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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。

クロサンドラ

  • クロッサンドラは、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる熱帯原産の低木。初夏から秋までの長期間開花し、発色の良い花色は明るい雰囲気を演出してくれます。濃い緑色の光沢のある葉も美しく、室内鉢花や観葉植物として扱われることもあります。 春頃から鉢花として苗が流通し、低木といってもそれほど大きくならず、自然にこんもりとまとまるので多年草のように扱えます。どちらかというと鉢植えで育てるイメージがありますが、花にボリュームがあり丈夫で開花期間が長いことから、夏花壇の素材として一年草扱いで使われることもあります。 耐寒性がないので、鉢植えで栽培し、冬は室内で冬越しをさせると翌年も初夏から花が楽しめます。

ハツコイソウ(レシュノルティア)

  • ハツコイソウはオーストラリア原産の常緑低木で、晩秋から春までの長期間、花を咲かせます。園芸品種が多く、暖色系から寒色系までカラーバリエーションが豊富です。花が咲く姿は、蝶が飛んでいるように見えます。シルバーがかった葉も美しく、大株になると株を覆うように花を咲かせ、見ごたえがあります。 ハツコイソウは砂漠地帯に自生している植物なので、乾いた場所を好み、高温多湿が苦手です。蒸れで株が弱り、長雨に当たると花が傷んでしまいます。日本の気候で毎年花を咲かせることがやや難しい植物のため、一年草として扱われることも多いようです。

ユリオプスデージー

  • ユリオプスデージーは、マーガレットに似た黄色い可愛らしい花を咲かせる南アフリカ原産のキク科の常緑低木。一重咲きの他、八重咲き種も流通しています。植え付けて間もないころは草花のような見た目をしていますが、数年すると主軸の茎は木化してきます。 病害虫の心配もなく、丈夫で育てやすい植物で、晩秋から春までの花の少ない時期に長期間花を咲かせます。葉や茎には細毛が生えていて、全体が銀白色に見えます。耐寒性はあまり強くありませんが、霜が強く当たらない場所では戸外で冬越しできるので大株に育っている姿をよく見かけます。

クチナシ

  • クチナシは、6月~7月に香りの良い白い花を咲かせるアカネ科クチナシ属常緑低木です。花は夕方から咲き始め、夜の方が香りが強くなるといわれています。1~2日で黄色くなって萎れてしまう短命な花ですが、次々と花を咲かせるので、開花期間中はたくさんの花を楽しめます。花は一重咲きと八重咲きがあり、直径5~10cmです。樹高は1~2m、葉は常緑で、光沢のある濃緑色、楕円形で葉脈がはっきりとしているのが特徴です。常緑で葉の密度が高いので、生垣や目隠しとしても好まれます。樹高が30~50cm程度にしかならないコクチナシは、鉢植えで育てやすい品種として人気があります。 秋から冬にオレンジ色に実る果実は、黄色の染料として利用されてきました。たくあんの黄色は、クチナシの実で色付けされたものです。ただし、八重咲きや大輪の美しい花を咲かせる園芸種の多くは結実しません。 クチナシという名前の由来は、果実が熟しても裂開しないことによります。また、『山吹の 花色衣 主や誰 問へど答へず くちなしにして(秋が過ぎ、冬が来ても一向に口を開けない)』という古今和歌集にある歌が由来だともいわれています。

ベゴニア

  • ベゴニアは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属の総称です。世界の熱帯、亜熱帯を中心に900種以上が分布し、中国などの温帯にも自生しています。日本でもシュウカイドウなどが自生している姿を見かけます。ベゴニアは、多くの野生種をベースにして数えきれないくらいの園芸品種が作出されました。主にこの園芸品種が「ベゴニア」と呼ばれて流通しています。 ベゴニアの特徴は、多くは多肉質の多年草ですが、中には低木のようになるものなどもあります。葉は互生し、フォルムは左右非対称のハート型がほとんどで、まれに深い切れ込みが入る品種もあります。花は雌雄異花で、一つの花序に雌花と雄花を咲かせます。花に芳香のある品種もあります。

ハマシオン(ウラギク)

  • ハマシオン(ウラギク)は、キク科の一年草あるいは二年草。正式な植物名はウラギクですが、浜辺に咲くシオン(紫苑)に似た花ということでハマシオンとも呼ばれています。 世界に広く分布し、日本では太平洋沿岸の海岸や河口のような塩水を含む湿地に生育している野草です。似た花を咲かせる仲間は多数ありますが、塩水に浸かるような沿岸に咲くのはハマシオン(ウラギク)だけです。 ハマシオン(ウラギク)は草丈30~50cm、全体に無毛です。花色は淡い紫、紫、ピンク、まれに白など個体差があります。真直ぐに伸びた茎の先が分岐して、2cmの小ぶりな花を密集させるように咲かせます。花の後にできる種子は綿毛となり、熟すと風に乗って飛んでいきます。 ハマシオン(ウラギク)は沿岸部の開発や環境の変化で個体数が減少していて、国の準絶滅危惧類に指定されています。また、東京都を始め、絶滅危惧類に指定している地域も多くあります。

シンフォリカルポス

  • シンフォリカルポスは、秋から冬にかけて、真珠くらいの大きさの白やピンクのかわいい実をつけるスイカズラ科の落葉低木。実がついた枝物が秋から初冬にかけて多く流通しています。 シンフォリカルポスは、初夏にすずらんの形に似たうつむきがちの小さな花が開花した後、秋にとてもかわいらしい実をつけます。今のところ切り花の流通の方が多く、鉢物としての出回りはさほど多くありませんが、暑さ寒さに強く、丈夫で日本全国で栽培可能で剪定でコンパクトに仕立てることもできるので、扱いやすい花木のひとつです。 シンフォリカルポスの英名は「Snowberry」、和名は「雪晃木(セッコウボク)」と呼ばれ、どちらも白い実を雪に例えて名付けられたようです。実は秋から初冬までと鑑賞期間が長く、落葉後もしばらくは実がついた状態を楽しめます。

エレムルス

  • エレムルスは、尻尾のような花姿が印象的な球根植物です。球根はクモのような不思議な形をしています。 ロゼット状の葉から春にすらりとした穂状の花茎を立ち上げ、花穂の下から上に向かって小さな花が開花していきます。キツネのしっぽのような花姿から「フォックステール」、水はけの良い土壌を好むことから「砂漠のキャンドル」などとも呼ばれます。 下から開花する花はとても長持ちし、3~4週間楽しむことができます。エレムルスは存在感のある花でありながら、同じ季節に咲く宿根草とも調和します。宿根草の隙間にところどころに植え付けると、組み合わせ次第で様々な魅力的な風景になります。また、道沿いに植え付けると線の要素を作り出すこともでき、植え付け方次第で初夏の庭を様々な雰囲気に演出してくれます。

ステルンベルギア

  • ステルンベルギアは、夏に球根を植えると、秋に鮮やかなクロッカスに似た黄色い花が開花します。日本で最もよく栽培されている代表種は、和名で黄花玉簾(キバナタマスダレ)と呼ばれるステルンベルギア・ルテアです。 秋に休眠から覚めると、葉と花茎を出し、ひとつの球根から2~3輪の花を咲かせます。花後も葉を残したまま冬を越し、初夏に葉が枯れて夏に休眠します。球根は数年間は植えっぱなしで栽培でき、小型なので鉢植え栽培にも適し、水栽培も可能です。

ミモザ

  • ミモザは、ギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。ヨーロッパでは「ミモザ」というとフサアカシアAcacia dealbataのことをさしますが、日本では、フサアカシアやギンヨウアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の仲間の総称として「ミモザ」の名で流通しています。 庭木として人気があり、銀色がかったグリーンの葉と、春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しい樹木ですが、地植えにすると非常に大きくなるため、植える場所を考えるとともに毎年の剪定が必要です。 3/8の国際女性デーとは、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定した日です。イタリアではその日を「女性の日」とし、女性への日頃の感謝を込めて、男性から女性へミモザの花を贈る習慣があります。現在は日本でも「ミモザの日」とされ、女性へミモザの花を贈る習慣が定着しつつあります。 切り花としても流通量が多く、実際の開花より早い冬から出回り始め、生花やドライフラワーとして親しまれ、リースやスワッグの材料としても人気があります。
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