ルピナス
- ルピナスは、長い花穂が立ち上がるように咲く、マメ科の耐寒性多年草。藤(ふじ)に似た花が上向きに咲くことから、「登り藤(ノボリフジ)」「逆さ藤(サカサフジ)」の和名があります。 春から初夏に甘い香りを漂わせ、カラフルな穂状の花が開花します。空に向かって長い花穂を伸ばして咲き誇る群生風景は圧巻です。北海道などでは、ルピナスの群生地が観光名所となっている所もあります。 ルピナスの花色は、赤、ピンク、オレンジ、黄、青、紫、白など、カラーバリエーションが豊富です。草丈1m以上のものをはじめ、小さなお庭向きの矮性品種など、草丈のバリエーションもあります。本来の開花時期は春から初夏ですが、早咲きに改良された品種が冬のうちから苗として流通しています。 花だけでなく、明るい若緑色で手をひろげたような葉もルピナスの魅力のひとつです。うちわに似ていることから「葉団扇豆(ハウチワマメ)」の別名があります カラフルな穂状の花が咲き誇る姿は、春から初夏の庭や花壇をにぎやかにしてくれます。草丈も豊富なので、矮性種は寄せ植えの材料として使われます。本来は多年草ですが、冷涼で乾燥した気候を好むため、日本ではほとんどが一年草として扱われています。