ヤブミョウガ
- ヤブミョウガは、関東以西の暖地に自生するツユクサ科の多年草です。薄暗い林などに生え、地下茎で増えるため群生しています。ミョウガに似た葉で藪に生えることが名前の由来ですが、ヤブミョウガはツユクサ科、ミョウガはショウガ科なので、植物分類としては別種です。 葉は車輪状につき、夏になると花茎が伸びて草丈が1m近くになります。1本の茎に白い花が輪生状に数段つき、花は少しずつ開花します。ひとつひとつの花は一日花ですが、徐々に開花するため1か月くらい開花しています。花のあとには青藍色の実が結実し、落葉後もしばらくは茎に残ります。 丈夫で環境に合うと地下茎で増えて群生します。日陰でも美しい花を咲かせるため、日陰の庭の植栽に利用されています。