チューリップ|色彩豊か! 春を知らせる球根の花
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品種が豊富なチューリップは、ガーデニング、切り花ともに人気の春の花。育て方やおしゃれな寄せ植えの作り方、お部屋での楽しみ方など、チューリップの魅力について詳しくご紹介します。
目次
チューリップの特徴と魅力

チューリップは、3月~5月が開花時期の春の訪れを知らせてくれる球根の花。切り花としては年末ごろから3月にかけて出回ります。

育種が盛んで次々と新品種が登場し、色や咲き方のバリエーションが多いのも人気の理由のひとつ。青を除くほぼすべての色があり、かわいい、大人っぽいなど、品種によってイメージがかなり異なります。
こちらでで様々な色や咲き方などを写真付きでご紹介しているのでご覧ください。

たくさんの品種が咲き誇るチューリップ畑は、色のパレットのようで圧巻です。毎年、植物園やガーデンでは、大量の球根を植え付けて準備をします。見た目は年ごとに違い、その年の気象条件に合わせて開花時期も変わります。行ってみたら「今年はなかった」「見ごろが終わっていた」なんてことのないように、各施設のHPやSNSなどで開花情報をチェックしてから訪れることをおすすめします。
原種チューリップとは?

原種チューリップとは、野生種やそれに近いチューリップのこと。「ミニチューリップ」「ワイルドチューリップ」とも呼ばれています。園芸種の原種系チューリップだけでも100以上の品種があり、草丈が低く地際で咲くタイプとスレンダーな背が高いタイプなど、品種によって見た目がかなり異なります。
チューリップとの違い
チューリップは毎年球根を購入し、一年草のような扱いをすることが多く、同じ球根を翌年も植えるなら掘り上げて管理するのが一般的です。それに対して原種チューリップは、2~3年は植えっぱなしで管理でき、掘り上げる必要がありません。
アイスチューリップとは?
アイスチューリップとは、普通のチューリップの球根を冷蔵施設で管理し、一定期間低温で管理した後、自然の環境下に戻す処理をされたチューリップのこと。冬のような環境から自然の環境に移されたチューリップが「春が来た」と勘違いすることによって、通常の開花時期より早い冬のうちに開花するというわけです。
チューリップの育て方

チューリップは、秋に植えて春に咲く球根植物。球根は、夏の終わりごろから秋にかけて流通します。季節限定の売り切り商品で、人気の品種から売り切れることが多いので、こだわりの品種を植えたい方は早めに確保することをおすすめします。
秋に植えた球根が年が明けた頃に発芽し、ゆっくりと生長しながら、春に開花するまで半年。時間をかけてゆっくりと楽しめる球根栽培にチャレンジしてみませんか。
球根を植える時に意識すると見た目がきれいになる植え方や、その年の気象に合った球根の植え付け時期を判断するコツなど、育て方をご紹介します。
原種系チューリップの水栽培

球根の水栽培と言えばヒヤシンスをイメージされる方も多いと思いますが、原種チューリップの水栽培も最近人気。球根付きの切り花も年々流通が増えています。コツを押さえれば、栽培はさほど難しくありません。小さな球根から根が出て開花するまでの過程は、育てる喜びを味わえます。今年は原種チューリップの水栽培にチャレンジしてみませんか。
チューリップの寄せ植え

球根植物は芽が出るまで鉢の上が寂しいので、ビオラのような開花期間が長い草花を一緒に植え付けるのがおすすめ。冬から花を咲かせる草花を一緒に植えると、冬も観賞価値のある寄せ植えになり、開花が揃ったときは見栄えがするとともに日々の変化も楽しめる寄せ植えになります。
また、球根の芽が出るまで土がむき出しの状態だと、つい水やりを忘れがち。花があることによって、タイミングよく水やりできる利点があります。
チューリップを暮らしに取り入れよう

切り花として楽しむ
切り花の流通は、12月~3月。本来の開花時期である3月に流通のピークを迎え、4月になると徐々に初夏~夏を感じる花材にバトンタッチしていきます。たくさんの品種を見たいなら、3月までに花屋さんに立ち寄ってみてください。
茎の流れが美しいチューリップは、一輪でも様になりますが、一種類を豪華に生けてもまとまりやすい花材です。「明るく元気な雰囲気」、「シックで大人っぽく」など、仕上げたいイメージに合わせて花選びをするのも楽しいひとときです。
花言葉
チューリップの花言葉は「思いやり」
チューリップは、「色別」や「本数別」の花言葉もあります。贈り物に花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか。
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