テマリソウ
- テマリソウは、緑色のマリモに似た形の花(総苞)をもつ耐寒性多年草。花に見えるボール状の部分は総苞です。美女ナデシコの改良品種で、花びらが出ず、緑の総苞が丸いボール状になっています。緑のポンポンのような可愛い総苞は長い期間鑑賞することができ、切り花としては通年流通しています。以前は切り花としての流通のみでしたが、苗としても販売されるようになり、ユニークな形と爽やかな色が人気で、庭植えや鉢植え、寄せ植えやハンギングバスケットなどに利用されています。 花がらを摘んで軽く切り戻しながら育てると、枝数が増えてこんもり生長し、たくさんの花が咲きます。四季咲き性があり、夏越しが上手にできれば、春から晩秋まで花を楽しむことができます。 梅雨や夏の高温多湿には弱いので、夏は切り戻しをして半日陰の涼しい場所に置き、風通し良く管理して休ませましょう。冬は、根が凍ってしまわなければ春に再び勢いよく芽吹きます。植え付けてから2年目になると草丈も高くなり、切り花として飾りやすくなります。