パキポディウム・グラキリスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
パキポディウム・グラキリス
学名

Pachypodium Gracilius

英名
Pachypodium Gracilius
科名
キョウチクトウ科
属名
パキポディウム属
原産地
アフリカ、マダガスカル

パキポディウム・グラキリスの特徴

パキポディウム・グラキリスはマダガスカル原産の塊根植物です。丸くどっしりとしたシルエットが特徴的で、塊根植物の中でも絶大な人気を誇ります。夏が生長期で冬に落葉します。ボール状の幹から細い枝が分かれ先端に葉がつきます。無骨な見た目とは裏腹な、繊細な葉脈。そのギャップもまた魅力のひとつです。

乾燥と日光を好み、夏は屋外でも育てられます。冬は休眠期のため葉を落とします。冬の寒さには弱いため注意が必要です。

パキポディウム・グラキリスの詳細情報

園芸分類 多肉植物、塊根植物
耐寒性 弱い
耐暑性 強い

パキポディウム・グラキリスの栽培環境

日当たり・置き場所

パキポディウム・グラキリスは、年間を通して日当たりの良い場所を好みます。日光不足になると幹が細くなるため、丸い形状にしたい場合は積極的に日に当てましょう。冬は休眠期になり寒さに弱いです。冬場はなるべく屋内の日当たりの良い場所か温室で管理しましょう。

温度

暑さには強いため、夏場は屋外でも問題ありません。秋〜冬にかけて落葉し始めたら休眠してきているので休ませましょう。気温が10℃を下回る場合は屋内か温室に入れて管理します。

用土

乾燥を好むため水はけの良い土が適しています。多肉・サボテン専用土でも可能です。水はけが気になる場合は軽石か赤玉(小粒)などを混ぜて水はけをよくする工夫をしましょう。

パキポディウム・グラキリスの育て方のポイント

水やり

乾燥を好むため、水のやりすぎに注意します。夏場は雨ざらしでもよいです。雨の日が長く続いたり、雨量が多い場合は屋根の下へ移動させてもよいでしょう。冬場はさらに乾燥気味にします。冬場、落葉して休眠に入った株は断水します。春になり気温が上がり1日の気温が安定してきた頃から少しずつ水やりを再開します。いきなりたくさん与えすぎないように気をつけましょう。

パキポディウム・グラキリスの詳しい育て方

選び方

輸入球の場合は抜き苗、鉢植えともに発根状態を確認してからの購入をおすすめします。触ってみてふかふか(スポンジ状)のものは状態が良くはないです。水分不足の場合もあります。国内で育てられた実生苗の方が、日本の気候に合っているため育てやすいです。

植え替え・鉢替え

根を張りやすく、幹が大きくなるとバランスを崩し倒れやすくなるため、数年に一度植え替えをしましょう。その際にしっかりと根の状態を確認することが大事です。

グラキリスの花

どっしりとした株から花茎が伸びて、頂点にシンプルで鮮やかな黄色い花が咲きます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種でも繁殖できますが、種をつけることは珍しく入手もやや難しいです。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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