ヤマブキソウ
- ヤマブキソウは、明るめの森や林の落葉樹の株元などに自生する日本原産の宿根草です。本州をはじめ、四国、九州に分布しています。少し湿った土を好み、環境に合えば、こぼれ種でも増えていきます。 ヤマブキソウの名は落葉低木のヤマブキの花色や形に似ていることに由来しますが、ヤマブキはバラ科の木、ヤマブキソウはケシ科の草で、分類的には違う植物です。また、バラ科のヤマブキの花弁は5枚、ヤマブキソウは4枚と見た目の違いもあります。 4月~6月の開花時になると株元から花茎を立ち上げ、茎先に花が1~3輪開花します。草丈30cm前後で、4枚の花弁の明るい黄色の花が落葉樹の足元で開花し、開花時は華やかな風景となります。 葉は羽状複葉の鋸葉で、3〜7枚の小葉で形成され、春に地面から芽吹き、冬の間は地上部が枯れて休眠し、越冬します。