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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

アオダモ

  • アオダモは、北海道から九州の山地に広く自生する落葉高木。樹高は5~15mほど、太さは50cmほどになりますが、生育はそれほど早くありません。近年、自然の山の風景を庭に取り込む「雑木の庭」が人気になったこともあり、ナチュラルな景観をつくる庭木として脚光を浴びるようになりました。シンボルツリーとして選ばれることも多く、楚々とした株立ち仕立てのアオダモがよく用いられます。 耐寒性耐暑性に優れ、丈夫で育てやすく、管理の手間がかからないので街路樹や公園樹としても植栽されます。高木ですが、適切な剪定を行うことで好みの高さに仕立てることも可能です。 春に花穂を伸ばしてたくさんの小さな白い花をつけ、木全体を覆い、まるで雪をかぶったように咲く姿はとても風情があります。 樹皮は暗い灰色で枝は灰褐色、プロ野球用のバットの材料としても使われます。樹皮を水に浸したり、枝を切って水につけると水が青色になることと、トネリコ属の広葉樹の総称を「タモ」と言うことから、アオダモと呼ばれるようになったという説があります。 落葉樹なので、冬には葉を落として枝だけの姿になりますが、ナチュラルな枝ぶりも美しく、春が近づくと新芽が徐々に大きくなって芽吹き、きれいな緑色の葉に癒されます。春から初夏には可愛い白い花が株全体に咲き、夏には緑色の葉が涼し気で、四季ごとに表情が移りゆく様を楽しむことができます。

キングサリ

  • キングサリはヨーロッパ原産のマメ科キングサリ属の落葉樹です。房状の黄色い花が鎖(chain)にみえることから、「golden chain tree」という英名で呼ばれるようになりました。その英名を訳し、「金色の鎖の木」訳して「金鎖」と言われるようになりました。 5月頃、枝から垂れるように黄色い花が開花し、満開時は圧巻の風景で、姿がフジに似ているためキバナフジ(黄花藤)と呼ばれることがあります。フジのようなつる性ではありませんが、枝が柔らかいのでアーチやフェンスなどに仕立てることもできます。 ヨーロッパではラバーナム(Laburnum)の名で呼ばれ、イギリスのウェールズにあるボドナント・ガーデン(Bodnant Garden)の長さ55mに渡るキングサリのアーチ(Laburnum Arch)は有名な観光名所となっています。 キングサリは、種類によって樹高や花穂の長さが変わります。広く栽培されているものは花穂が20cmくらいのものですが、花穂が長いものだと60~70cmにもなるものもあります。 花が美しいキングサリですが有毒植物です。口に入れることのないように注意してください。

ハンカチの木

  • ハンカチの木は中国原産のヌマミズキ科の落葉高木で、1属1種の植物です。標高2000m程度の山地の日当たりが良く湿った場所に自生しています。花弁のように見える2枚の苞(ほう)が、ハンカチが垂れ下がったように開くのが名前の由来です。その独特な姿から「幽霊の木」や鳩が止まっているように見えるため「鳩の木」の別名があります。

ドデカテオン

  • ドデカテオンは、原種シクラメンやカタクリに似た花を咲かせる北米原産のサクラソウ科の宿根草。水辺や湿り気のある高原などに自生し、暑さや乾燥には弱い性質です。 春になると株元から花茎が立ち上がり、ユニークな形の花が開花します。花の形からカタクリモドキやシクラメンモドキの別名で呼ばれることがあります。種類がいくつかあり、草丈は10cm程度の地際で咲くものや30~40cmほどになるものがあります。花のあと夏から冬にかけては地上部分はなくなり、春になると再び芽吹き、生育期より休眠期の方が長い特徴があります。

ヤマブキソウ

  • ヤマブキソウは、明るめの森や林の落葉樹の株元などに自生する日本原産の宿根草です。本州をはじめ、四国、九州に分布しています。少し湿った土を好み、環境に合えば、こぼれ種でも増えていきます。 ヤマブキソウの名は落葉低木のヤマブキの花色や形に似ていることに由来しますが、ヤマブキはバラ科の木、ヤマブキソウはケシ科の草で、分類的には違う植物です。また、バラ科のヤマブキの花弁は5枚、ヤマブキソウは4枚と見た目の違いもあります。 4月~6月の開花時になると株元から花茎を立ち上げ、茎先に花が1~3輪開花します。草丈30cm前後で、4枚の花弁の明るい黄色の花が落葉樹の足元で開花し、開花時は華やかな風景となります。   葉は羽状複葉の鋸葉で、3〜7枚の小葉で形成され、春に地面から芽吹き、冬の間は地上部が枯れて休眠し、越冬します。

アリウム・トリケトラム(ミツカドネギ)

  • アリウム・トリケトラムは、ヒガンバナ科アリウム属の多年草(球根植物)で、葉や茎はニラの香りがします。アリウム類の中では開花時期が早く、春から初夏にかけて、釣鐘状の白地に緑の筋が入った美しい花が無数に開花します。和名の三角葱(ミツカドネギ)は、花茎の断面が三角形であることにちなみます。 繁殖力が高く、分球のほか種でも増えて次第に群生し、時には舗装した道路の割れ目などでも開花している姿を見かけます。 アリウム・トリケトラムの花、葉、球根は食用にでき、ヨーロッパではハーブとして利用されています。食用として使用する場合は、スイセンやハナニラなどの葉が似た有毒植物の近くに植え付けるのは避けましょう。

山椒(サンショウ)

  • 山椒(サンショウ)は雌雄異株のミカン科の落葉低木。爽やかな香りは古くから香辛料として親しまれています。樹高は2~5m、葉の付け根に鋭い棘があります。 葉、花、実、木の皮まですべて薬味になり、葉は葉山椒、花は花山椒、実は実山椒(雌株のみ)と呼ばれ、ピリッと舌がしびれるような独特の辛味があり、ウナギの薬味など、さまざまな料理に利用されています。 山椒(サンショウ)の花は、4月~5月頃に黄色の小花が咲き、6月になると雌株には果実が実り始め、9月~10月に赤く色づきます。雄株は花は咲きますが、果実は実りません。果実を実らせるには、雄株と雌株の両方が必要です。

ベロニカ・クレーターレイクブルー

  • ベロニカ・クレーターレイクブルーは、ヨーロッパ原産のオオバコ科の宿根草。這うように広がりながらドーム状に生長し、春から初夏にかけて株元からたくさんの花穂を立ち上げ、目が覚めるような美しい青い花が開花します。 暑さ、寒さに強く丈夫な性質ながら、茎は細く繊細で、ナチュラルな雰囲気があります。春のバラの開花時期と重なるため、下草として利用できます。明るい緑色の葉、透明感のある深い青を生かして、同じ季節に咲く草花との色合わせを楽しんでもよいでしょう。ドーム状に生長するので庭や花壇の縁取りにも適しています。

エリシマム

  • エリシマムは80種ほどの原種がヨーロッパを中心に分布するアブラナ科の草花です。種類によって一、二年草と宿根草があり、草丈も矮性から高性まで様々です。 英名のウォールフラワーは、城壁の石と石の隙間のような場所でもよく育つことにちなみます。分類が変わったため、以前の分類のチェイランサスの名で流通することもあります。 エリシマムの花は、アブラナ科らしい4枚花弁の十字形の小さな花が集まり、春から初夏にかけて開花します。優しい色合いから発色の良い色まで花色が豊富で、複色のものも多く、中には咲き進むにしたがって花色が変化する品種もあります。咲き方は、ストックのような花穂が長いものやバーベナのような丸めのものまで品種によって異なります。 楚々とした雰囲気の花は様々な草花と合わせやすく、花色も豊富なので、同じ時期に咲く草花との組み合わせ次第でいろいろな雰囲気を演出できます。 この図鑑では宿根草タイプのエリシマムについてご紹介します。

ヘリオフィラ

  • ヘリオフィラは、春に透明感のある青い花が無数に開花するアブラナ科の一年草です。ヘリオフィラ属には多くの種類がありますが、園芸店で販売されているのはヘリオフィラ・ロンギフォリア(Heliophila longifolia)です。主に青い花が流通していますが白花もあります。 この図鑑では、ヘリオフィラ・ロンギフォリアの育て方についてご紹介します。 花はアブラナ科には珍しい青系で、昼間に開き夜は閉じる性質があります。茎が細く繊細そうに見えて性質は丈夫で、分枝しながら生長し、下から上に咲き進みます。薄く繊細な花びらの小さな青い花は、人を惹き付ける魅力があります。 野趣あふれる雰囲気なので、ナチュラルガーデンの植栽に好まれます。同じ季節に咲く、ネモフィラ、ワスレナグサ、シノグロッサムなどの水色や青系の花と植栽すると美しいブルーのグラデーションを楽しめます。

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