アデニウム(砂漠のバラ)の育て方|植物図鑑

植物名
アデニウム(砂漠のバラ)
学名

Adenium

英名
Desert Rose
和名
砂漠のバラ
科名
キョウチクトウ科
属名
アデニウム属
原産地
アフリカ大陸中部~南部、アラビア半島インド洋沿岸

アデニウム(砂漠のバラ)の特徴

アデニウム(砂漠のバラ)は主に砂漠などの乾燥地帯に分布している植物で、根や幹に水分を多く蓄えることができる塊根植物の一種です。アデニウムの別名である「砂漠のバラ」は、アデニウムが砂漠に生えていることと、開花期に咲かせる花がまるでバラのように美しいことが由来とされています。日本では主にタイなどで繁殖された株が出回っており、斑入りのアデニウム(砂漠のバラ)なども園芸店で販売されることもあります。また、実生で繁殖されていることも多く、個体差があり同じ品種でも見た目の違いでコレクションをする楽しみもあります。

アデニウム(砂漠のバラ)の詳細情報

園芸分類 多肉植物、塊根植物
草丈・樹高 ~50cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 ピンク、赤、白
開花時期 4月~9月

アデニウム(砂漠のバラ)の栽培環境

日当たり・置き場所

アデニウムは春から秋までは屋外で風通しよく、日光にたっぷりと当てることが重要です。春、桜が散った頃から葉が芽吹きます。春以降は屋外で管理し、屋外でたっぷりと6時間以上日光が当たるような場所で管理することが、アデニウムの綺麗なフォルムを維持する秘訣です。梅雨の長雨を過ぎ、生長期の夏は直射日光に当てて雨ざらしにしても大丈夫です。生育期にアデニウムを室内で窓越しで管理することは避けてください。ハダニやカイガラムシが付く原因になります。11月~3月は室内の窓辺など日当たりのいい場所で管理してあげましょう。

温度

アデニウムは基本的に寒さにはとても弱いです。そのため、肌寒くなってきたら暖かい室内の窓辺などに移動しましょう。

用土

アデニウムの土は水はけのよいものを使います。多肉植物・サボテン専門店での取り扱いの専用土や市販の多肉植物の土でも可能です。

アデニウム(砂漠のバラ)の育て方のポイント

水やり

アデニウムはもともと砂漠地帯が原産のため、乾燥気味を好みますが、生長期の夏は水を多く求めるため、屋外で雨ざらしにして管理し、土の表面が乾燥してきたら水やりをするようにしましょう。また、アデニウムは冬期は休眠期のため水やりはせずに断水します。葉は落葉しますが、冬越しできた株は気温が上がると徐々に葉が芽吹きます。春先に気温が上がり安定してきたら水やりを再開します。

肥料

5月から10月まで液体肥料などを2週間に1回くらいのペースで定期的に与えます。肥料をあまりたくさん与える必要はありません。

病害虫

アブラムシカイガラムシがつくことがあります。見つけたら場合は不要になった歯ブラシやハケなどで払い落して早めの駆除を心がけてください。定期的にチェックしてあげるといいでしょう。

アデニウム(砂漠のバラ)の詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいで元気なもの、根元が安定しているもの、害虫がついていないものを選びましょう。アデニウムの魅力である、ぷっくりとした株姿や枝ぶりは個体差があるので、好みの姿のアデニウムを選ぶのも楽しみのひとつです。

種まき

アデニウムは種から育てることもできます。気温が低いと発芽率が低いので、種まきの時期は4月~8月の気温の高い時期に行いましょう。早くて1週間程度で芽が出ます。発芽したら保水性(水持ちの良い)、通水性(水はけの良い)のある土に植えつけます。種を流さないように、優しく水やりをしましょう。しばらくは遮光された環境で管理します。特に発芽前後は、乾燥には気を付けましょう。

植え替え・鉢替え

根元が太くて土が見えない、鉢の底から根が出ているなど窮屈な状態になったら、1~2年に1回を目安に植え替えを行いましょう。4~8月が最も適した時期になります。アデニウムの植え替えの際は、数日前から水を切り、土を乾燥させて状態で行いましょう。

アデニウムの花は4月~9月に開花します。ただし冬場に20℃以上の室内で管理すると、冬場でも花が開花することもあります。それぞれの花の寿命は1週間程度、終わった花がらは早めに摘み取りましょう。

夏越し

アデニウムの夏場の水やりは涼しい朝方の時間帯か、夕方の時間帯にしましょう。陽が高くなってからの水やりは、鉢の中で水が温まり温水になり、根が傷んでしまう場合があります。

冬越し

アデニウムは寒さには弱い植物です。寒くなり、落葉してきたら室内に入れて水やりを停止します。室内の良く日の当たる窓越し、または簡易温室で管理します。温度が7度くらい保てるところがベストです。窓辺で管理すると片側しか日光が当たらないので、全体に日光が当たるよう鉢は2〜3日に一度は回して管理してあげるのがベストです。アデニウムは落葉性がある植物なので、冬場は落葉します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アデニウムは挿し木で増やすことができます。5~6月を目安に挿し木をすると数週間で根が出てきます。ただし、挿し木で殖やした場合、茎の部分は膨らみにくいです。

アデニウム(砂漠のバラ)Q&A

Q 秋になったら葉が落ちてきた・・・枯れちゃったの?

秋以降のアデニウム(砂漠のバラ)は休眠期になるので生長が緩慢になリ、葉は黄色くなり落ちます。断水して休眠の準備をしてください。

Qアデニウム(砂漠のバラ)の株を触ったら、ぶよぶよ!こんな時はどうすれば良い?

アデニウム(砂漠のバラ)に毎日水をやったり、日光不足の状態での水やりは根腐れの原因になります。また、植物の風通しが悪いと蒸れてしまい根腐れが起こる原因になるので、風の通り道はしっかり作って管理しましょう。茶色くなって触った時にぐゃっと潰れてしまった場合は株が再起不能の可能性がありますが、根だけの場合はカットして乾かすことで発根し直す場合もあります。

Q暖かくなっても、葉が出ない。

日光不足で光合成ができていないという状態が考えられます。春先以降夏くらいに復活すれば大丈夫ですが、根がふかふかになって死んでしまっている場合もあります。5月になっても根が出ない場合は一度鉢から抜いて見てみましょう。抜いたあとは新しい土に植え替えてください。

アデニウムの根腐れ

根腐れしたアデニウム
アデニウムは根腐れをしてきた時の見た目は、枝がしわしわになってきます。しわしわになった枝を触ってみると、ふにゃふにゃな触感で、見るからに枝の中が空洞では?と思われる状態になります。

根腐れの原因

  1. 水やりのしすぎ
  2. 寒さに当たってしまった
  3. 日光不足の状態での水やり

対処法

一度鉢から抜いて見てみましょう。空洞で枯れてしまった枝は剪定し、腐った黒い根は削ります。その後、切り口は薬剤で消毒し乾燥させてから、新しい土に植え替えてください。早期に対処すれば復活するので、常日頃から水やり、温度、日照などを工夫をしつつ、株の状態を観察することが大切です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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