ミニトマト・ナス・ピーマンの植え付け|仮支柱の立て方
とまつあつこ
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ミニトマト、ナス、ピーマンなどの夏野菜は、4月末~5月上旬が苗の植え付け適期。畑に植え付ける手順と、仮支柱の立て方、麻紐の結び方についてお話します。
(撮影協力/アグリス成城)
目次
夏野菜の植え付け適期
夏野菜とは
夏野菜とは、春に植え付けをして夏に収穫する野菜。トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、ゴーヤ、オクラ、トウモロコシ、カボチャ、ズッキーニ、ゴーヤなどのことをいいます。
夏野菜の植え付け適期はいつ?
夏野菜の植え付けは、遅霜の心配がなくなる4月末~5月上旬が適期です。適した時期に植え付けると、気候が安定している5月の間にしっかりと根を張ることができるため、その後も状態良く育ちやすく、収穫量にも差がつきます。
畑に植え付ける手順
畑の土の準備
畑の土が酸性に傾いている場合は、種まきする2週間前くらいに畑に石灰(苦土石灰・消石灰)をまいて深く耕します。その1週間後に堆肥と元肥を土に混ぜ込んでなじませましょう。雨の多い日本の土は、ほとんどが酸性よりと言われているため石灰をまくことが多いですが、酸度計を使って土のpHを調べることもできます。
石灰(苦土石灰・消石灰)をまいてから、堆肥と元肥を混ぜるまで1週間あける理由は、石灰と窒素分を含む肥料を合わせると、窒素分がアンモニアガスとなって消失してしまうためです。
時間が無くて日数が取れない場合は、有機石灰と完熟堆肥、有機元肥を使うといっぺんに混ぜ込んですぐに植え付けることができます。
私が借りている菜園では、スタッフの方が年に一度、土のメンテナンスを行ってくれるので、自分で石灰や堆肥の混ぜ込みはせず、菜園指定の有機元肥を混ぜ込んですぐに植え付けができます。そのあたりは貸菜園によって規則が異なるので、石灰などを混ぜ込む場合は事前に管理者に確認しましょう。
苗の配置と植え付け
耕して、でこぼこになった土をレーキなどで平らに整えてから、苗の配置を決めます。
今回植える夏野菜
- ナス・庄屋大長
- ナス・クリーミー揚げナス
- ナス・とろとろ炒めナス
- ナス・千両2号
- パプリカ・パプリゴールド
- ピーマン・京波
- ピーマン・ピー太郎
- タカノツメ
今回植える夏野菜(ピンク色の〇で囲ってある苗)
- 中玉トマト・フルティカ
- ミニトマト・イエローアイコ
- ミニトマト・アイコ
- ミニトマト・サンチェリー250
葉物野菜の花を咲かせたくて収穫せずに残してあるため、ミニトマトの間に点在しています。(^^)
移植ごてを使ってポットより少し大きい穴を掘り、苗をポットからはずして根を崩さずに植え付けます。株元にたっぷり水やりをしましょう。畑の土が乾ききっている場合は、植え付ける前に堀った穴に水をたっぷりまき、植えてからさらに水やりをします。
植えるときに注意すること
苗を深植えしたり、逆に高く(浅く)植えすぎないように気を付けましょう。ポットの土の上に畑の土が少しかかる程度が良いです。植え付けた後は、株元を手のひらで軽く押さえてぐらつかないようにします。
仮支柱の立て方
仮支柱とは
仮支柱は、植え付けたばかりで根付いていない小さな苗が風に吹かれて傷んだり、倒れたりしないために立てる支柱のことです。 根付いて草丈が伸びたら、本支柱を立てます。
仮支柱は、根を傷つけないように株元から離して斜めに挿します。
麻紐の結び方
野菜の茎と仮支柱を麻紐で結んで固定します。茎に麻紐をかけ、8の字に交差させてから支柱に蝶結びをしましょう。茎を支柱の方に無理やり寄せるようなことはせず、ゆったり結びます。8の字にするときに2回交差させると、ゆったり結んでも苗がぐらつきにくくなります。
夏野菜を育てよう♪
今回は、ミニトマト、ナス、ピーマンの植え付けを紹介しました。夏野菜は暖かい時期に育てるので生長が早く、1週間でぐんと大きく生長します。あっという間に本支柱を立てるときが来るので、またその時にレポートしますね。(^^)
すくすく育ってたくさん収穫できるといいなと願います♪
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