「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑741-750件 / 全1474件

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オニユリ(鬼百合)

  • オニユリ(鬼百合)は原種のユリのひとつで、耐寒性、耐暑性に優れることから、日本の至る所で野生化しています。オニユリ(鬼百合)の背丈は100~200cm程度、オレンジ色の花には斑点があり、花弁はそっくり返ったような印象的な見た目をしています。発色の良い花は、夏の野山でよく目立ちます。 オニユリ(鬼百合)の特徴的なところと言えば、珠芽(むかご)ができることです。珠芽(むかご)は、葉の上にひとつずつでき、これをまくと3~4年で開花します。(個体差があります)見た目がとても似ているコオニユリには、珠芽(むかご)はできません。 また、オニユリ(鬼百合)の鱗茎(球根)は「ユリ根」と呼ばれ、薬用や食用にもされています。ユリ根はオニユリ、コオニユリ、ヤマユリの鱗茎のことを言いますが、最近流通しているのはコオニユリがほとんどのようです。

アリウム・シクラム

  • アリウム・シクラムは、初夏にフォルムの美しい複色の花が開花する球根の花です。深みのある赤とクリーム色の複色で、1本の茎に複数の花が付き花火のような見た目、花のひとつひとつは俯きがちに開花します。地植えにすると1m前後の花丈になるため、庭や花壇に植えると素敵なアクセントになります。花は切り花としても流通しています。

チーゼル

  • チーゼルは、7月~9月に薄紫色の花を咲かせるマツムシソウ科の背丈の高い大型の二年草。花の後の実に見える開花前は、鋭いトゲ状の総苞に囲まれた楕円形の形をしています。その苞の隙間から薄紫の花が無数に開花します。チーゼルの花の咲き方は独特で、伸びた花柄の先端に花穂をつけ、花の周囲を輪で取り囲むように薄紫色の花が上から開花し、徐々に下に咲き進みます。花は二年草なので開花後に寿命を終えますが、立ち枯れた姿も美しく見ごたえがあります。花後の果実はそのまま乾燥させるとドライフラワーとしても楽しめます。 チーゼルは、化学薬品のなかった時代には薬草(ハーブ)として利用されていましたが、現在は主に園芸や果実をクラフトの材料として利用されています。別名の羅紗掻草(ラシャカキグサ)は、花後の果実を乾燥したものを羅紗(毛織物)を毛羽立てるのに使われていることからです。 チーゼルは二年草で、1年目はロゼット状の葉を形成し、2年目に花茎が立ち上がり、分枝して茎先にたくさんの花が開花します。最終的には背丈が2m前後になる大型の草花で、庭に植えると存在感のあるアクセント的な存在です。 チーゼルは、切り花やドライフラワーとしても流通しています。背丈が高い草花のため、大きなフラワーアレンジの花材に利用されています。花の周囲や花の下、茎には無数の鋭いトゲがあります。素手での取り扱いには注意しましょう。

琉球朝顔(ノアサガオ)

  • 琉球朝顔(ノアサガオ)は、一般的な一年草の朝顔と違い、沖縄原産の宿根の性質を持つ朝顔です。アサガオの園芸品種が、「琉球朝顔」、「宿根朝顔」、「イポメア・インディカ」という名前や代表品種の「オーシャンブルー」という様々な名前で流通しています。代表品種は、美しいブルーの品種のオーシャンブルーですが、その他にも淡い紫、ピンクがかった紫、白などの色もあり、中には葉がモミジのような形のモミジ葉タイプのものもあります。 いずれの品種も生長力がたくましく、地植えにすると10m以上伸びます。繁殖力が旺盛なので植える場所には注意しましょう。つる性なので、フェンスやトレリス、誘引ネットなどに誘引すると、たくましくどんどん立ちのぼっていくため、夏のグリーンカーテンの素材としても人気があります。 一般的な朝顔との違いは、花の時期です。琉球朝顔(ノアサガオ)は晩秋まで花が開花し、最も花数が多いのは秋の10月頃です。花は複数の花が房状についているので、花も大きいことから開花時はとても見事です。一般的な朝顔は昼過ぎにはしぼんでいきますが、琉球朝顔(ノアサガオ)は夕方まで花が開いています。

丹頂アリウム

  • 丹頂アリウムは、初夏に開花する球根の花。開花前はネギ坊主のような独特のフォルムをしていて、花は薄皮をかぶっています。すっとした直線的な姿は庭のアクセントとして目立つ存在になります。背丈は50~70cmありますが、花のサイズはアリウムの中では小さめの3cm程度です。小さな花が集合して球状の形をした花は少しずつ色づいていくので花は長持ちします。丈夫で植えっ放しでもよく育つタイプのアリウムです。 庭で咲いている時の丹頂アリウムはまっすぐな茎ですが、花屋さんでくねくねした茎の丹頂アリウムを見たことがある方も多いのではないでしょうか。切り花として流通している、くねくねした丹頂アリウムは、人の手によって茎をくねらせて栽培して出荷されたものです。とても手の込んだ切り花です。踊るようなフォルムはフラワーアレンジや花束のアクセントになります。

四季咲きアジサイ

  • 一般的なアジサイの開花時期は梅雨の頃の一季咲きであるのに対して、四季咲きアジサイは、開花の季節、期間を改良された園芸品種。同じ年に再度花を楽しめる四季咲き性のあるアジサイの総称です。品種はいくつか流通しています。 一般的なアジサイは、株が大きくなるまでの数年間は花数は少ないですが、四季咲きアジサイは一年のうちに返り咲く性質を持つため、株が若いうちから花が開花します。 基本的な育て方はアジサイと違いはありませんが、大きな違いは剪定の方法や時期です。四季咲きアジサイは、どこで切っても、切らなくても花が開花するのが特徴です。 四季咲きのため、初夏に咲いた花の後、同じ年に再び花が開花し、開花期間は初夏から晩秋のアジサイです。一番花が咲きだすのは5月頃ですが、その次の花の開花は育て方(主に剪定)によって変わってきます。

アリウム・サマードラマー

  • アリウム・サマードラマーは、初夏に咲く草丈の高いアリウムです。アリウムは、品種によって背丈や開花時期、花の趣が違いますが、サマードラマーの花はアリウム・ギガンチウムに似た球状です。個体差がありますが、背丈が2m近くになります。まっすぐな茎の先についた花はとても存在感があって、庭のアクセントになります。 アリウム・サマードラマーの花は、つぼみの時はネギ坊主のような形をしています。花の周りには薄皮がつき、頂部がとんがったつぼみの様子も存在感があります。その薄皮が取れると、無数の花が集合した花が顔を覗かせます。花は一度に咲かず、少しずつ開花します。アリウム・サマードラマーは切り花にしてもとても長持ちするため、生花としても流通しています。

ユリノキ(百合の木)

  • ユリノキ(百合の木)は耐寒性のある落葉高木。環境が合えば樹高は30mになりますが、強剪定して大きさを制限することもできます。まっすぐ伸びる樹形が美しく、日本の気候にも合っているので公園や学校、街路樹などによく使われます。大きく生長したユリノキは、樹皮がとても厚くなり、熱や火に対する耐性が増します。 ユリノキ(百合の木)は美しくて強度があり、まっすぐで扱いやすいことから、材木としても広く利用されています。 ユリノキ(百合の木)は初夏にカップ型の花を枝先に咲かせます。花はとても美しいのですが、高い位置に咲くことも多く、気づかれないこともよくあります。上質の蜂蜜がとれる花としても知られています。 ユリノキ(百合の木)は、ギリシャ語でユリを意味する「leirion」、木を意味する「denderon」が語源の学名「Liriodendron tulipifera」からつけられたと言われています。tulipiferaにはチューリップに似た花をいう意味があり、英名はAmerican tulip treeとつけられています。

スワインソナ・ガレギフォリア

  • スワインソナ・ガレギフォリアは、オーストラリア原産の半耐寒性宿根草(低木)です。日本では「ホワイトスワン」や「ユイホワイト」という品種名で白い花が流通しています。本国では、ピンク、赤、紫などの色もあります。 こちらでは「ホワイトスワン」についてご紹介します。 スワインソナ・ガレギフォリア ’ホワイトスワン’は、春から初冬の長期間、スイートピーに似た白い花を咲かせます。本来は低木ですが、耐寒性が0℃程度のため、日本では宿根草のような扱いで育てると、関東以南の霜の降りない場所なら戸外で越冬することができます。つる性で1m近く生長します。葉の形も魅力があるので、トレリスなどに這わせると周辺が明るい雰囲気になります。

マウンテンミント(広葉)

  • マウンテンミントは初夏から秋に白い花が開花するシソ科の耐寒性宿根草です。マウンテンミントには、細葉と広葉があります。名前にミントとありますが、ピクナンテマム属のためミントではありません。 頂点に咲く白い花の周りの苞葉の部分がシルバーグリーン色になり、ミントの香りがします。庭に植え付けると、魅力的な葉色とミントの香りが周囲の雰囲気を爽やかにしてくれます。ミントの香りがするのでハーブとしての利用もできますが、日本ではどちらかと言うと園芸や切り花としての鑑賞用での利用がほとんどです。花は切り花としても流通し、初夏から夏に出回っています。 開花間際のマウンテンミント 背丈のある宿根草なので、ボーダー花壇では後方に植え付けるタイプの草花です。爽やかなシルバーグリーン色が隣の草花を引き立ててくれます。性質はとても強健なので、一度植え付ければ放任で管理でき、はびこるほど増殖しないため育てやすい宿根草です。

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