もう準備しましたか?秋植え球根おすすめ9選!

金子三保子
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10月~12月は春に咲く球根花の植え付けシーズンです。夏頃から園芸店や通信販売で、色々な秋植え球根が販売されていますね。今回は秋植え球根の流通事情やおすすめの秋植え球根をご紹介します。
目次
秋植え球根は早めに用意!
球根類の流通は、長い期間販売される花やグリーンの苗ものに比べて季節限定の売り切り商品です。お店の規模にもよりますが、売り切れたら再入荷の可能性が少ない商品です。人気の品種の球根から売り切れていくので球根は早めに買うことをおすすめします!
良い球根の選び方
大きくてずっしりと重みがあって、皮があるものは皮に艶がある球根を選びましょう。同じ品種なら大きいほど良い球根である可能性が高いでしょう。
触ったときに柔らかかったり、カビが生えていたりする球根は、鮮度や品質的に問題があるので花が咲かない可能性があります。お店では良い球根から売れていくので、早めに買った方が良い球根を選ぶことができます。
秋植え球根の植え付け時期までの管理
球根は早めに買っておいた方がよいのですが、植え付ける時期はそれぞれの植物の植え付け時期まで待ちます。早く植え付けすぎると葉っぱが伸びすぎたりするので、適切な時期に植え付けるのが大切です。
秋植え球根の植え付け時期はそれぞれの植物によっても違いますが、一般的に気温が肌寒くなってくる15℃前後くらいの時期が最適です。目安としては木々の紅葉が始まった頃がその年の適時です。植え付けに適切な気温になるまで保管します。
球根の保管場所は涼しくて風通しの良い場所で保管します。球根は暑さに弱いので、直射日光が当たる気温が高い場所で保管した球根は花が咲かない可能性があります。また、ジメジメとした湿度が高い場所に保管しておくとカビが生える原因になります。
おすすめ秋植え球根
それでは代表的な秋植え球根をご紹介します!
チューリップ
もっとも品種が豊富な秋植え球根のチューリップ。品種によって球根の大きさが違います。チューリップは品種によって開花時期が異なります。
早咲き(3月~)、普通咲き(4月)、遅咲き(4月後半~5月)とあり、球根の説明書きに書いてあることが多いです。他の植物との寄せ植えに使う時は、開花時期の合う品種を選ぶと花が咲きそろいます。
▼きれいな植栽になるチューリップの球根の植え付け方をご紹介しています。
▼秋植え球根チューリップをGETしよう
アネモネ
アネモネは、以前は赤、青、濃いピンク、白と限られた色でしたが、最近はパステルトーンや八重咲種、矮性種など、品種が豊富になりました。球根の花は華やかな反面、開花期間が短いものが多いのですが、アネモネは比較的開花期間が長いので、長く楽しみたい方にはおすすめの球根花です。
アネモネ
アネモネは分枝性の塊茎をもち、草丈25~40cmになるキンポウゲ科の多年草で、直立して直径10cm前後の花を咲かせます。アネモネの花びらに見える部分は、がく片です。
和名はボタンイチゲ(牡丹一華)やハナイチゲ(花一華)といいます。
アネモネはまだ花の少ない2月下旬ごろから5月頃までと開花期が長く、赤、白、ピンク、紫や青など豊富な花色や一重だけでなく半八重や八重など花形の異なる多くの品種があり、切り花や花壇で広く栽培されています。性質は日当たりを好み、寒さに当てないとつぼみができない性質があるのでの冬も屋外で育てましょう。
アネモネの品種は、100品種以上あり、毎年のように新しい品種ができています。以前は、発色のよい色が中心でしたが、最近はパステル系の複色系の品種もあり、花のサイズも大輪のものから小輪のものまで豊富に揃います。園芸用以外に、切り花としても春を代表する球根花です。
ラナンキュラス
切り花としてもとても人気のラナンキュラス。園芸品種もたくさんあります。植え付け前に吸水処理をする必要があるので、球根の説明書きを読んでから植え付けましょう。
ラナンキュラス
ラナンキュラスは早春から春にかけて開花の多年草の球根植物です。秋に植えて開花時期は3月~4月、夏の高温期は休眠します。
ラナンキュラスの学名の由来は、葉っぱが「カエルの足」に似ていること、またラナンキュラス属の多くが湿地帯を好むことから、ラテン語の「rana (カエル)」 が語源となっていると言われています。ただし園芸用として流通しているラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は加湿を苦手とします。バターカップ(Buttercup)という英名は、原種のラナンキュラスが花びらが5枚の黄色い花を咲かせることに由来します。
最近のラナンキュラスは品種改良が進み、咲き方、色数がとても豊富。薄紙のように繊細な花びらが幾重にも重なった花が、光と温度に反応して開く姿がとても魅力的です。毎年新品種が作り出されるほど人気のある花です。
スイセン
スイセンは、品種によって開花時期がかなり違います。説明書きに書いてある植え付け時期を確認してから適切な時期に植え付けましょう。3~4年は植えっぱなしでも大丈夫な球根です。
水仙(スイセン)
水仙(スイセン)は、早春に花を咲かせる春を告げる球根植物のひとつです。白と黄色以外にピンクや緑、オレンジなど、色とりどりの花が咲きます。水仙(スイセン)の園芸品種の数は数万品種もあり、とても種類が豊富です。品種によって一本の茎から一本の花が咲く種もあれば、日本水仙のような房咲き種もあります。最近では八重咲種など、新品種の水仙(スイセン)が毎年のように登場します。水仙(スイセン)は、主に冬咲きと春咲きの品種が多いですが、中には秋に咲く品種もあります。
水仙(スイセン)は、数年間は植えっぱなしで管理でき、環境が合えば球根が年々増えていくのでガーデニング初心者にはおすすめの球根の花です。球根をまとめて植え付けておくと、年々分球し、とても見事な空間となります。日本全国には、たくさんの水仙(スイセン)の群生スポットが存在します。
ムスカリ
あまり早く植え付けすぎると、葉っぱが伸びすぎて見た目がだらしない感じになってしまいます。遅めに植え付けた方が、見栄えがきれいになります。
ムスカリ
ムスカリは草丈15cmくらいでブドウのような花を咲かせる、春の球根植物です。ムスカリはとても耐寒性の強い花で、球根は植えっぱなしでも自然分球で増え、毎年花が咲きます。 小さな花ながら花壇に群生させて一斉に咲きそろった光景は見事です。
ムスカリはチューリップなどの同じ時期に咲く球根花との色のコントラストも美しく、チューリップの脇役として使われます。全国のチューリップの名所ではムスカリと一緒に植栽されている光景を見ることができます。
ムスカリは一度植えると、数年は植えっぱなしでも大丈夫なので、管理が楽な球根花です。花壇や木の株元、寄せ植など、様々な場所に植え付けることができます。
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