ストレリチア(極楽鳥花)
- ストレリチア(極楽鳥花)は、ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の総称です。ゴクラクチョウカ属は5種からなるグループです。ストレリチア(極楽鳥花)は、すっと伸びた茎の先に舟型の仏炎苞を直角につけ、その上に花が咲きます。その様子が極楽鳥にたとえられて「極楽鳥花」という和名が付きました。英名の「Bird of paradise」も同じ由来です。 ストレリチアのなかでもっとも多く見かける品種は、ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)です。和名をゴクラクチョウカというのは本種です。1~3mほどまで生長する多年草で、鮮やかなオレンジ色と青紫の花を咲かせます。正確にはオレンジ色の部分はがく片で、青紫色のものが花です。葉はバショウを思わせるような大きく厚みのある葉で、花が咲いていない時期でも見映えがします。 ストレリチア・ユンケア(Strelitzia juncea)は、ストレリチア・レギナエによく似た花を咲かせ、全体的に小ぶりで、葉はイグサのように細いのが特徴です。他にストレリチア・ニコライ(Strelitzia nicolai)は、紫色の仏炎苞に白い花を咲かせます。10mほどまで生長する大型のストレリチアで、暖地の公園や街路樹として植えられています。