バジルの収穫|時期や収穫方法、長く収穫するコツ
金子三保子
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バジルは爽やかな香りのするシソ科のハーブ。夏の家庭菜園では定番です。そんなバジルの収穫は、いつからいつまでできるのでしょうか?収穫時期やたくさんの量を収穫するコツをご紹介します。
目次
バジルの収穫時期と方法
5月前半に植え付けた場合、本格的にたくさん収穫できるのは6月後半~7月に入ってからです。植え付けてしばらくは苗を育てる期間。日当たりと風通しの良い場所で、じっくり育てて根を張らせ、茎や葉を生長させます。
植え付けたあとの最初の摘心
草丈が20cm程度まで生長したら、摘心して脇芽の生長を促します。やり方は地面から数えて3節目あたりの少し上を清潔なハサミで切ります。写真の指をさしているあたりで摘心すると、下にある2本の脇芽が次の茎になっていきます。
摘心せずに収穫し続けた株と摘芯した株を比べると、収穫できる葉の量にかなりの違いが出ます。
▼バジルの摘心や切り戻しについて詳しくご紹介しています
収穫|どこを切る?
摘心と同じく脇芽の上をカットしましょう。この脇芽が次の茎になっていきます。収穫しながら次の脇芽にバトンタッチといった感じです。
摘み取る位置は、最低3節くらい残せばどこを摘み取っても構いません。茎ごとハサミでカットしますが、通常、料理に使うのは葉です。
バジルを長くたくさん収穫するためのコツ
バジルの花
バジルは、夏に白やピンクの花が開花します。花がらをそのままにしていると種を実らせることにエネルギーが回り、徐々に株としての寿命は終わっていきます。また、花芽をつけたバジルの葉は固く、風味も落ちます。
葉を収穫するために育てる場合は、花を咲かせない方が長い期間美味しいバジルを収穫できます。なお、咲いてしまった花はエディブルフラワーとして利用できるので早めに摘み取るようにしましょう。
真夏の管理
ブッシュバジル
バジルの生長期である夏から秋は、梅雨や台風、強い日差しなど気象が厳しい時期。株元を敷き藁などで覆うと、雨による泥はねを軽減したり、土の乾燥や温度の上昇の予防になります。
バジルの収穫はいつまでできる?
摘心や切り戻しを続けて花を咲かせないようにすると、東京だと10月頃までは収穫可能です。
寒さに弱いバジルは、木枯らしが吹く頃、冷たい風に当たり葉が急に黒ずんできたら栽培終了の合図です。
日本のほとんどの地域では野外での越冬は難しいため、晩秋に適度に切り戻して掘り起こして室内で管理するか、一年草として育てるかのどちらかの扱いになります。そのため日本では一年草として扱われることがほとんどです。
▼バジルの保存法
手入れのコツをおさえて長くたくさんの美味しいバジルを収穫しましょう!
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