寒さに強い!冬でも庭で育てられる花10選

LOVEGREEN編集部
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気温も段々と下がり、季節は冬に向かっていきます。冬といえば、咲く花が少なくて庭が寂しい、という印象が強いですが、そんな冬でも寒さに負けずに花を咲かせる植物は、意外とたくさんあるんです!寒さに負けない冬でも咲く花をご紹介します。
目次
1.パンジー、ビオラ
パンジーとビオラは、秋冬のガーデニングの定番ですね。花色も多く、花期も長いパンジーとビオラは、花つきも良く、初心者でも簡単に育てることができます。花の種類や大きさが豊富なので、様々な使い道があります。
気を付けるポイントは、しっかりと日光に当てること!しっかりと日光に当たっていないと細くひょろひょろに育ってしまいます。花は咲き終わったらしっかりと花がらを摘んでおきましょう。
▼パンジー、ビオラの育て方
2.ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメンは、室内で育てられているシクラメンの中でも耐寒性のあるものを品種改良して作られた品種です。一般的なシクラメンより小さいサイズで、冬の屋外でも楽しむことができます。小さくてかわいいので寄せ植えにも人気です。
本格的に寒くなってから植えると、根がはりにくくなってしまい、花つきが悪くなってしまうので、秋のうちに定植しておきましょう。霜に当たっても枯れることはありませんが、-5度を下回ると枯れてしまうので、寒冷地では注意しましょう。
▼ガーデンシクラメンの育て方
ガーデンシクラメン
- ガーデンシクラメンとは名前からもわかるように、シクラメンを品種改良した品種です。シクラメンは冬に室内で楽しむ鉢花の代表ですが、ガーデンシクラメンは、耐寒性があり寒い冬も屋外で楽しむことができます。寄せ植えなどに使う冬のガーデニング植物の定番としてよく用いられます。 寒さに弱いシクラメンのウィークポイントを克服するため、ミニシクラメンの中から特に耐寒性の強い系統を選抜し、冬に屋外でも育てられるように改良されたものがガーデンシクラメンです。冬から春にかけて次々に花を咲かせ、花の少ない時期のお庭を明るく盛り上げてくれます。花の色はシクラメンとほぼ変わらず赤や白、ピンク、紫などがあります。花形もバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみが広がっています。
3.フクジュソウ
フクジュソウは、その名の通り幸福と長寿を意味し、幸せを招く花とされています。フクジュソウはお正月の寄せ植えにも利用され、新春を祝うめでたい花ともされています。花色は黄色が一般的ですが、白やオレンジ色などもあります。
フクジュソウは、早春に花を咲かせ、晩春には枯れる植物で、日光を好みます。フクジュソウは根から水を吸う力が弱く、植え替えなどで根が減ってしまうと枯れてしまうことがあるほど。乾燥を嫌うので乾かしすぎないように注意しましょう。
▼フクジュソウの育て方
フクジュソウ(福寿草)
- フクジュソウ(福寿草)は、北海道から九州までの照葉樹林の林床に自生している草丈15~30cmほどの宿根草です。根茎が短く、やや太い根を持ちます。早春に芽を出して開花しその後、葉をのばしますが、晩春になると葉が枯れて秋まで休眠します。 フクジュソウ(福寿草)の花色は黄色ですが江戸時代から花の美しさが着目され園芸品種が多数選抜育成され、白、黄褐色、紫褐色、橙紅色などがあり花形も一重~八重、万八重と変化に富みます。鉢植えで栽培されるほか日本庭園の石組に添えられています。 フクジュソウ(福寿草)の別名はガンジツソウやガンタンソウといい、正月用に本来の花期よりも促成栽培されて出荷されています。花言葉や花の名前から、お正月の寄せ植えなどに縁起の良い植物としても使用されています。
4.ノースポール
ノースポールは、別名「クリサンセマム」とも呼ばれる植物です。元気よく頑丈で、冬のガーデニングの定番の植物です。ノースポールは、日光さえ当たっていれば霜が当たっても大丈夫な植物です。庭でもプランターでも安心して育てることができます。
春先からは葉が伸びすぎてしまうので、刈りこんで風通しを良くしましょう。蒸れやすく、乾燥には強いので水のやりすぎには注意しましょう。夏の高温で枯れる秋蒔きの一年草です。
▼ノースポールの育て方
5.スノードロップ
スノードロップは、雪がのこるほどの寒い時期から可愛らしい純白の花を咲かせる球根植物です。スノードロップが咲くと春が近いと言われていることから、春の使者という別名もあります。朝になると花を開き、夕方になると花を閉じます。
スノードロップは簡単に育てることができ、地植えなら特別な手入れをしなくても大丈夫です。風通しの良い明るい半日陰を好みます。耐寒性に優れた植物なので、冬の暖かい部屋などには置かないように注意しましょう。
▼スノードロップの育て方
スノードロップ
- スノードロップは「マツユキソウ(待雪草)」とその仲間を総称して「スノードロップ」と呼びます。秋頃から地中で根を伸ばし、まだ寒い時期に芽を出し、花が少ない早春に花をつけることから、人々に春の始まりを告げる存在として親しまれてきました。雪の残る中でも花茎をすっと伸ばし、一輪ずつ花を咲かせます。下向きの白い花は、まさに雪がしずくとなったようです。つややかな光沢のある葉もまた美しいものです。 日本では「ジャイアント・スノードロップ」や「フロレ・プレノ」など数種が中心ですが、イギリスでは品種改良がとても盛んで数百種に達するともいわれています。 スノードロップは、一度植え付けてしまえば、特別な手入れをする必要がないので、育てやすい草花です。
6.プリムラ
プリムラは、様々な種類がある冬のガーデニングには重宝な植物です。品種によって花姿や草姿が異なり、また、花色もとても豊富です。
プリムラは日光に当たっていれば次々に蕾をつけ、絶え間なく花が咲いていきます。花がら摘みをしないと花つきが悪くなり、病気の原因にもなるので注意しましょう。種から育てて寒さに当たっていれば霜に強くなり、外でも育てることができます。暖房の効いた部屋では暖かすぎてしまうので注意です。
▼プリムラの育て方
プリムラジュリアン
- プリムラ属は500種以上からなる非常に種類の多い属です。 プリムラ・ジュリアンは、数多くのプリムラとの交配の中で作られた品種です。プリムラ・ポリアンサとよく一緒に説明されますが、もともとプリムラ・ジュリアンは、サカタのタネがプリムラ・ポリアンサとコーカサス地方原産のプリムラをもとに交配して1970年代にできたプリムラです。両者はほぼ同じですが、ジュリアンの系統の方が株や花、葉がコンパクトです。 最近では従来の花型のサクラソウに似た花の形の他に、バラ咲きのフリルが可愛い品種もあります。またもともと色数が豊富なプリムラ・ジュリアンでしたが、シックな色や微妙な色合いの種も登場して、ますますバリエーションが増えています。
7.ウィンターコスモス
ウィンターコスモスは、秋から春にかけて咲く植物です。コスモスという名前がついていますが、咲き方が似ているためにこの名前がついています。夏越しも特に難しくはなく、冬のガーデニングで一度は植えたい植物です。
日当たりが好きで、乾燥に強い植物です。霜に当たっても枯れることはありませんが、強い寒気にあうと元気がなくなり、花が咲かなくなります。気温が上がればまた咲きます。日に当たらないと花が咲かず、だんだんと弱っていき、枯れていってしまいます。
8.スイートアリッサム
スイートアリッサムは、秋ごろに植え、冬の間でも花が咲くので初心者に向いている植物です。花色は白の他にピンクや紫もあり、カーペット状に広がって咲きます。ハンギングなどにも向いています。
スイートアリッサムは、耐寒性はある程度はありますが、霜に当たるとその部分が枯れてしまいますので、霜よけをすることをおすすめします。花を咲かせながら茎を伸ばすので、花が散って茎が伸びてきたら花がらを摘みましょう。高温多湿には弱く、夏には枯れてしまうことが多いです。
▼スイートアリッサムの育て方
アリッサム(スイートアリッサム)
- アリッサムは地中海沿岸原産の多年草(一年草)です。「スイートアリッサム」の名前でも親しまれています。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。 アリッサムは横に広がる性質を持つので、グランドカバーの他、寄せ植えの引き立て役や花壇に植える花として人気があります。高温多湿には弱い植物ですが、乾燥に強く丈夫であるため、園芸初心者には最適の草花です。また、比較的多く出回り、安価で手に入れやすく、生育が良いことも人気の理由の一つです。 アリッサムはカスミソウのように控えめで愛らしい花で、ピンク、白、紫、オレンジと様々な色があり、自分の好みや庭、プランターの雰囲気に合わせて選ぶことができます。最近では日本の夏にも耐えられる「スーパーアリッサム」という園芸種も出回っています。 アリッサムは本来は多年草ですが、湿気に弱いため、日本では一年草扱いをされていることが多いようです。うまく環境にあえば、多年草化することもあります。
9.オキザリス
オキザリスは、夏植えか秋植えにすると秋から冬にかけて花を咲かせます。耐寒性のある品種と弱い品種がありますが、耐寒性のある品種は庭植えに出来ます。クローバーとよく間違われるカタバミの仲間です。
オキザリスを育てる時のポイントは、日当たりを良くすることです。日当たりが悪いと花が咲きにくくなります。水はけのよい土を好み、乾燥にも強いので水のあげすぎには注意しましょう。
▼オキザリスの育て方
10.ユリオプスデージー
ユリオプスデージーは秋から春にかけて、黄色い可愛らしい花を咲かせます。常緑の低木で、初めのうちは草花のように小さい姿をしていますが、何年か経つと茎が太くなり、樹木のような形になってきます。
よく日光に当てて育てましょう。耐寒性はある程度あり、霜に当たると株が傷んでしまうことがありますが、凍らせなければ屋外で育てることができます。根がよく伸びるので小さい鉢では育てにくく、庭植えにするとよく育ちます。
▼ユリオプスデージーの育て方
寒い季節も、美しいお庭で過ごしたいですね。
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