11月が旬の野菜、果物、魚、花46種。五感全部で実りの秋を楽しむ

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山田智美

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11月に旬を迎える野菜、果物、魚、花を46種紹介します。さらに旬の食材を使ったレシピも。過ぎ行く秋を、五感全部を使って楽しみ尽くしましょう。

目次

11月とは?二十四節気や季語、行事、事柄

11月とは?二十四節気や季語、行事、事柄

  • 和名:霜月(しもつき)
  • 英名:November

11月とは

11月は秋も深まり、冬に向けて寒さが増してくるころ。空気は乾燥し、薄手のコートが必要になります。風は冷たく、木々は紅葉し、枯葉を踏みしめる音を楽しみながらお散歩ができる時期。また、最後の秋の恵みを満喫できる時期でもあります。

11月に使われる季語

秋惜しむ(あきおしむ)

過ぎ行く秋を惜しむという意味。晩秋に使用される季語です。

蔦紅葉(つたもみじ)

秋に赤く紅葉した蔦の葉を指す言葉。夏は青蔦と言います。

帰り花

小春日和の日に春の花が返り咲くことを指す言葉。美しい秋の季語です。

時雨

初冬に降る通り雨。降ったかと思うと晴れ、晴れたかと思うとまた降り出すような雨のことを指します。

11月に迎える二十四節気

立冬(りっとう)

立冬は二十四節気の第19節目、毎年11月7日頃です。年によって1日程度前後します。また、11月7日から次の二十四節気の次の第20節、小雪までの15日間ぐらいを指します。

立冬はその年初めての冬の気配を感じ、冬に向けていよいよ寒くなってくるころです。

▼二十四節気の立冬についてはこちら

小雪(しょうせつ)

小雪は二十四節気の第20節目、毎年11月22日頃です。年によって1日程度前後します。また、11月22日から次の二十四節気の次の第21節、大雪までの15日間ぐらいを指します。

小雪は日が短く、空気は冷たくなり、雨が降っている間に雪に変わっていくころです。

▼二十四節気の小雪についてはこちら

11月の行事や事柄

文化の日

文化の日は国が定めた国民の祝日、毎年11月3日です。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日とされています。

勤労感謝の日

勤労感謝の日は国が定めた国民の祝日、毎年11月23日です。「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」とされています。年内最後の祝日になります。

七五三

七五三は年祝いの一つ。3歳、5歳、7歳の年にお祝いをします。11月15日に神社にお参りして子供の健康と成長を願うとされていますが、混みあうために写真撮影やお祝いなど、前倒しにする家庭も多くなっています。

酉の市

酉の市は毎年1月の酉の日に、鳳(おおとり)神社で行われるお祭りのこと。商売繫盛祈願の熊手の屋台がにぎやかに並びます。

えびす講

えびす講は、10月あるいは11月20日に行われる恵比寿様のお祭り。旧暦10月の神無月に全国の神々は出雲大社に集まります。このとき、留守番役として残るのが恵比寿様だと言われています。残っている恵比寿様に五穀豊穣などを祈願します。

収穫祭

収穫祭は農作物の収穫の時期に行われるお祭り。地域によって日付は異なりますが、概ね10月~11月の秋の時期に行われます。

紅葉狩り(もみじがり)

紅葉狩りは秋に紅葉した葉を眺めたり、拾ったりする遊び。紅葉がきれいな秋の行楽シーズンに行います。特に日付やするべきことがが決まっているわけではありません。日本の秋の美しさを楽しむ行事です。気持ちの良い秋晴れの日に紅葉狩りに行ってみるのはいかがでしょう。

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11月が旬の野菜11種

シメジ

11月が旬の野菜シメジ

一年中流通しているシメジですが、天然のブナシメジやホンシメジの旬は秋です。香りが良いので炊き込ごはんやお吸い物、あえ物などにして楽しみます。

マイタケ(舞茸)

マイタケ(舞茸)

マイタケも一年中流通していますが、天然のものは秋が旬です。煮ても炒めても楽しめます。鍋料理にも活躍します。

食用菊

食用菊は名前の通り、食用の菊の花です。指でつまむようにして花びらだけを取り、酢を入れたお湯で茹で、お浸しにして食べます。花色は黄色や薄紫色があります。

チンゲンサイ

チンゲンサイ

チンゲンサイは夏から冬にかけて収穫できる青菜。葉野菜が少なくなってくる秋から冬にかけて活躍します。

チンゲンサイ(青梗菜・チンゲン菜)

  • 1年のうち3/4以上の種まき期間があるチンゲンサイは、非常に育てやすいため家庭菜園でも定番の野菜です。夏の暑さにも強いですが、生育適温が20℃位なので、春か秋に種をまいて育てると状態良く育ちます。 種をまいてから収穫まで50日ほどで収穫できますが、チンゲンサイは株ごと収穫するだけでなく、外葉からも順次収穫できるので長い間収穫を楽しめます。 原産地である中国では、結球しない菜類を「小白菜」といいます。チンゲンサイは「小白菜」の一種で、中でも葉柄部(軸)が緑色になっていることから「緑白菜」ともいわれ、「小白菜」と区別されています。 アブラナ科の野菜のため、冬の寒さで春にとう立ちし黄色い花を咲かせます。花が咲くころには葉の筋が硬くなるため食味は落ちます。葉の柔らかいうちに収穫しましょう。

ネギ

ネギ 育て方 特徴

ネギはヒガンバナ科の植物。一年中流通していますが、秋から冬のネギは甘味が強く、おいしいのが特徴。鍋料理にも欠かせない野菜です。

ネギ(葱)

  • ネギ属は数多く種類が存在し、ネギ(葱)以外にも玉ねぎ・ニラ・ニンニク・分葱(ワケギ)・浅葱(アサツキ)・ラッキョウなどたくさんの種類があります。 ネギ(葱)を形態的、生態的特性からみて大きく分けると加賀群、千住群、九条群の3つに大別することができます。 加賀「夏ネギ型」 冬になると地上部が枯れて休眠する品種です。耐寒性が強く東北、北陸など寒い地域で多く栽培されている品種です。白い部分が多い下仁田ネギのような特徴のネギ(葱)です。 千住「冬ネギ型」 冬期に休眠せずにゆっくり生長を続ける品種です。耐寒性があまり強くないため、主に関東地方を中心に栽培されています。 スーパーで売っているネギ(白ネギ)のほとんどは、この千住群の品種です。 九条ネギ「冬ネギ型」 九条ネギは千住ネギと同じように冬ネギ型ですが、土寄せをする白ネギとは違い、主に緑色の葉の部分が多い葉ネギの品種です。

カブ

カブ 育て方 秋冬野菜 初心者 おすすめ 特徴

カブはアブラナ科の一年草。初夏と秋が旬の野菜です。カブは葉もおいしく食べられます。

カブ(蕪)

  • カブはアブラナ科の大根と並ぶ代表的な一年草の根菜で、日本書紀(日本の歴史書)にも記録されているほど、栽培の歴史が古い野菜です。地方に応じた独特の品種が多数栽培されています。 カブの葉=すずなと言われ、鈴菜、菘(すずな)と書きます。これは丸くて白い根の形を鈴に見立てたものです。すずなは春の七草にも数えられていて、大根とは異なり、葉がついた状態で販売されることが多いです。 収穫適期になると、カブは土の上にその姿のほとんどをさらしています。普段食べているのは、じつは胚軸という部分で、根は土の中のヒゲ状のものをさします。 丸い胚軸の大部分は水分ですが、ビタミンCやカリウム、消化酵素のジアスターゼが含まれています。それよりも栄養価が高いのが葉の部分で、カロテン、ビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれています。

サツマイモ

さつまいも サツマイモ 干し芋 材料 レシピ 作り方 紅はるか 

サツマイモは秋に土の中に実るヒルガオ科の野菜。子供のころに遠足でサツマイモ堀りを経験した方も多いのではないでしょうか。蒸したり焼いたりして楽しめます。

さつまいも(サツマイモ)

  • さつまいもは、肥大した根の部分を食用にするヒルガオ科の野菜です。土を這うように蔓をぐんぐん伸ばし、たくさんの葉をつけて生育します。メキシコ~中米の熱帯地方原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わり「さつまいも」と呼ばれるようになりました。 さつまいもは他のイモ類と比べて甘く、お菓子の食材としても利用されています。炭水化物、食物繊維、ビタミンC、カリウムなど様々な栄養素を含みます。高温や乾燥に強く、連作しても障害が出にくく、無肥料でも育つ丈夫な野菜であるため、数々の食糧難の危機を救ってきた歴史があります。 さつまいもは品種によって、皮の色、実の色、形などが異なり、食感もほくほく系、ねっとり系、しっとり系など様々あります。 さつまいもの花は、同じヒルガオ科・サツマイモ属のアサガオの花に似ています。熱帯や亜熱帯気候ではよく開花しますが、日本では沖縄県を除いてはあまり開花することはありません。

サトイモ(里芋)

サトイモ(里芋)

サトイモは肥大した地下茎を食用にする野菜。ぬめりと歯ごたえが魅力です。煮物のほか、茹でておつまみにしたり、揚げたり炒めたりして楽しみます。

サトイモ(里芋)

  • サトイモはとても古くから栽培されている野菜です。日本では稲作以前の縄文後期にはすでに存在していました。山の芋に対して、里で育てられるためサトイモ(里芋)と呼ばれるようになりました。 サトイモは土の中にできる芋を食べるのですが、根のように見えて実は茎が肥大した地下茎を主に食用としています。株の中心に親イモができ、その周りに子イモ、孫イモがつきます。品種によって、親イモを主に食べるもの、子イモを主に食べるもの、親イモ・子イモ両方食べるもの、葉柄(ずいき)も食べられるもの、葉柄(ずいき)のみ食べるものがあります。産地や栽培状況によって草丈の大きさも葉の大きさもかなり変わります。 サトイモは高温多湿を好むため、地上部は霜に当たると枯れてしまいます。そのため、寒冷地である北海道での収穫は困難だといわれています。病害虫に強く日陰でもある程度育ち、土質も選ばないためとても栽培しやすい野菜です。ただ、乾燥にはとても弱いので水切れには注意しましょう。 サトイモは、親イモに子イモがたくさん付くことから、豊作や子孫繁栄の象徴とされ「子宝に恵まれるように」という願いを込めてお正月のおせち料理にも使われます。「八つ頭」という品種は、親イモと子イモがくっついていて、頭が8つあるように見えることからその名が付いていますが、末広がりの「八」が付いていることもあって縁起物とされ、「人の上(頭)に立てるように」という出世祈願としておせち料理に加えられることもあります。

レンコン(蓮根)

レンコン(蓮根)

レンコンは食用のハス(蓮)の肥大した地下茎です。加熱時間や調理方法でシャキシャキとした歯ごたえとほくほくとした食感の両方を楽しめるのも魅力です。煮たり炒めたりして楽しめます。

カボチャ

カボチャ(南瓜)

カボチャの収穫期は晩夏ですが、長く保存ができるので、野菜の少なくなる秋から冬に多く流通するようになりました。

カボチャ(南瓜)

  • カボチャ(南瓜)の葉は大きて丸く、つるは土を這うように伸びて生長します。カボチャ(南瓜)の雌花は、下が膨らんだ形をしており、雄花と受粉することで実がなります。 日本カボチャは、割ると見た目が菊の花のような形をしており、表面はごつごつしています。 カボチャ(南瓜)の関東での収穫時期といえば夏が旬ですが、冬至にカボチャ(南瓜)を食べる風習があります。夏とは正反対の冬至の時期にカボチャ(南瓜)を食べる習慣となったのは、カボチャ(南瓜)の優れた保存性のおかげです。夏に収穫したカボチャ(南瓜)を、冬まで保存しておくことが可能だったため、緑黄色野菜が無くなる冬の時期にカボチャ(南瓜)を食す文化ができたというわけです。 ▼冬至のカボチャ(南瓜)についてはこちらをどうぞ 冬至とは|2023年はいつ? なぜ冬至にかぼちゃとゆず湯なの? 2023年の冬至(とうじ)は12月22日。 夕方になるとあっという間に真っ暗になって日が短くなったなぁと感じ… 持永久美子 2022.11.25 ボタニカルライフ

ムカゴ

ムカゴ

ムカゴはヤマノイモの仲間のつるに実ります。秋になるとつるの途中にムカゴが実っているのを見かけます。ごはんと一緒に炊くほか、揚げたり炒めたりして楽しめます。

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11月が旬の果物(フルーツ)11種

ザクロ(柘榴、石榴)

ザクロ

ザクロはミソハギ科の落葉高木。秋に実る果実を食用にします。ザクロの果実は熟すと果皮が割れて、半透明で赤紫色をした宝石のような果肉が見える、とても美しい果物です。

ザクロ(石榴・柘榴・ざくろ)

  • ザクロはミソハギ科ザクロ属の落葉小高木です。夏に咲くオレンジ色の花も、秋に熟す果実も観賞用とされています。果実は食用にもなります。生食ができる他、ジュース果実酒にして楽しめます。 私たちがよく見かけるザクロの実は、直径5~10cmほどのオレンジ色のボールのような果実ですが、これは熟れる直前のものです。木に実るザクロは熟すと果実がはじけ、果皮が裂けて果肉が見えるようになります。中には小さな種子を包む半透明で赤紫色の果肉がたくさん入っています。この小さな果肉は一つの果実に多いと800粒も含まれていると言われています。 果実ばかりが注目されますが、ザクロの花も観賞価値があります。花は緋色のようなオレンジ色で一重咲きから八重咲まであります。また、淡い黄色がかった白い花が咲く品種もあります。 ザクロは落葉性小高木に分類されますが、大きなものは5m以上にもなります。反対にヒメザクロや一才ザクロのように、小さなままで開花、結実する品種もあります。 意外と知られていないことですが、ザクロの木には鋭いトゲがあります。枝に触れるときには気を付けるようにしてください。

アケビ

アケビの実

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アケビはアケビ科のつる植物の果実。硬い果皮の内側に白いゼリー状の果肉が入っています。この甘い果肉を楽しみ、中の小さなタネは吐き出します

アケビ(木通)

  • アケビは日本の山野に自生する落葉ツル性木本です。花がとてもかわいらしく、葉の色も明るく美しいことから、最近はツル植物として庭の植栽としても用いられるようになっています。 花は雄花と雌花で分かれて咲き、花の色は紫色や薄紫色、白色などがあります。三枚の花びらは実は萼片で、半透明で厚みがあり、蝋細工のような光沢があります。近づくと、ほんのりと芳香がするのも特徴です。 雄花と雌花の見分け方は、3枚の花びらの中心部が球状に包まるようについていれば雄花であり、花自体が大きく、中心部が放射状に広がっているのであれば雌花になります。 果実は薄紫色や紫色で、10cm程度の瓜の様な形をしており、熟すと果皮が割けて白色のゼリー状の果肉を覗かせます。果肉の中にある無数の黒いものは種です。果肉には甘みがあります。果実が実るまでは、一般的には3年と言われています。この甘い果肉を鳥が食べて、中の小さな種を吐き出すことから、遠くまで子孫を残すことに成功しているといわれています。 アケビは1本では結実しにくいという特徴があり、公園や山野で、花や葉は見かけるのに果実にはお目にかかれないということがよくあります。 アケビの仲間にはミツバアケビ(A. trifoliata)があり、こちらはが少葉が3枚で、雄花がブドウのように縦に連なって咲きます。他にもゴヨウアケビという種類は、アケビとミツバアケビの雑種と言われています。

キウイ

キウイ

キウイはマタタビ科のつる植物。一年中流通していますが、日本では秋に収穫できます。果実は甘く瑞々しいのが特徴です。

キウイフルーツ

  • キウイフルーツは、中国の長江沿岸地方が原産のつる性の落葉果樹で5~8メートルの高さまで伸び100年以上の樹齢にもなります。雌雄異株で、雌雄ともに6枚の花弁をもつ黄白色の花を5月頃につけます。葉は長さ10~15センチのだ円形。細長い球形で表面に毛が生えた褐色の果実は晩秋に成熟し、収穫から20~30日ほど追熟させれば食用になります。果肉は緑色で香りが良くほのかな酸味と甘みがあります。 キウイフルーツは、耐寒性があり冬場-10度程度の地域でも栽培が可能です。ニュージーランドやアメリカが主産国ですが日本での栽培も広まっています。栽培には棚が必要ですが実がつきやすいので家庭果樹としても人気があります。

栗(クリ)

栗(クリ)

栗は秋の味覚の代表のような果物です。加熱すると甘くほくほくとした食感を楽しめます。栗ご飯のほか、焼き栗や甘露煮など、楽しみ方がいっぱいです。

クリ(栗)

  • クリ(栗)は、果実が秋の味覚として有名な落葉高木です。アジアからヨーロッパ、北米まで、多くの品種が分布しています。主に日本で流通しているのは、日本原産の和栗(ワグリ)とも呼ばれる柴栗(シバグリ)の改良品種で、その種類は数十種類から百種類を超えるとも言われています。 クリ(栗)は雌雄同株で、初夏5~6月くらいに開花します。雄花はクリーム色の花穂を房状に咲かせます。雌花は、雄花の付け根辺りに小さな花を咲かせます。雄花が開花したクリ(栗)の木は、遠くからみると白く樹木全体が煙るようで、見ごたえがあります。クリ(栗)の花には独特の芳香があり、初夏の開花の時期になるとどこからともなく風に乗って漂ってきます。 クリ(栗)は雌雄同株ですが、自家受粉し辛いので違う品種の木を近くに植え付けるなどの工夫が必要です。クリ(栗)の果実は、無数の針のようなイガに包まれていて、最初は緑色ですが熟すと茶色に変わり、イガが弾けて中からクリ(栗)の果実が現れます。

柿

秋にオレンジ色に色づく柿は日本の秋を象徴するような果物です。瑞々しく、独特の歯ごたえが魅力です。

柿(カキ)

  • 橙色の柿(カキ)の実がたわわに実る光景や、軒下につるされている干し柿は、昔から日本の秋の風景として親しまれています。また秋の柿(カキ)を季語として多くの俳人が俳句を読んでいますが、正岡子規の「柿くへば 鐘がなるなり 法隆寺」という句はとくに有名です。ことわざにも「柿(カキ)が赤くなれば医者が青くなる」というものがあるくらいに、柿(カキ)は古くから日本人にとってなじみ深い果物です。春に若葉が芽吹き、初夏に控えめな淡い黄色の花を咲かせます。その花は壷のような形で花びらは肉厚ですが、葉に隠れて見落としてしまうほどに大人しい花です。柿(カキ)は雌花と雄花があるのですが、ほとんどの品種は雄花をつけていません。それでも受粉しなくても果実が実る単偽結果性という性質をもっているので、1本でも実がなります。しかし、生理落果しやすく良い実がなりにくいため、2品種植えることをおすすめします。果実には甘柿と渋柿がありますが、甘柿は国内で品種改良されたものです。

ライム

ライム

ライムは明るいグリーンがきれいなミカン科の果物。果皮がグリーンの状態で収穫し、料理や飲み物の香りづけに使用します。

ライム

  • ライムはインド北東部の原産で樹高3mほどになるミカン科の常緑低木です。柑橘類の中では寒さに弱い部類に入りますので、関東地方よりも南部の温暖な地域での栽培が向いています。花は白色で四季咲き性が強く、果実は四季なりですが結実率は低いです。果実の直径は6~8cmほどでレモンよりもやや小ぶりで丸く、果皮が緑色の状態のものを収穫し、レモンと同様に料理の香りづけや飲料などに利用します。1本でも結実するため受粉樹は不要です。果実にはクエン酸やビタミンCが含まれるので疲労回復や風邪予防が期待できます。

カボス

カボス

カボスは小ぶりな果実がかわいらしいミカン科の常緑低木。柑橘類の中では比較的早く収穫できる種類です。香りが良いので料理の香り付けや臭み消し、薬味など幅広く利用できます。

ダイダイ

ダイダイ

ダイダイはミカン科の常緑高木。橙色の語源にもなっているように、きれいなオレンジ色の果実を実らせます。英名はビターオレンジ。マーマレードなどに加工して楽しみます。

ユズ

ユズ

ユズは香りが良いのが特徴のミカン科の常緑高木。主に果皮や果汁を香りづけに使用します。強い香りで邪を払うとも言われています。

柚子(ゆず)

  • 柚子(ゆず)は、ミカン科の常緑小高木で、晩秋から冬にかけて鮮やかな黄色の香り高い実をつけます。柚子(ゆず)は、柑橘系では珍しく耐寒温度が-7℃と耐寒性が高いため、風よけや幹の防寒は必要ですが、南東北地方までなら栽培することができます。 柚子(ゆず)の実は、非常に酸味が強く生食向きではありませんが、吸い口や調味料、ジャムとして使われるほか、強い香りで邪を払うということから冬至の柚子湯には欠かせません。 柚子(ゆず)は、栽培も柑橘の中では容易で、自家結実性があるため1本で実をつけます。枝には鋭く長い棘(トゲ)がありますが、近年では棘のない品種も出回っているので、小さいお子さんがいる家庭では棘の少ない柚子(ゆず)を購入されるとよいでしょう。

クコ

クコ

クコは秋に赤い果実を実らせる落葉低木。クコの実はビタミンB群やCを多く含み、ゴジベリーという別名で美容フードとして人気があります。

カリン

カリン

カリンは山野に自生する落葉高木。カリンの果実は生食はできませんが、香りが良いので、果実酒やシロップ漬けにして楽しみます。

カリン

  • カリンは山野に自生する落葉高木です。少し前までバラ科ボケ属とされていましたが、現在はバラ科カリン属に分類されています。似ている植物にマルメロという落葉樹があります。カリンとの違いは、マルメロの果皮には産毛が生えていて、果実にはガクが残ります。カリンの果実は生食はもちろん、ジャムや甘露煮にすることも出来ません。マルメロは柔らかく煮込んだジャムが有名です。カリンの果実は生食には出来ませんが、芳香があり、果実酒として人気です。春、桜より少し遅れてカリンの花は咲きます。色はピンクでリンゴの花に似ています。

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11月が旬の魚(魚介)7種

秋鮭(アキザケ、アキジャケ)

秋鮭(アキザケ、アキジャケ)

秋に産卵のために川に戻ってきたサケを秋鮭と言います。産卵前なので身がしまっているのが特徴。塩焼きの他、煮たり焼いたりして楽しめます。

ニシン

秋から冬のニシンは身がしまり脂がのっていておいしいと言われています。塩焼きの他、ニシン鍋などにして楽しめます。

サンマ

サンマは日本の秋の味覚。近頃では漁獲量が減ってきていることでも話題になっています。それでも秋になると食べたくなる魚の一つ。ポピュラーな塩焼きの他、揚げたり蒸したりして楽しめます。

カレイ

イシガレイ

秋のカレイは冬の産卵を控えているので、身がしまっていておいしいと言われています。カレイは煮魚のほか、揚げてもおいしくいただけます。

アンコウ

アンコウ

アンコウは歯ごたえのある白身がおいしい深海魚。お刺身や鍋料理が有名です。アンコウの肝を蒸したあん肝はお酒が止まらなくなる珍味です。

ズワイガニ

ズワイガニは漁期が決められている魚介。地域にもよりますが、11月~初春までです。国産のズワイガニは冬に楽しみたい味覚です。

カワハギ

淡白な白身がおいしいカワハギは冬が旬の魚です。肝醤油でいただく薄造りのお刺身は絶品です。

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11月が旬の花や木17種

キク(菊)

キク(菊)

菊の花の咲く季節は秋、9月~11月です。特に秋も深まり周囲の木々が紅葉し始めた頃、菊も美しく咲き誇ります。

キク(菊)

  • キクは皇室の紋にも使われている日本を象徴する花のひとつです。中国から奈良時代に伝わり、江戸時代に入ってから盛んに品種改良されるようになりました。こうしたキクを「古典菊」と呼び、「江戸菊」「嵯峨菊」「美濃菊」など地名を冠してカテゴリー分けされています。スプレーギク、ピンポンマムなど、イギリスを中心に欧米で生み出された小輪でたくさんの花をつけるキクは「洋菊」と呼ばれています。花弁の形状は様々。伝統的な白、黄色にはじまり赤、ピンク、オレンジ、複数の色を合わせたものなど数多くの品種があります。古典菊、洋菊どちらも丈夫で育てやすいのが特長。品評会を目指すもよし、色とりどりの寄せ植えにしてもよし、様々な楽しみ方ができます。

リンドウ

リンドウ

リンドウは秋に青紫色の花を咲かせる多年草。花色は他にピンクや白などがあります。9月頃から咲き始め、秋も深まる11月頃まで花を楽しめます。

リンドウ(竜胆)

  • リンドウ(竜胆)は「枕草子」でも記述がある程、日本で古くから親しまれている植物(多年草)です。寒さに強く、本州、四国、九州の山野を中心に自生しています。春に細い葉の新芽を出し、秋の始まりと共に花芽をつけてベル形の花を咲かせます。寒くなる頃には地上部が枯れて休眠し、春に芽吹きます。根に薬効があり、乾燥させたものが漢方で使われます。 花色は青、紫、水色などの寒色系が主流ですが、赤紫、ピンク、白、複色など様々な色があります。花の直径は3~5cm程で、釣鐘形で先が5つに分かれ、尖った裂片があります。花は日が当たると開き、曇りの日は閉じます。渦状に巻いた蕾の状態も可愛らしいです。咲き終わるときは、花を閉じて茶色くなります。草丈は品種・種類によって差があり、10~100cmと幅があります。 リンドウ(竜胆)は日当たりを好みますが、高温や強い直射日光が苦手なため、真夏は半日陰程度の風通しの良い場所で管理するか、寒冷紗などで日よけをする必要があります。品種改良が盛んで多くの品種が見られ、鉢花や切り花などでも流通しています。高貴な印象があり、敬老の日にプレゼントする花としても人気があります。

コスモス

コスモス

コスモスは色のバリエーションが豊富なキク科の一年草。秋を代表するような花ですが、最近は夏から開花する品種も流通しています。

アメジストセージ

アメジストセージ

アメジストセージはシソ科の多年草。ベルベットのような質感の紫色の花が美しいセージの仲間です。

アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)

  • アメジストセージはメキシコから中米原産の観賞用のセージの一種です。学名はSalvia leucantha(サルビア・レウカンサ)ですが、アメジストセージの名前で流通しています。 とても丈夫で植えっぱなしで年々大株になります。花は秋から開花し、大株になると紫色の長い花穂が株一面を覆うように咲き誇り、秋の庭を美しく彩ります。 花に見えるベルベットのような肌触りの部分はガクで、花はガクから突き出すように咲き、色は白や紫、ピンクなどがあります。暑さにもとても強く、春に植え付けると一年目からたくさんの花が楽しめるため、秋の庭に植えておきたい一株です。 アメジストセージ(サルビア・レウカンサ)は、とても生長が早く、株元は次第に木化します。あまり大きくしないためには春から初夏に剪定して仕立てるとよいでしょう。また、株はまっすぐ上には伸びず、広がるように生長します。強風で倒れてしまうこともあるので、必要に応じて支柱を立てましょう。

シュウメイギク

シュウメイギク

シュウメイギクは秋に白やピンクの花を咲かせる、キンポウゲ科の多年草。菊の仲間ではありません。風に揺れる楚々とした姿が美しい花です。

シュウメイギク(秋明菊)

  • シュウメイギクは、秋に白やピンクの花が開花するキンポウゲ科の宿根草です。名前に菊とありますが、学名からもわかるように菊ではありません。英名ではJapanese anemoneと呼ばれていますが、中国が原産となる帰化植物で野山に多く自生しています。秋の風情を感じる花は、欧米ではボーダーガーデンや日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。 生育旺盛な宿根草で、年々大株になりたくさんの花が開花します。優し気な花の表情は風情があり、秋の落ち着いた光の中でたくさんの花が咲き誇る姿は目を引きます。半日陰程度の環境でも開花するため、シェードガーデンの素材としても利用されています。 花弁に見える部分はがくが花弁化したもので実際には花弁はありません。華道の素材としてや秋の茶花としても親しまれ、切り花として流通しています。

ススキ

ススキ

ススキはイネ科の多年草。秋の七草にも数えられています。風に揺れ、金色に輝く花穂が美しい、風情ある草花です。

薄(ススキ)

  • 薄(ススキ)は、日本の秋を代表するイネ科の多年草です。中秋の名月にも薄(ススキ)を飾るのが習わしとなっている他、秋の七草のひとつである尾花(オバナ)とは薄(ススキ)のことを指します。 薄(ススキ)は、草丈1~2mほどにもなります。晩夏から秋にかけてすっとした細い葉と茎の間から、穂を出します。そのまま、秋の終わりになると種子を風に乗せて周囲に飛ばします。この種子でも増えると同時に地下茎でも増えます。さらに痩せ地でも良く育つため、あまり土壌を選びません。 薄(ススキ)は、日当たりの良い場所を好み群生します。秋になると河原や線路わきの土手など日当たりの良い場所で薄(ススキ)が群になって生えているのを見かけます。秋が終わり、冬になってもそのままドライフラワーのようになるので、その姿を枯れ薄(ススキ)と呼び、季語として使われます。 園芸品種で葉に斑の入ったものや、あまり大きくならない種などもあります。

クランベリー

クランベリー

クランベリーはツツジ科の低木。果実は酸味が強く生食できないので、主に観賞用として育てられます。秋に赤く色づく果実がかわいらしい花木です。

クランベリー

  • うつむき加減に咲く白い花のあとに、丸くてつややかな可愛らしい赤い果実を実らせます。樹高が20cmほどの常緑低木です。本来は湿地や沼地に自生することから、乾燥を嫌い湿気を好みます。暑さにも弱いです。また酸性土を好むので用土に気をつける事がポイントです。暑さに弱いですが、寒さには非常に強く、-40℃でも耐えられるといわれています。それゆえ、暖地では生育が悪く、果実も本来の味になりません。 果実は酸味がとても強いので生食よりも、ジャム、ケーキ、シャーベット、果実酒、料理のソースに利用されています。果実は安息香酸を含有しているため注意が必要です。自家結実性があるので1本だけでも結実します。 果実はほとんど流通しておらず加工品がほとんどです。苗は年中手に入りますが、夏や実が付いている時期のみというところも多いようです。

カンボク

カンボク

カンボクはガマズミの仲間の落葉低木。春に白い花を咲かせ、秋に真赤な果実を実らせます。宝石のような赤い果実は見るからにおいしそうですが、食用にはできません。

ナツハゼ

ナツハゼ

ナツハゼはツツジ科の落葉低木。秋に紅葉する葉と黒く色づく果実が美しい花木です。紅葉したナツハゼの葉はブルーベリーの葉を思わせます。黒く熟した果実は酸味が強く、食用にはなりません。

ガマズミ

ガマズミ

ガマズミはレンプクソウ科の落葉低木。秋に宝石のような真赤な果実を実らせます。ガマズミの果実は酸味が強く生食できません。果実酒などにして楽しみます。秋の太陽を浴びて光るガマズミの果実は見とれるほどの美しさです。

ガマズミ

  • ガマズミとは、日本の山野に自生する落葉高木です。ガマズミにはたくさんの種類がありますが、厳密に「ガマズミ」というとこのViburnum dilatatumを指します。春の桜が咲く頃、ガマズミの花は咲き始めます。真白な円形の集合花序を作ります。秋にはその花を真赤に結実させ、小さな赤い実をぎっしりと実らせます。真赤に熟した果実は酸味が強く生食は出来ませんが、アルコールに漬け込んで果実酒にして楽しむことが出来ます。

ムラサキシキブ

ムラサキシキブ

ムラサキシキブはシソ科の落葉低木。春にピンク色の小さな花を咲かせ、秋に紫色の小さな果実を実らせます。紫色の果実は珍しいことと、日光を浴びて照り輝く様子が美しいので人気の花木です。果実は鳥が好んで食べますが、人間は食用にはしません。

ムラサキシキブ(紫式部)

  • ムラサキシキブ(紫式部)は、秋に実る紫の実が美しい日本原産の落葉低木です。古くから山地の湿地や森林に自生しています。葉の色は実がなりだす初秋は緑、秋が深まってくると徐々に黄色く色づき、紫色の実と葉の色合いが目を引きます。その美しい実から英名ではJapanese beautyberryとも言われています。実は葉が落葉した後もしばらくついていますが、冬に自然に落下します。 ムラサキシキブ(紫式部)の近縁にコムラサキがあり、流通上はコムラサキも含めてムラサキシキブ(紫式部)として販売されています。園芸店で販売されているムラサキシキブ(紫式部)はコムラサキの方が多いため、個人宅や公園などの公共スペースの植栽で見られるのはほとんどがコムラサキです。それぞれは樹高や実の付き方に違いがありますが(下記参照)育て方に違いはありません。

ソヨゴ

ソヨゴ

ソヨゴは常緑の葉と冬の赤い実が特徴のモチノキ科の高木。光沢のあるグリーンの葉の間から見える真赤に色づいた小さな実がかわいらしい庭木です。

ソヨゴ

  • ソヨゴは漢字では「冬青」と書く日本から中国中南部の山地に分布する常緑広葉樹です。樹高は一般には5~10mで生長はやや遅く、樹皮は灰褐色で滑らかです。早期に樹形が整い剪定の手間があまりかからないので野趣のある庭木として人気があります。葉は4~8cm前後で卵状の楕円型をしていてやや薄い革質で艶があり縁が大きく波打ちます。雌雄異株で5月~6月に目立たない白い花をつけ、雄花は散形状に3~8個開き、雌花は1~3個開きます。8mmほどの果実は球形で秋に赤く熟して果柄が長くぶらさがり、実は冬まで残ります。が黄色く熟す変種もあります。果実は野鳥の好餌でもあります。

ツリバナ

ツリバナ

ツリバナはニシキギ科の落葉低木。名前の通り、枝からぶら下げるように果実を実らせる姿が魅力です。

ハナミズキ

ハナミズキ

ハナミズキは春の花、夏のグリーン、秋の紅葉と赤い実と、四季を通して魅力のある花木です。秋の赤く紅葉した葉と真赤な実ははっと目を引く美しさです。

ハナミズキ(花水木)

  • ハナミズキはミズキ科の落葉樹で、桜(ソメイヨシノ)が咲き終わるころ、白やピンクの美しい花が開花します。北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、別名「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれています。 昔は桜やイチョウなどが多かった街路樹ですが、令和4年4月現在、東京都内の街路樹で一番多いのがハナミズキです。樹齢が古くなると10m以上まで生長しますが、桜やイチョウほど大きくならないのも最近の街路樹として利用される原因かもしれません。現在は全国各地に分布し、極端に寒さの厳しい地域以外なら栽培可能です。寿命は桜と同じく80年程度と言われています。 花だけでなく、花が終わった後に出てくる葉も美しく、枝は横に広がるように生長します。   秋になると赤い実がなり、紅葉した後に落葉します。落葉樹の中では、色づきだすのと葉が落ちるのが早いほうです。自然樹形が美しく、花、葉、実、紅葉、樹形と、一年を通して見どころの多い樹木なので、街路樹のほか庭木にもよく利用されます。

マユミ

マユミ

マユミはニシキギ科の落葉低木。秋にピンク色の皮が割れて朱色のタネを見せる、とても美しい庭木です。

カラスウリ

カラスウリ

カラスウリは日本の山野に自生するウリ科のつる性多年草です。カラスウリの種は大黒様のお腹のようで縁起がいいとか、打ち出の小槌のようだと言う理由から、お財布に入れておくと金運が上がると言われています。

カラスウリ(烏瓜)

  • カラスウリ(烏瓜)は秋に卵型をしたオレンジ色の果実を実らせる、ウリ科の多年生つる植物です。カラスウリ(烏瓜)の花は雌雄異株です。夜になると開き翌朝には閉じてしまいます。白い花の縁は糸上に裂けていて、レースのように花びらの周りに広がります。開花期は夏、7~9月くらいに咲きます。 カラスウリ(烏瓜)は根が特徴的で、塊根を成します。冬は地上部が無くなり、翌春また、この塊根から芽吹きます。通常山野や藪を好みますが、街中でも見かけます。生育旺盛で、夏の生育期にはフェンスや他の樹木に絡みつき、繁茂します。非常に強健で、地面に着いた枝からも発根し増えていきます。 カラスウリ(烏瓜)の果実は、熟すまではグリーンに薄い白の縦じまが入っています。秋が深まるにつれ、模様はなくなり濃いオレンジ色へと変化していきます。カラスウリ(烏瓜)は特に秋に熟す果実の中の種子が個性的です。種子の形状が打ち出の小槌に似ていることから、縁起物としてお財布に入れておくと良いとも言われています。  

ローゼル

ハイビスカス・ローゼル

ローゼルはアオイ科の多年草。ハイビスカスティーの原料にされています。秋に熟す赤い実がユニークな植物です。

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11月が旬の食材レシピ2種

むかごのオリーブオイル揚げ

材料

  • むかご 食べたいだけ
  • オリーブオイル 適量
  • 塩 適宜好みで

作り方

  • むかごは洗って水気を切っておく
  • フライパンにオリーブオイルをひたひた程度入れ、むかごを揚げるように炒める
  • 3~4分炒めたら、かじってみて火が通っているようであれば塩をふって出来上がり
  • おやつにもおつまみにもなる一品です。むかごとオリーブオイルの香ばしさを楽しめます。

かえしを使ったポン酢の作り方

柚子を使って!柚子ポン酢の作り方

材料

  • しょうゆ 100ml
  • 砂糖 20g
  • みりん 20ml
  • 柑橘類の果汁や酢 100ml

作り方

  • しょうゆと砂糖を小鍋に入れて温めながら砂糖を溶かす
  • 砂糖が溶けたらみりんを加え、沸騰させないように5分程度煮詰めてアルコールを飛ばしてかえしを作る(※ここで出来たかえしは出汁と混ぜてめんつゆにも使用出来ます)
  • 火から下ろし、かえしの粗熱が冷めたら柑橘類の果汁を混ぜて清潔な容器に入れて保存する

かえしを果汁と混ぜるので、甘味のあるまろやかな味わいのポン酢です。

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秋も終りに近づく11月は実りの季節。赤や黄色に色づいた葉を愛で、秋の実りを味覚で楽しみ、乾燥した風を浴びて、過ぎ行く秋を満喫しましょう。

 

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山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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