記事カテゴリ

Special

「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

31-40件 / 全1587件

LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

キンミズヒキ

  • キンミズヒキは、夏から秋まで細い花茎に連なるように黄色の花を咲かせるバラ科の多年草。道端や野原、山林、林の中などいたるところで見かけ、山野草として分類されることもあります。 夏から秋にかけて赤や白の花が開花する名前が似ているミズヒキはタデ科、キンミズヒキはバラ科なので、分類は別の植物です。ミズヒキとは違い、ひとつひとつの花は小さいながらも目立ちます。 キンミズヒキの葉は、いちごやポテンティラの葉に似た形をしています。夏になると、株元からすっと花茎が立ち上がり、秋にかけて黄色い花が開花します。

オミナエシ

  • オミナエシは、秋の七草の1つとして古くから愛されてきたスイカズラ科の多年草です。日当たりの良い草地に群生し、小さな黄色の花が夏から秋にかけて開花、切り花としても利用されています。丈夫で一度植え付ければ放任で育ち、夏から秋にかけて花が咲き続けるので、広い庭などに使うと効果的な素材です。 オミナエシの名前は、「女」という意味の「オミナ」と、古語の 「圧(へし)」が変化した「エシ」が合わさってつけられたと言われています。女性の美しさが負けてしまうほど美しい花(女性を圧倒するほど美しい花)という意味が込められています。 また、オミナエシの黄色い小さな花が集まって咲いている様子が穀物の粟に似ていることから、「粟花」や「粟米花」とも呼ばれることもあります。昔は、男性は白い飯を食べ、女性は黄色い粟の飯を食べていたため、粟飯が女飯(オミナメシ)と呼ばれていたこともあり、黄色い粟飯(オミナメシ)の見た目にオミナエシの花が似ていることから、「オミナメシ」→「オミナエシ」と言われるようになったという説もあります。

モクレン

  • モクレンは早春に鮮やかな紫やピンクの花を咲かせるモクレン科の落葉樹です。その花が蓮を連想させることから「木蓮」と書かれるようになりました。 一般的にモクレンというと、紫色のモクレンをさすことが多く、樹高が10~20mになる白いモクレンはハクモクレンと呼ばれています。花びらの枚数はモクレンは6枚、ハクモクレンは9枚の違いがあります。 開花中に出てくる葉は、花の終わりごろには花を隠してしまうくらいになります。樹丈は5m前後位で横に広がりやすい樹形です。 モクレンは生長が早いので、植え付けをしてから数年で4~5m位まで生長します。暑さ、寒さに強いので育てやすく、園芸種も多数あります。 モクレンは、マグノリアという名前で流通していることがあります。マグノリアとは、モクレン類の学名で、シモクレン、ハクモクレン、コブシ、シデコブシ、キモクレン、タイサンボクなどを含んだ総称です。

シオン

  • シオンは、日本、中国、朝鮮、シベリアなどに分布するキク科の多年草。秋に咲く風情のある薄紫色の花は、中国から薬草として渡来し、観賞用としても平安時代から栽培され、愛されてきました。現在は自生しているものは激減し、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されています。 シオンは、宿根アスターの一種です。性質はとても強く、草丈は2m近くになります。放任で育ち地下茎で増えるため、好みの環境に植えれば次第に群生します。

ヤマモモ

  • ヤマモモは、樹高5~20mほどまで大きくなる常緑高木。山野に自生しているほか、庭木、公園樹や街路樹としても植栽されている身近な場所で見かける樹木です。雌雄異株なので、雌株にしか実はできません。実ができないヤマモモがあったら、それは雄株かもしれません。 ヤマモモは、春に茶色く花びらのない目立たない花を咲かせます。葉は表面に光沢があり、5~10cmで細長く、枝いっぱいに繁ります。花の後、6月下旬~7月に丸く赤い実を数個まとめて実らせます。瑞々しく甘酸っぱい実は生食できますが、あまり日持ちしないしないので、育てて楽しみたい果樹です。

ヒルガオ

  • ヒルガオは、ヒルガオ科のつる性多年草。ヒルガオの名前は、アサガオと同じく開花時刻に由来しています。朝咲いて昼にしぼむアサガオに対して、朝から咲いて昼間にもしぼまず咲いている事からヒルガオと名付けられました。 日当たりの良い野原や道端、空き地など、いたるところに自生し、初夏から秋、花径5~6cm程の漏斗状のピンク色の花を咲かせます。つるを巻きつかせながら生長し、地下茎でも増えるため、繁殖力が旺盛です。コイル状にまきつくため、伸びてほしくない場所に絡まったつるは早めに整理したほうがよいでしょう。

カワラナデシコ

  • カワラナデシコは、日本にも自生している多年草。本州、四国、九州に分布しています。7月~10月頃に、花びらの先に細かい刻みがある花を咲かせます。花色は白、ピンク、淡紅紫色、濃紅紫色などがあります。茎の上部でいくつか枝分かれし、その先に花を咲かせ、カーネーションのように長めのガクがついています。葉は細くて長く、茎を巻き込むようにつき葉柄はなく、草丈は30~80cm程度です。 そもそもナデシコという名前は、撫でるように可愛い花という意味から付けられています。カワラナデシコは、生息している場所が主に河原であるためその名が付けられました。同属で中国原産のカラナデシコ(唐撫子)と区別するために、ヤマトナデシコ(大和撫子)と呼ばれることもあります。 カワラナデシコは、古くから園芸植物として栽培されてきた「古典園芸植物」の一種です。江戸時代には品種改良されたものも出回っていたようです。カワラナデシコは万葉集に数多く詠まれたほか、枕草子や小林一茶などの俳句にも登場するなど古くから親しまれてきました。 カワラナデシコの漢方としての名前は「瞿麦(くばく)」といいます。「瞿麦」はカワラナデシコの開花中の全草を指します。生薬では開花中の地上部を乾燥させたものを使います。 ナデシコは、秋の七草のひとつにも数えられます。秋の七草は、万葉集に詠まれた「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」がもとになっていますが、「撫子の花」は、カワラナデシコのことだといわれています。

ネジバナ

  • ネジバナは、ラン科ネジバナ属の多年草。日本に自生する原種のランで、らせん状に下から花を咲かせるのが特徴です。芝生などの湿った明るい草地を好み、人里近くに自生します。よく見ると非常におもしろいフォルムの花ですが、周囲の草に紛れるように生えているので、雑草として扱われてしまうことがほとんどのようです。 ネジバナは、地際近くに数枚の小さな葉を出し、その中心から花茎をまっすぐに伸ばして、らせん状に花を咲かせます。1つの花は5mmほどですが、カトレアのようなフォルムをしています。花色はピンクが一般的ですが、稀に白花もあります。真直ぐな茎に絡みつくように花を咲かせる姿は独特で、山野草愛好家の間で人気の植物でもあります。 あまり寿命の長くない多年草なので、気が付くと消えてしまっているようなこともあります。地植えにしておけば、こぼれ種で周辺からまた現れることがあるので、結果的に長く楽しめます。ただし、種からの発芽はうまくいかないことも多く、意図的にまいた種からは発芽せず、こぼれ種で予期せぬところから発芽したりするのがおもしろいところです。 身近な場所で見られるネジバナの多くは、初夏から夏まで花を咲かせますが、9月~10月頃に開花する秋咲き種もあります。また、開花期の違う2種が同じ場所に混ざって咲いていることもあります。 ネジバナの花の巻き付き方は、一定ではありません。右巻きもあれば左巻きもあります。中には、らせん状にねじれないものや、途中からねじれ方が変わるものもあります。この特徴から「ねじり草」「ネジレバナ」「ネジリバナ」などの呼び名もあります。別名のモジズリ(綟摺)は、ねじ模様に染めた織物に似ていることに由来します。

夕顔

  • 夕顔は、北アフリカが原産の巻きひげをもつ匍匐性のつる性草本の非耐寒性一年草で、日本へは平安時代に中国から渡来しました。 生育適温が18~28℃と高温の環境を好み、スイカなどの接ぎ木苗の台木に使われることも多い植物です。つるがよく伸びるため、栽培には広い場所が必要です。花は雌雄同株で、7月~9月頃に白色の花を日没の前後に開花し、翌朝にはしおれることから夕顔の名前が付けられたと言われています。 雄花と雌花があり、果実はうり状になり、干瓢(かんぴょう)にしたり、未熟果を煮物や汁物にして利用されます。ひょうたんは同じ種に属し、そのうちの苦みのないものが選抜されて夕顔として分類されたと考えられています。

シュウメイギク

  • シュウメイギクは、秋に白やピンクの花が開花するキンポウゲ科の宿根草です。秋の風情を感じる花は、欧米ではボーダーガーデンや日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。 名前に菊の名がありますが、学名からもわかるように菊ではなく、アネモネの仲間です。また、英名ではJapanese anemoneと呼ばれていますが、中国原産の帰化植物で、野山に多く自生しています。 生育旺盛な宿根草で、年々大株になりたくさんの花が開花します。優し気な花の表情は風情があり、秋の落ち着いた光の中でたくさんの花が咲き誇る姿は目を引きます。半日陰程度の環境でも開花するため、シェードガーデンの素材としても利用されています。 花びらに見える部分は、がくが変化したもので実際には花びらはありません。秋の茶花としても親しまれ、切り花としても流通しています。

もっと楽しむ

メルマガ会員募集中

  1. 旬の園芸作業やおすすめの植物情報をお届け
  2. 季節の植物情報やプレゼント企画の先行お知らせ
  3. お気に入り記事や植物図鑑を登録してすぐに見つけられる
  4. Q&Aでみんなに質問したり回答を投稿できる

メールアドレスと
パスワードだけで登録完了

会員登録画面へ進む

LOVEGREEN QA 質問してみる 小さな相談でも皆で解決!

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

TOP