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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)

  • サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、マメ科デイゴ属の落葉高木。19世紀にオーストラリアで、木本のアメリカデイゴと草本のエルトリナ・ヘルバケアを掛け合わせて作られた交雑種です。植物学者J.C.Bidwillが作出したことから、学名に彼の名前が記されています。挿し木で増やせるので、世界中の暖地で育てられるようになりました。日本でも暖かい地域の公園や街路に植えられています。 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、樹高は通常4~6m、たまにそれ以上になることもあります。花は暗い赤紫色、花は大きく開かず、細い筒のようなフォルムをしています。葉は光沢のない濃いグリーン、先端の尖った菱型に近い卵型です。 サンゴシトウという名前は、中国名の珊瑚刺桐を日本語読みしたものとされています。別名のヒシバデイゴは、葉の形が菱型のデイゴの種類という意味です。

ブルーベリー

  • ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される北アメリカ原産の落葉低木で、種類は200~300種あると言われています。初夏に白やピンクの花が咲き、6月~8月頃に紫色の小さな実が収穫できます。秋には美しい紅葉も楽しめる丈夫な樹木であることから、庭木としても人気があります。鉢植でコンパクトに育ててベランダなどでも十分に収穫が楽しめます。地植えにすると大きく育って収穫量も増えます。虫が付きにくく無農薬栽培がしやすいことも魅力のひとつです。 ブルーベリーの種類は、大きく分けると「ハイブッシュ系」「ローブッシュ系」「ラビットアイ系」の3つに分類され、さらに「ハイブッシュ系」のブルーベリーは、寒冷地向き(ノーザンハイブッシュ系)と温暖な地域向き(サザンハイブッシュ系)の2種類に分けられます。育てる場所の気温や湿度に適応する種類の中から選びましょう。 ブルーベリーは一株でも実をつけるものと、そばに他の品種を植えた方がよく実がなるものがあります。確実に実を収穫したいときは、同一系統の2品種を近くで育てるとよいでしょう。実が黒みがかった紫色になると食べ頃です。収穫期の実はやわらかいので、下から手を添えてやさしく摘み取りましょう。

アメリカデイゴ(カイコウズ)

  • アメリカデイゴは、マメ科デイゴ属の落葉高木。デイゴの近縁種です。デイゴと違い耐寒性があるので、関東以西の暖地で育てられます。街路樹や庭園などに植栽されているのを見かけます。また、鹿児島県の県木にもなっています。 アメリカデイゴは、7月~8月に真赤な花を咲かせます。気温が高ければ、6月~9月頃まで咲いていることもあります。花は捻じれて下を向き、しべ類は花の中央から突き出すように咲くのが特徴です。ホソバデイゴという別名があるように、葉はデイゴに比べて細く楕円に近い卵型で、色は深いグリーンです。 日本には明治時代に渡来したとされていて、古くからカイコウズ(海紅豆)と呼ばれてきました。この名前はナンバンアカアズキという植物の中国名で、間違って呼ばれるようになったのではないかとされています。

コリウス

  • 初夏から秋のカラーリーフプランツの代表のようなコリウス。品種が豊富で様々な色合いがあります。本来は多年草ですが、寒さには弱いので日本では一年草として扱われています。 コリウスの生長期は、4月~6月と9月~10月。鮮やかな色彩の葉を楽しむコリウスは、花に負けない華やかな株姿で初夏から秋にかけて花壇や寄せ植えに欠かせない存在です。暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などにもよく利用されます。 栄養系コリウス コリウスは、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。一般にはコリウス・ブルメイを中心に作出された園芸品種で種子繁殖の実生系が多いですが、栄養繁殖系も近年流通しています。栄養繁殖系の方が花が咲きにくい性質があるので株が大きくなりやすい特徴があります。

ニガヨモギ(苦蓬)

  • ニガヨモギ(苦蓬)はヨーロッパ原産の耐寒性多年草で、夏に黄色い小さな花を下向きに咲かせます。花などから独特な香りがすることから、ヨーロッパでは防虫剤や薬草系のリキュールのひとつであるアブサン酒というお酒の原料としても使われています。ニガヨモギ(苦蓬)は、ハーブとして活用される草の中で最も苦味を持ち、他の植物のそばに植えたり、刈り取った茎葉をすき込むと害虫を忌避する効果があると言われています。 ニガヨモギ(苦蓬)の葉がヨモギの葉に似ていて、ハーブの中で最も苦いので「ニガヨモギ(苦蓬)」という名前が付けられました。英名の「worm wood(虫の木)」は、エデンの園から追放された蛇の這った後にニガヨモギ(苦蓬)が生えたという伝説に由来しているという説と、ニガヨモギ(苦蓬)が防虫剤に使われたことから呼ばれるようになったという説があります。 ニガヨモギ(苦蓬)は薬草として用いられていた植物ですが、その一方、特に茎や葉に毒があり一度にたくさん摂取すると嘔吐、神経麻痺などの症状が起こると言われています。

エリカ

  • エリカとは、ツツジ科エリカ属の総称。常緑低木で、白やピンク、黄のつぼ型、あるいはラッパ型の花を咲かせます。 エリカはイギリスのヒース(heath)と呼ばれる荒地の主役であり、土壌の悪い環境で自生する強健種です。ヨーロッパからアフリカに分布し、600種以上が確認されています。ヒースのイメージからヨーロッパ原産のように思われがちですが、実はエリカの多くはアフリカ原産です。 日本でも鉢花や切り花で数十種類が流通しています。開花期は品種によって異なりますが、秋から初夏、秋から春にかけて咲く品種と晩春から初夏にかけて咲く品種があります。冬の寒い時期を得意とし、夏の高温多湿が苦手です。日本では、冬から春にかけて、花の少ない季節に花壇を賑わせてくれる貴重な植物です。

ハナトラノオ

  • ハナトラノオは、シソ科のハナトラノオ属の多年草。北米東部原産で、北米には15種が自生しています。日本の風土に良く馴染み、しばしば野生化しています。 ハナトラノオは、真直ぐに伸びた花茎に四方に突き出すように花を咲かせます。花は長さ2~3cm、色はピンク、淡いピンク、白など。花は花茎に下の方から咲き始めます。草丈40cm~1m程で、葉は先がとがった細い楕円形です。丈夫で手がかからず、地下茎で増えていきます。 ハナトラノオ(花虎の尾)という名前の由来は、長い花穂が虎の尾に似ていることによるそうです。また、別名のカクトラノオは、花茎の下の方から咲き始める花穂が四角錐が連想させることに由来します。  

クルクマ

  • クルクマは、ショウガ科クルクマ属の多年草。クルクマ属の総称で、根が発達した根茎をなしているのが特徴です。クルクマは根から黄色の染料が取れることから、アラビア語で黄色という意味の「クルクン」が名前の由来になっていると言われています。スーパーフードとして知られているウコンはクルクマの仲間です。 花のように見える色鮮やかな部分は苞葉、花はその中に小さく咲いています。上部の苞葉は四方に広がり美しいフォルムをしていますが、花は咲きません。この苞葉部分を便宜上花と呼んでいます。花のように見える苞葉は色鮮やかで美しく、1か月以上も楽しめます。 クルクマの開花時期は夏です。鉢植えでも切り花でも流通しており、どちらも長持ちすることから人気があります。花色は、ピンク、白、グリーンなど。矮性種から草丈50cm位になるものまで種類も豊富です。  

シルフィウム モーリー

  • シルフィウム モーリーは、アメリカ原産の耐寒性多年草。7月~10月の長期間、ヒマワリに似たレモンイエローの花が開花します。 シルバーグレーがかった緑色の大きな葉をした株元から長い花茎が伸び、分枝しながら茎の頂点付近にたくさんの花が開花します。草丈150cmほどになる大型の草花ですが、花のサイズが5~6cmなのと、花色と葉色が優し気なトーンなので上品な印象もあります。 ひと夏でたくさんの花が開花し、草丈も高くなるため、花壇の後方や広い庭に植えると効果を発揮します。花持ちが良く、切り花にしても日持ちがする花材です。

ハマナス

  • ハマナスは、バラ科バラ属の落葉低木。原種のバラのひとつで、耐寒性が強く、日本では北海道をはじめ中国地方より北の日本海側、太平洋側の茨城までの海岸沿いの砂地に自生しています。低温と潮風に強いため、海岸の公園緑地などでもよく見られます。ハマナスの名は、浜に自生し、果実がナシの実に似ることからハマナシと呼ばれ、それがなまってハマナスとなったことにちなみます。 4月~7月頃、枝先に一重のピンクの花が開花したあと、秋に果実が赤く熟し、生食のほかジャムや果実酒などに利用されています。花には香りがあるため、精油や香料の材料としても使われています。 ハマナスは園芸用のバラの交配親にも使われ、ハイブリッド・ルゴサ系という系統で多くの品種が作出されています。

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