観葉植物を管理するときのマストアイテム土や道具10選
LOVEGREEN編集部
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観葉植物の植え替えや剪定、日常の管理をするときに、これがあればもっと楽に出来たのにな~…。なんてことありますよね。
今回は観葉植物を管理するときのマストアイテム10選をご紹介します!
目次
観葉植物マストアイテムの土4選
観葉植物ってどんな土を使えばいいのか分からないですよね。ここではこれさえあれば基本的な観葉植物を植えることが出来る土を4つご紹介します!
1.観葉植物用の土
2.赤玉土
3.鹿沼土
4.鉢底石(軽石)
1.観葉植物用の土
まずは名前からして便利そうな観葉植物用の土です!
観葉植物用の土は初めから肥料が混ざっていたり、観葉植物に向いている土の配合をしています。また、色々なメーカーが商品を出しているので手に入りやすいのも特徴です。
お花屋さんに行ったときに売っているのを見た、という方もいらっしゃると思います。
観葉植物用の土だけで植え込むこともできるのですが、観葉植物用の土は保水力が高いものが多く、植え込む観葉植物の種類によっては根腐れを起こしてしまう場合があります。
そのため、観葉植物用の土はあくまでベースの土として使い、他の土を少量混ぜて植え込みに使うのがおすすめです。
2.赤玉土
腐葉土と並び最もメジャーな土と言っても過言ではないのではないでしょうか。
赤玉土は関東ローム層(関東地方に広がる火山灰が積もってできた地層)から採取された赤玉を振るいにかけて大きさごとに選別した土になります。
赤玉土は腐葉土などと違い栄養素を含んでいません。そのため害虫やカビなどが発生しにくいという特徴を持っています。
また、排水性と保水性、保肥性と通気性の4つを兼ね備えた非常に便利な土です。そのため花や観葉植物など植物を育てていると何度もお世話になると思います。
排水性と保水性って矛盾していない?と思う方もいらっしゃると思いますが、端的に言えば余分な水は流して必要な分だけ確保しますよ!ということです。
先ほど言ったように赤玉土は非常に便利な土なので、観葉植物用の土に混ぜ合わせて保水性を調節したり、通気性を確保する目的で使われることが多いです。
赤玉土はその粒の大きさによって性能が変わってくるので、自分の用途に合った赤玉土を選びましょう!
大粒
大粒の赤玉土は主に鉢底石と使われることが多いです。実際に見たことがある方は分かると思いますが、かなり大きいので植物を植え込む土に使うということはあまりしません。
中粒
中粒の赤玉土は排水性を良くするために使われることが多いです。または大粒の赤玉土と同様に鉢底石として使われる場合もあります。
小粒
いわゆる一般的な赤玉土です。保水性と排水性のバランスが良いため万能な赤玉土と言えます。
微塵
赤玉土をふるいにかけたときに出る粉上の赤玉土です。非常に保水性があり挿し木などに使用します。観葉植物を植え込むときに保水性を上げる場合は微塵よりも中粒を減らして小粒を増やすか、観葉植物用の土を増やします。
注意点
赤玉土は非常に便利な土ですが、一つ注意しなければならないことがあります。それは風化(劣化)することです。
赤玉土は長い間使っていると水やりによって風化し、赤土に戻ってしまいます。赤土に戻ってしまうと水はけが非常に悪くなるため、早急に植え替えをしなければなりません。
3.鹿沼土
鹿沼土も園芸をやっている方にはお馴染みの使いやすい土だと思います。
その名の通り栃木県の鹿沼市で採取されるもので、赤城山が噴火したときに出た瓦礫(軽石)が風化したものです。土という名前が付いていますが、軽石の仲間になります。
鹿沼土は酸性の性質を持っています。そのため日本の山野草など酸性土壌を好む植物の栽培で本領を発揮しますが、少量を他の土と混ぜ合わせて使う程度であれば問題ないとされています。
赤玉土と同様に保水性と排水性、保肥性と通気性に優れている非常に便利な土です。
また、赤玉土と違って風化がしにくい性質も持っています。
水を含んでいるとき(白色)と乾いているとき(黄色)で色が変わるので、水やりのタイミングの目安にすることができます。
鹿沼土も大粒~微塵まであり、用途に合わせて使い分けてください。
大粒
大粒は赤玉土と同様に鉢底石として使用される場合がほとんどです。植え込みには大きすぎて向かないので注意してください。
中粒
ツツジや盆栽など鉢物に使われることの多い大きさです。観葉植物にも使用することが出来ますが、植物のサイズが小さいと排水性が良すぎて水切れを起こしやすくなってしまうので、ある程度の大きさまで育った植物に使うと良いと思います。
小粒
よく目にする大きさの鹿沼土だと思います。小さいので一般的な観葉植物やお花を植えるときによく使われます。
微塵
鹿沼土を振るいにかけたときに出る粉状のものです。観葉植物を植え込んだり植え付けるときには、あまり使用しません。
注意点
鹿沼土は便利な土ですが、酸性の性質を持っています。そのため、酸性に弱い植物を植え込むときには分量に注意が必要です。
赤玉土と鹿沼土の違い
赤玉土と鹿沼土はどちらも保水性と排水性、保肥性と通気性に優れた土で一見違いが分かりませんよね。
そこで、ここでは赤玉土と鹿沼土の違いをご紹介します。
まず、一番大きな違いはpHです。赤玉土は弱酸性ですが、鹿沼土は酸性となっています。そのため赤玉土は大体の植物に使用することが出来ますが、鹿沼土は酸性のため酸性に弱い植物に使用することが出来ません。
次に違うところは粘度(粘り気)です。赤玉土は粘度が高いので、どちらかといえば保水性と保肥性に富んでいます。
一方で鹿沼土は軽石の仲間なのでどちらかといえば排水性と通気性に富んでいます。
この粘度の違いは土を配合するときに鍵となってくるので知っておいた方が配合しやすいと思います。
4.鉢底石(軽石)
名前の通り鉢底に敷いて排水性と通気性を良くする目的で使用します。
使用するのとしないのとでは通気性と排水性に雲泥の差が出ますので、出来る限り使用しましょう。
軽石によって通気性が良くなると、コバエの発生や根腐れを防止することができます。
人工的に作られた多孔質でとても軽い鉢底石なども売られているので、自分に合った軽石を見つけ出すのが良いと思います。
以上が観葉植物を管理するときにマストな土4つです!
観葉植物を植え込むときは観葉植物用の土に赤玉土、鹿沼土を少量混ぜて使用してみて下さい。
配合の量が分からないという方は関連記事の各観葉植物の植え替え記事をご覧ください!
道具6選
観葉植物を管理するときに持っていた方が便利な道具6つをご紹介します!
1.新聞紙
2.スコップ
3.グローブ(軍手)
4.ハサミ(ナイフ)
5.霧吹き
6.鉢底ネット
1.新聞紙
園芸だけでなく掃除や梱包でも大活躍な新聞紙!
観葉植物を管理するときには主に植え替えのときに使用します。
植え替えのときは土を配合したり根に付いた古い土を落とすのですが、そのときに新聞紙を下に敷くことで掃除が楽になります。
2.スコップ
スコップと言っても土を掘るスコップ(シャベル)ではありませんよ。園芸用の土をすくうスコップです!
スコップが無くても手で土をすくうことはできるのですが、どうしても爪の間に土が挟まってしまいますよね。
そこでスコップの出番です!
無くても作業はできますが、あった方が確実に楽なので、観葉植物を買う時に一緒に購入しておいて損はないと思います。
大きさも様々で、小さいサイズの観葉植物を育てる場合は下の小さいスコップ、大きいサイズの観葉植物を育てるなら上の大きいスコップを使うと便利です。
材質も金属でできた高級感のあるものやプラスチックでできた軽いものなどデザインも豊富なのでぜひお気に入りのスコップを探してみて下さい。
3.グローブ(軍手)
意外と大事なのがこのグローブ(軍手)です。
もちろん手が土で汚れるのを防ぐという役割もあるのですが、観葉植物の樹液から手を守るという役割もあります。
観葉植物の中にはモンステラやユーフォルビア、ゴムの木のような人体にあまり良くない成分が含まれている樹液を持つものがあります。
体質によって症状の現れ方が違いますが、手がかぶれてしまう体質の方もいらっしゃるので剪定などをするときにはグローブを装着して直接樹液に触れないようにします。
またトゲなどが刺さらないように手を保護する役割があるので、用意しておいた方が安心です。
デザインや性能、サイズなども豊富なのでお気に入りのグローブを見つけてみてくださいね♪
4.ハサミ(ナイフ)
ハサミやナイフは剪定のときや植え替え、株分けのときに使用します。
枝を剪定したり植え替えのときに根を切ったり、株分けの時に子株を親株から外すときに使用したりと、様々な場面で使用できます。
基本的には園芸用のハサミがあれば十分対応可能です。
切れ味を落とさないためにも使用した後は水気をふき取るなどの、ちょっとしたメンテナンスをする癖をつけておくとお気に入りの道具が長持ちしますよ。
5.霧吹き
なんで霧吹きが必要なの?と思われた方もいらっしゃると思います。
実は観葉植物を管理する上で、霧吹きというのは非常に重要なポジションにいるんです。
それは害虫対策と葉水です!
観葉植物に湧きやすい害虫としてカイガラムシ、アブラムシ、ハダニがあります。これらの害虫はいづれも葉や茎の表面が乾燥していると発生することが多いんです。
そこで霧吹きで希釈した防虫剤を散布したり、毎日葉水を行うことでカイガラムシ、アブラムシ、ハダニが発生しにくい状態にできるんです。
6.鉢底ネット
鉢底ネットは使用しない方も多いのですが、出来ることなら使用した方が良いです。
というのも、鉢底ネットは鉢底石や土の流出を防ぐだけでなく、ナメクジやダンゴムシといった害虫を鉢の中に侵入させない役割があるんです。
ナメクジやダンゴムシは根や葉、花、茎などあらゆるものを食害する非常に厄介な害虫です。
さらに土の中で産卵することもあるので、いかに鉢の中に侵入させないようにするのが非常に重要なこととなります。
便利な記事紹介
最後に観葉植物を管理するときに便利な記事をご紹介します。
1.人気の種類について
2.管理方法について
3.増やし方について
4.害虫について
5.用土について
1.観葉植物の人気の種類について
2.観葉植物の管理方法について
3.観葉植物の増やし方について
4.害虫について
5.用土について
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