「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑811-820件 / 全1474件

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ゴボウ(牛蒡)

  • ゴボウ(牛蒡)は、細く長く伸びた根を食用とします。 冬の低温期では、ゴボウ(牛蒡)の地上部は枯れますが、根の部分は耐寒性がとても強いので、冬の厳しい寒さを乗り越えることができます。貯蔵性に優れていて、病害虫にも強く、育てやすい植物です。 ゴボウ(牛蒡)は夏に大きく生長した茎の先に、アザミに似た紫色の花を咲かせますが、日本では花が咲く前に収穫期を迎えるので、ゴボウ(牛蒡)の花にあまりなじみはないかもしれません。 花が咲いた後の、ゴボウ(牛蒡)の実にはとげが付いていて、先が釣り針のようになっています。そのため、衣服につくと引っかかる構造になっています。スイスの発明家が、このゴボウ(牛蒡)の形状をヒントにマジックテープを発明したことでも知られています。 ゴボウ(牛蒡)は、ヨーロッパや中国では薬用として用いられていましたが、実際に食用とするのは日本だけでした。 太平洋戦争中に、日本兵が外国人捕虜にゴボウ(牛蒡)を与えたところ、外国人捕虜はゴボウ(牛蒡)を「木の根」だと思い、虐待の一部だとして、戦後の裁判において、日本兵に木の根を食べることを強要し虐待されたとして、日本人将兵が戦犯として死刑及び、終身刑に裁かれたという話は有名です。

キャベツ

  • 大きく開いた葉の中に、結球したキャベツが大きく実ります。キャベツの花は、アブラナ科特有の花びらで、十字についた黄色い菜の花を咲かせます。 春キャベツは、柔らかくあまり巻きが強くなく、みずみずしいのが特徴です。夏、秋キャベツは比較的柔らかく甘いですが、形は春キャベツよりもしっかりと結球しています。冬キャベツは固く、葉の断面もまっすぐです。一般に、 春キャベツは3月~5月、夏秋キャベツは 7月~8月、冬キャベツは1月~3月に出回っているもののことを指します。

わさび(山葵)

  • わさびは北海道から九州の山野に自生している日本原産といわれている植物です。 日本人は、古くから自生しているわさびを採取して使用していました。 わさびはアブラナ科の多年草で、春に芽を出し葉茎が伸びて、初夏に開花し、実を付けます。夏の高温期生長が衰え、秋に再度茎葉が生育して根茎が肥大し、冬に生育が止まる。このサイクルを繰り返しながら、年々根茎を肥大させていきます。わさびの栽培方法は、「沢わさび」と「畑わさび」と育てる場所によってわさびの状態が違います。 沢わさびは根茎がしっかり肥大しますが、畑わさびの方は根茎の肥大が少ないため、葉や茎を食する葉わさびとして野菜感覚で収穫されます。(こちらの育て方では、主に畑わさびの作り方をご紹介します。) 畑でわさびを栽培する場合は、1年目の秋に苗を植え、3年目の初夏に収穫するという長い間かけて栽培します。 このわさびの栽培で大切なのは、強い日差しを避けることです。木漏れ日程度の光と、気温は30℃以下にとどめます。涼しく、光が差し込む程度で湿り気があっても、排水性に優れた環境を好むのがわさびの特性です。 わさびを使う料理の代表格として寿司や刺身が有名ですが、わさびのピリリとした辛みがお醤油と共に魚の旨味を際立たせます。味だけでなく、わさびは強い殺菌力があることでもよく知られています。このわさびの強い殺菌力のおかげで生魚の腐敗を防ぐ効果があるのです。

ラッキョウ

  • ラッキョウは、日本で10世紀頃から栽培されていた歴史ある野菜です。秋に芽吹き、分球しながら生育し、その後越冬。再び春に分球しながら株を大きく生長させます。 ラッキョウは花は咲きますが、種子は作らずに鱗茎で繁殖します。夏の暑さに弱いため、鱗茎の状態で夏の休眠期を過ごします。 ラッキョウは中国原産の野菜で、辛みを持つ代表的な五大野菜「五辛(ごしん)」の一つです。ラッキョウの他に、ネギ、ニンニク、ノビル、ニラがあります。

コールラビ

  • コールラビはアブラナ科アブラナ属の種類で、キャベツ、ブロッコリー、ケールなどと同じヤセイカンランの変種の仲間です。 「コール」はドイツ語で「キャベツ」、「ラビ」は「カブ」という意味です。和名はカブカンラン(蕪甘藍)といいますが、「カンラン」とはキャベツを意味します。日本には、明治時代に渡来しましたがあまり普及しなかったようです。 丸くコロンとした形が可愛らしく、ヨーロッパのキッチンガーデンでとても人気のある野菜で、茎が肥大化した部分を食します。 コールラビを生で食べると、ブロッコリーやキャベツの芯よりも甘く、瑞々しいリンゴのような爽やかな甘みを感じます。火を通してもカブのような食感と甘味があります。カブと同様に、様々な料理に活用できます。 コールラビの種類は、淡緑色と紫紅色がありますが、どちらも皮をむくと中身は淡いクリーム色で、さほど味に違いはありません。 コールラビは、ビタミンCが豊富に含まれており、キャベツと同じような栄養を持ち合わせています。加熱しても栄養が壊れたり、流失しにくい性質を持っています。

サフラン

  • サフランは草丈が10cm~30cmくらいのクロッカスなどと同類の球根植物です。最大のサフランで4つくらい花をつけます。長く細い葉と紫の花が特徴です。花の中心には赤くて細い糸のようなめしべがあり、これを取って乾燥させたものがサフランというスパイスになり、料理の着色料などに使われます。花が咲き終わった後も葉は伸び続け、5月頃に枯れた後、休眠に入ります。

カボチャ(南瓜)

  • カボチャ(南瓜)の葉は大きて丸く、つるは土を這うように伸びて生長します。カボチャ(南瓜)の雌花は、下が膨らんだ形をしており、雄花と受粉することで実がなります。 日本カボチャは、割ると見た目が菊の花のような形をしており、表面はごつごつしています。 カボチャ(南瓜)の関東での収穫時期といえば夏が旬ですが、冬至にカボチャ(南瓜)を食べる風習があります。夏とは正反対の冬至の時期にカボチャ(南瓜)を食べる習慣となったのは、カボチャ(南瓜)の優れた保存性のおかげです。夏に収穫したカボチャ(南瓜)を、冬まで保存しておくことが可能だったため、緑黄色野菜が無くなる冬の時期にカボチャ(南瓜)を食す文化ができたというわけです。 ▼冬至のカボチャ(南瓜)についてはこちらをどうぞ 冬至とは|2024年はいつ? なぜ冬至にかぼちゃとゆず湯なの? 2024年の冬至(とうじ)は12月21日。 夕方になるとあっという間に真っ暗になって日が短くなったなぁと感じ… 持永久美子 2023.11.25 ボタニカルライフ
  • バンクシアは、オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹です。オージープランツと呼ばれるオーストラリア原産の植物の中でも人気があり、鉢ものや切り花として流通が増えています。 夏から冬にかけてタワシ状のユニークな見た目の花が開花します。種類が豊富で品種によって花の色や形も様々です。花だけでなく葉の形も個性的なものが多いので、花が咲いていない時期も年中見応えのある樹木です。 寒さや湿気などに気をつければ基本的には育てやすく、鉢植えやコンテナ栽培、温暖地では庭植えでの栽培も可能です。

ウチワサボテン

  • サボテンは多肉植物の中のサボテン科の植物。アメリカ、メキシコ、中米が原産。乾燥した砂漠や、雨の少ない土地、高山などの他の植物が育ちにくい過酷な環境でも生育できるよう、葉に水と栄養分を蓄えていて、特徴はトゲの部分に綿毛のような「刺座(しざ)」があることです。 ウチワサボテンとは、特定の一種の名前ではなく形の総称です。たくさんの種類があり、ウチワのような平たい形が特徴です。種類によって形や色は様々で、フォルムのユニークさがインテリアグリーンとしても人気があります。

セリ(芹)

  • セリ(芹)は20~40cm位まで草丈に伸びるセリ科の多年草です。セリ(芹)の別名は、根白草(ねじろぐさ)ともいい、春の七草のひとつです。水田や湿地などで自生しています。 春から夏にかけて、茎の根の際から這うようにランナーが出て、各節から根が出てきます。花の季節は7月で、小さくて白い花が咲きます。耐寒性があり、多年草のため毎年収穫できる、育てやすい野菜です。 田の畔(あぜ)で摘むセリ(芹)を田芹(たぜり)、野生のセリ(芹)を野芹(のぜり)といいます。 セリ(芹)は種の発芽率が悪いため、苗から育てることが多いようです。スーパーで売っている根がついているセリ(芹)を植えてもよく育つ日本原産の野菜です。 各地で自生しているため、野生のセリ(芹)を収穫して食したいところですが、大変有毒なドクゼリとの区別は初心者にとっては難しいかもしれません。ちなみにドクゼリは草丈が食用のセリ(芹)と比べて大きく、1m位まで達します。地下茎は緑色で、節間がタケノコのように中が空洞になっています。誤食すると、嘔吐、下痢、けいれん、呼吸困難などの症状があらわれるため、判断できな場合は食用として採取しないようにしましょう。 セリ(芹)は春に若い茎や柔らかい若葉を収穫します。別名根白草(ねじろぐさ)ともいうセリ(芹)の根は、泥をしっかり落とすと、真っ白でシャキシャキとした味わいです。仙台のセリ鍋は、そのセリ(芹)の根まで使用するお鍋です。

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