パキポディウム・ウィンゾリーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- パキポディウム・ウィンゾリー
- 学名
Pachypodium baroni var. windsorii
- 英名
- Pachypodium baronii
- 科名
- キョウチクトウ科
- 属名
- パキポディウム属
- 原産地
- アフリカ、マダガスカル
パキポディウム・ウィンゾリーの特徴
「パキポディウム・ウィンゾリー」は、塊根植物の一種で、球状の幹から細い枝が分かれ、先端に葉が付きます。ウィンゾリーはバロニーの変種とされ、バロニーと同様に太いトゲと赤い花を持ちますが、より茎が丸く太りやすく、小ぶりです。花もバロニーに比べ偏平で、円形に近い花弁を持ち、花の中心が黄色や白色になります。乾燥と日当たりを好むため、夏場は屋外で育てられますが、寒さには弱いので冬場は屋外で育てましょう。種は入手困難なことが多いため、挿し木で増やすのが一般的となっています。
パキポディウム・ウィンゾリーの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、塊根植物 |
---|---|
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | やや強い |
パキポディウム・ウィンゾリーの栽培環境
日当たり・置き場所
年間を通して日当たりのよい場所を好みます。日光不足になると幹が細くなるため、丸い形状にしたい場合は積極的に日に当てましょう。寒さに弱いため、冬場はなるべく屋内の日当たりのよい場所に置きましょう。
温度
暑さには強いため、夏場は屋外でも問題ありません。冬場は寒さに弱いため、屋内に入れてあげましょう。
用土
水はけの良い用土を使用しましょう。多肉植物用の土か、川砂、腐葉土を混ぜた土などが適しています。
パキポディウム・ウィンゾリーの育て方のポイント
水やり
乾燥を好むため、水のやりすぎに注意します。夏場は土の表面が乾いたら水分を与え、冬場はさらに乾燥気味にします。冬場、落葉して休眠に入った株は断水し、春になったら徐々に水分を与えます。
肥料
夏の生育期に、薄めた液体肥料を与えましょう。植え替えの際に、用土に緩効性肥料を混ぜ込んでおくだけでも十分です。
病害虫
カイガラムシが発生することがあります。見つけ次第除去しましょう。
パキポディウム・ウィンゾリーの詳しい育て方
選び方
葉がしっかりとしていて、つやのあるものを選びましょう。
植え替え・鉢替え
根を張りやすく、幹が大きくなるとバランスを崩し倒れやすくなるため、1~2年に一度植え替えをしましょう。
冬越し
寒さに弱いため、室内で冬越しさせましょう。部屋の中でも日当たりのよい場所を好みます。寒さにあたると落葉して休眠することがあります。その場合には断水します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で繁殖します。枝を切り、土に挿して増やします。そのほか種でも繁殖できますが、種をつけることは珍しく入手も困難なため、挿し木が一般的な方法です。