スープセロリ
- スープセロリは、ヨーロッパが原産のセロリの原種と言われています。半耐寒性の二年草です。中国に伝えられた後、長い間「芹菜(キンツァイ、キンサイ)」と呼ばれ、改良されないで栽培されてきました。 生育が早く、丈夫で育てやすいので家庭菜園向きの野菜です。茎が細く、イタリアンパセリやパクチーの葉に似た葉が特徴です。一般のセロリは葉柄が肥厚しますが、スープセロリは細いままです。見かけはセロリよりも細く小さいのですが、セロリよりも香りが強いので料理の臭み消しにも使われます。 スープセロリは、日当たり、風通し、水はけ、水もちの良い肥沃な環境で栽培します。真夏は直射日光の当たる場所よりも、明るい半日陰で育てた方が葉がやわらかく育ちます。生長してきたら外側の茎から間引きして間引き菜も料理に使います。やわらかいので茎も葉も生のまま食べられます。スープの味を引き立たせるために浮き味にして使ったり、サラダに入れたり、茎と葉を肉と一緒に炒めたり万能に使えます。