロエベラ。鉢植えなどでよく流通しているのはキダチアロエです。
キダチアロエ
学名:Aloe arborescens
観賞用、食用として栽培されます。暖かい地方では屋外でも栽培が可能です。名前の通り木立化し、どんどん増えていきます。鉢からはみ出して伸びている姿をよく目にします。12月ごろにオレンジの花を咲かせます。皮周辺の苦みがつよいですが、中心の透明な部分には苦みはありません。
アロエベラ
学名:Aloe vera
ロゼット状に地表から葉が出ており、キダチアロエに比べると葉の大きさは大きく、また肉厚。
▼アロエの花言葉はこちら
アロエの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
増やし方 | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
アロエの栽培環境
日当たり・置き場所
アロエは春と秋は日当たりのよい戸外にし、真夏は強光線を避けるように半日陰に置きます。
温度
アロエは関東以南では霜を避ければ寒さに耐えることができます。10℃以下になると生育が遅くなります。
用土
市販の多肉植物用の土を購入して使用しましょう。
アロエの育て方のポイント
水やり
十分な光と温度がある春から秋は鉢土が白っぽく乾いたら与え、冬は鉢土が完全に乾いて数日たってから与えます。冬に戸外においているアロエは暖かくなるまで水やりは不要です。
肥料
アロエは低温で光が弱い時期は株が傷む原因になるので必要ありません。5月~10月にかけて2カ月に1回程度、緩行性の化成肥料か固形の油粕を置き肥として鉢に施します。
病害虫
春から秋の生育期間にかけてカイガラムシとアブラムシに注意します。カイガラムシは被害が少ないうちに古い歯ブラシなどでこすり落としておくか、適期に薬剤散布で防除しましょう。 カイガラムシ:カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
アロエの詳しい育て方
選び方
茎が太くてかたく全体にがっしりとした苗を選びます。また、葉が短くてかたく肉厚なもの傷のないものや葉色の濃いものを選びます。
植え付け
アロエは5月~9月頃の生育期に日当たりと水はけのよい場所へ植え付けます。春に植えると寒くなるまでに根が伸びて株が充実するのでよいでしょう。基本的には苗から育てます。
剪定・切り戻し
アロエは特に剪定はいりませんが、伸びすぎたり高さを抑えたい時は、葉がある節で切ります。
植え替え・鉢替え
鉢がパンパンになり、子株が株元からたくさん出てきたら植え替えが必要です。古い土と根を半分ほど落として、排水性のいい新しい土に植え替えましょう。子株がたくさん出ている場合は、株をいくつかに分けて植えこみます。
花
アロエは11月~2月にオレンジ色などの暖色系の花を咲かせます。
冬越し
冬場のアロエは水やりを控え、10℃を下回るようであれば室内に取り込みます。外に置いているアロエは霜を避け、軒下で管理をします。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
アロエは株分け、挿し木で増やすことができます。
アロエの下葉が落ちて形が崩れたとき
アロエの下葉が落ちて形が崩れたときは株と鉢のバランスが悪いので葉のついているところから5~10センチほど下のところで切り取ります。1週間ほど風通しの良い半日陰において、切り口を乾かしてから川砂や桐生土などに挿して水はやらずにしばらく半日陰においておき発根させます。発根したら新しい鉢へ植え替えます。
アロエの葉が黒く変色してしまう理由
アロエの葉が黒く変色してしまうのは葉焼けが原因です。特に購入後すぐが要注意です。温室の中で育った株を急に外の強い光線に当てると葉が茶色や黒に変色しひどいときは折れてしまいます。こうなると傷んだ部分は再生できないので新しく伸びた葉を大切に育てて形を整えるか大きく傷んだ場合は挿し木をして仕立てなおすほかありません。