ルナリア(ゴウダソウ)
- ルナリアは、春から初夏にかけて紫や白い花を咲かせるアブラナ科の二年草。秋にまくと、開花するまでには二年かかります。花はアブラナ科の花に多い、十字型の花を多数咲かせます。 ルナリアは花後に実る種のサヤの形がユニークで、庭や花壇に植栽すると、花の時期と果実の時期では雰囲気ががらりと変わり、植栽として面白い存在になります。サヤは、最初は楕円で徐々に丸くなり、うちわのような形になります。平べったい形で、平均して4~6個程度の種が入り、外側からでも種の数が確認できます。種がはじけたあとの光沢のあるサヤの仕切りは、日持ちのするドライフラワーになり、白い色の「晒しルナリア」や染色されたものが流通しています。 学名のLunariaは、ラテン語の月を意味するlunaに由来し、丸いサヤの形を月に例えたことによります。和名の合田草は、ルナリアの種をパリから日本に初めて持ち帰った、木版画家の合田清氏の苗字にちなみます。