レモンマリーゴールド
- 一般的なマリーゴールドが一年草であるのに対して、レモンマリーゴールドは宿根草のタイプのマリーゴールドです。細かく繊細な葉からレモンに似た爽やかな香りがするため、葉をハーブティーにしたり、エディブルフラワー(食用花)として利用されます。 根から分泌される液は、ネマトーダ(線虫)やナメクジを寄せ付けない効果があるため、庭や花壇、畑の防虫素材として植えるのもよいでしょう。 一般的なマリーゴールドが初夏から晩秋までが開花時期であるのに対して、レモンマリーゴールドの開花が始まるのは9月頃からです。晩秋近くになると小さな黄色い花が株一面を覆うようにたくさん開花し、花は切り花としても利用できます。丈夫で植えっぱなしにできる宿根草で、庭や花壇の花が少なくなり寂しくなってきた頃に開花の最長期を迎え、秋の庭を華やかにしてくれます。 苗で流通している時は20~30cm前後の草丈ですが、地植えにすると150cm前後に生長します。初夏と秋に摘心をして仕立てるか、そのまま伸ばすかによって株の姿にかなり違いが出ます。低めに仕立て通路沿いに植えると、身体に少し触れるだけでレモンの爽やかな香りが漂います。