ヘビイチゴ
- ヘビイチゴは、日本全国に自生するバラ科の多年草です。いわゆる雑草や野草に分類される植物で、森林、公園、空地、道端など、いたるところで見かけます。毒苺の別名がありますが毒性はありません。 ヘビイチゴの葉は、イチゴの葉を小ぶりにしたような可愛らしい形で、地面を這うようにランナーを伸ばして生長するのでグランドカバーにもなります。 4月~6月に小さくて可愛らしい黄色の花が咲き、花のあとに真赤な果実が実ります。実は下から飛び出るように上向きに実るため、実の時期は足元が華やかになります。 フワフワした食感でイチゴのような美味しさはないため生食には不向きです。ウォッカなどのアルコール度数40℃以上のお酒に漬けこんで作るチンキは、蚊やブヨなどの虫刺されに効果があるため、民間療法として利用されています。