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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ペタロステマム・ステファニー

  • ペタロステマム・ステファニーは、初夏に発色の良いピンクの花が開花する北アメリカ原産のマメ科の耐寒性多年草です。冬は地上部分が枯れ、春になると再び芽吹き、初夏に花茎を複数立ち上げ頂点に花が開花します。つぼみの時はグレイッシュな渋い色、開花すると鮮やかなピンク色の花が下から上に向かって咲き進みます。花、葉ともマメ科らしからぬ形で、どこかユーモラスな雰囲気で、小花ながら目を引きます。 乾燥したやせ地に自生する植物なので、梅雨などの多湿になる時期に蒸らさないよう注意すれば基本的には丈夫な植物です。生長がとても穏やかなので、繁殖力旺盛な植物を隣に植えるのは避け、風通し良く乾燥気味に育てるとよいでしょう。

マツバギク(松葉菊)

  • 葉が松の葉のような形で、菊に似た花を咲かせることから「マツバギク」の名前がついていますが、マツバギクは菊でなく、南アフリカ原産の多肉植物で春から初夏にかけて開花する花です。這うように生長するのでグラウンドカバーとして使うことができます。花壇や石垣、ロックガーデンなどに植栽すると開花中は見事な光景になります。

ニワゼキショウ

  • ニワゼキショウは、北アメリカ原産のアヤメ科の多年草。ニワゼキショウの名は、石菖(セキショウ)というサトイモ科の植物に似ていることにちなみます。 日本に渡来したのは明治時代で、こぼれ種で増えるため野生化した帰化植物です。現在では日当たりの良い道端、公園、土手など、いたるところで見かけます。 5月~6月に赤紫色や白の小さな花を咲かせ、ひとつひとつの花は一日花です。花びらは6枚に分かれ、紫色の細い筋が入っています。

ササユリ(笹百合)

  • ササユリ(笹百合)は、本州中部、四国、九州に自生する日本固有種のユリで、葉が笹の葉に似ているのが名前の由来です。6月~7月、白地に淡いピンクを帯びた花が少しうつむきがちに開花し、花には甘い香りがあります。1本の茎に1~5個程度の花がつき、群生する様子は目を見張るものがあります。 ササユリ(笹百合)は種子で繁殖し、種が球根となり開花するまでには最低でも6~7年かかると言われています。乱獲や森から木を伐り出すことが少なくなり、ササユリ(笹百合)が好む地面の日当たり環境と異なってきたことにより、各地の自生種が減少傾向にあります。自生地の各都道府県では絶滅の危惧のあるレッドデータリストに載っている地域もあり、保護活動も盛んに行われています。

テッポウユリ(鉄砲百合)

  • テッポウユリ(鉄砲百合)は、九州南部から沖縄にかけて自生している日本原産の多年草(球根植物)。テッポウユリ(鉄砲百合)の名は、花の形が昔の鉄砲に似ていることにちなみます。初夏に純白でラッパ形の花を横向きに咲かせ、ヤマユリのような濃厚な香りではありませんが、甘く優しい香りがします。凛とした清楚な白い花が咲くと、初夏の庭が爽やかさと華やかな雰囲気に包まれます。 球根のほか、切り花としての流通量も多く、日常使いのほか冠婚葬祭の花材としてもよく利用されています。

タツナミソウ(立浪草)

  • タツナミソウ(立浪草)は、春に唇形花を穂状につけた花を咲かせるシソ科の多年草です。左右対称につく花は、日の当たる方向に向かって咲く性質があり、花色は紫のほか、ピンクや白があります。日本では北海道を除く各地の山地の林縁、丘陵地、道端などに自生し、地域や環境によって変異した種類も多く、園芸種はスクテラリアの名で流通しています。 横に這うように地下茎で伸び、開花期になると穂状の花茎が立ち上がります。、同じ方向に並んで咲く花姿を波頭に見立てたのが立浪草の名前の由来です。丈夫な多年草で、群生すると開花時はカーペットのように地面を彩ります。

壺型クレマチス

  • 壺型クレマチスは、ヴィオルナ系やテキセンシス系などの壺の形をしたクレマチスの総称です。独特のかわいい形で、色や花弁の反り返り方などが多種多様で人気があります。近年は鉢物のほか、切り花としての流通量も増えています。 新枝咲きの四季咲き性で、最盛期の初夏のほか、剪定のタイミング次第でワンシーズンに複数回花を楽しむことができます。小輪でかわいらしい壺型の花は、周囲の花木や草花とのコンビネーションで初夏の庭を軽やかに彩ります。 流通する際は行灯仕立てで出回ることが多いですが、フェンスやトレリス、樹木などに這わせるのもよいでしょう。開花時期が同じバラの周囲に植えるのにも適しています。

彼岸花(ヒガンバナ)

  • 彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の球根植物。秋になると、田畑の畔、神社や寺院の参道、身近な道路の脇などで、燃えるような真赤な花を連ねるように咲かせます。彼岸花は地下に鱗茎を持ち、分球で増えるので、密に群生しています。遠くから見ると、たくさんの真赤な花がかがり火のように咲いている様子が幻想的です。 彼岸花は、秋になると30~50cmの花茎を真直ぐに伸ばし、その先に数個の花を放射状に咲かせます。花一つ一つを見ると、花びらは細く縁が少し波打っていて、先端が反り返り、しべ類が飛び出すような独特のフォルムをしています。彼岸花の特徴は、花が咲き終わってから葉が出てくるところです。花が咲いていた場所に濃いグリーンの細い線のような葉を伸ばします。この頃には花は枯れてなくなっているので、多くの人はそれが彼岸花の葉だと気づかないようです。 彼岸花(ヒガンバナ)に白い花は咲く? 彼岸花は、基本的に真赤な花を咲かせますが、まれに白花もあります。真赤な彼岸花が群生している中で、ポツンと白い花が咲いているようなケースは非常に稀な突然変異です。 白といっても白に近い淡い黄色の花は、シロバナマンジュシャゲと呼ばれる彼岸花とショウキズイセンの交雑種です。シロバナマンジュシャゲも彼岸花と同じころに開花し、群生します。シロバナマンジュシャゲからは多くの園芸品種が作出されていて、白の他にピンクや、黄色の花を咲かせるものなどがあります。 彼岸花(ヒガンバナ)は種子を作らない? 彼岸花は、その昔中国から渡来したと考えられています。中国では種子を作るものが確認されていますが、日本に分布している彼岸花は、種子を作ることはなく分球で増えていきます。 彼岸花(ヒガンバナ)には毒がある? 彼岸花は地下の鱗茎に有毒のアルカロイドを含みます。墓地や田畑周辺で彼岸花を見かけるのは、昔はこの毒でネズミなどから大切な穀物や遺体を守るために植えられていたそうです。 彼岸花(ヒガンバナ)の名前や別名の由来 彼岸花にはたくさんの別名があります。彼岸花という名前は、秋の彼岸近くに開花することから名付けられました。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という別名は、仏教で天界に咲くと伝えられている花に由来します。死人花(しびとばな)という別名は、この花が墓地や寺院の近くに多いからです。火事花(かじばな)という別名は、赤い花を炎に見立て、家に持ち込むと火事になると言って忌み嫌ったことが由来だそうです。 彼岸花(ヒガンバナ)とリコリスの違いは? 彼岸花は Lycoris radiata のこと、リコリスとはヒガンバナ属の学名 Lycoris をカタカナ読みしたものです。ヒガンバナ科の植物は園芸品種が多く、切り花や鉢植えで愛され、リコリスという名前で流通しています。

ヘリクリサム(ムギワラギク、帝王貝細工)

  • ヘリクリサムはオーストラリア原産のキク科の草花です。自生地では低木のようになる多年草ですが、寒さや高温多湿に弱いので、日本では一年草として扱われています。 花弁に見える部分は、総苞片と呼ばれる葉が変化したものです。カサカサした肌触りで艶があり、カラフルな色は夏の強い日差しにも負けず華やかな雰囲気です。 花色は赤、ピンク、橙、黄、白など多くの色があり、乾燥に強く花もちもとても良く、夏の庭に重宝します。乾燥させても色落ちがしないため、切り花やドライフラワーとしても人気があります。

アリウム・ギガンチウム

  • アリウム・ギガンチウムは、初夏に大きななボール状の花が開花する球根植物です。ネギの仲間で、和名で花葱(ハナネギ)とも呼ばれています。アリウムは多くの種類がある植物で、草丈、花色、花の形が多様です。中でもギガンチウムは大型種の代表のような存在です。 つぼみの時点では直径5cm程度ですが、花の開花とともに直径は3倍程度のサイズになります。背丈も花のサイズも大きく、開花した姿はインパクトがあり、庭のフォーカルポイントになります。点在させたり、群植させたりと、植え方によっても見え方は多様で、庭を明るくユーモラスな雰囲気にしてくれます。 小さな花が集合してボール状の形となり、少しずつ開花していくため花もちが良く、初夏に切り花としても流通しています。

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