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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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イイギリ

  • イイギリは、日本の本州以西、朝鮮、中国、台湾に自生するヤナギ科の落葉高木です。飯桐という名は、見た目が桐の木に似ているのと広い葉が飯を包むのに使われていたことからです。 生長すると樹高10~20mの高木になり、枝を横に広げる樹形のため、現在では庭木というより広いスペースの公園樹として使われることが多いようです。 雌雄異木で雌木と雄木では花の形が違い、いずれも春から初夏に控えめな小さな緑色の花が開花します。イイギリが一番目立つのは真っ赤な実が実る秋ですが、実がつくのは雌木だけです。種名のpolycarpaは「果実の多い」を意味します。 大きな葉が緑から少しずつ黄色に色づいてくる頃、ぶどうのようなつき方の真っ赤な実が急に存在感を放ちます。その実は、南天(ナンテン)の実に似ているため、南天桐(ナンテンギリ)の別名があります。   実は落葉した後もしばらく木に残ります。落葉している枯れ木のような冬の木々が多い中で、真っ赤な実をつけた高木は、ひときわ華やかな存在です。ただし、赤い実はヒヨドリなどの鳥が好むようで、食べごろになると急に姿を消します。

ミナヅキ(ノリウツギ)

  • ミナヅキは、ノリウツギの園芸種です。別名ピラミッドアジサイと呼ばれるように、初夏にピラミッド型の花が開花するアジサイ科の落葉低木です。新枝咲きなので夏に剪定をする必要がなく、晩秋まで華やかな花を楽しむことができるのが特徴です。毎年の剪定の仕方次第で樹高が1~3mくらいと違いが出ます。 花の色は、つぼみはグリーン色で開花とともにクリーム色になります。寒冷地では秋の深まりとともに花の色がピンク色に染まり、初夏から秋までの長い期間、鑑賞できます。 ピンク色に染まった状態の花は、秋色ミナヅキの名で切り花やドライフラワーとしても流通しています。

タチアオイ(ホリホック)

  • タチアオイ(ホリホック)は、初夏から夏にかけて2m近く伸びる花茎に穂状の花が開花します。丈夫な性質で、空き地や線路沿い、道路わきなどで見かけることも多い多年草です。(園芸品種の中には一年草のものもあります) タチアオイ(ホリホック)の花は、下から上に咲きあがる性質で、最初の花が咲きだすのは梅雨入りの頃、頂点の花が咲くのが梅雨明けの頃と言われています。 多くの園芸品種があり、花色は赤、ピンク、黄色、白などの他、最近は黒、アプリコット、複色など種類がとても豊富です。本来は草丈の高い花ですが、最近は60~70cmほどの矮性種もあります。咲き方も一重、八重咲き種の他、花びらが多いピオニー咲き(芍薬のような咲き方)など新しい品種が次々と登場しています。

フェンネル

  • フェンネルは、草丈が1m以上になる大型の多年草で、別名をウイキョウといいます。葉、花、茎、種をハーブとして古くから世界各地で栽培・利用されてきました。 日本には平安時代に中国から伝わったといわれています。葉は糸状でアスパラガスの葉のように細かく分かれ、折ると香りが立ち、魚料理などに利用されます。茎は直立して分枝し、頂部にはせり科独特の傘を開いたような小さな黄色い花を初夏に多数咲かせます。 長さ8mmほどの長い楕円形の果実を完熟手前で収穫したものは料理だけでなく消化促進のための生薬にも使われます。フェンネルシード(種)は実際は果実で、種はさらに中に入っています。

ジュエルオーキッド

  • ジュエルオーキッドは、主に東南アジアの熱帯・亜熱帯の森林に生息している常緑性多年草で、洋ランの仲間です。葉を楽しむ地生ランの通称を「ジュエルオーキッド(Jewel Orchid)」と呼んでいます。この名は、宝石(Jewel)のように葉がキラキラと輝く蘭(Orchids)という意味です。 ジュエルオーキッドの葉は、まるでビロードのような質感で、光輝く糸で刺しゅうされたような美しい葉脈が特徴です。光に反射して葉がキラキラと光り輝き、美しさを増します。華やかな葉は自然の中でも存在感があり、息を呑むほど美しい姿は、別名で「宝石蘭」や「森の宝石」とも呼ばれます。環境に合うと、春から秋にかけて小さくて控えめの花が咲くこともあります。 ジュエルオーキッドは アクアテラリウムの材料として用いられることが多いため、園芸店の他、熱帯魚ショップでも販売されています。生長が遅く、子株をつけるのにも時間がかかりますが、一度は身近に置いてみたい生きた宝石です。

金のなる木(カネノナルキ)

  • 金のなる木(カネノナルキ)はベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。その名から縁起の良い植物として、新築祝いなどのギフトにも用いられます。 南アフリカが原産で、低い木のように育ちます。強健で育てやすく、挿し葉や挿し芽で、簡単に増やすことも可能です。大株になると花を咲かせ、星形の白やピンクの小さな花が密集して咲きます。 金のなる木という名は、丸い葉がまるで硬貨のように見えることから付けられました。金のなる木やカゲツ(花月)という名で出回っていますが、和名では縁紅弁慶(フチベニベンケイ)と呼ばれます。

サネカズラ(ビナンカズラ)

  • サネカズラ(ビナンカズラ)は、本州(関東以西)、四国、九州、中国、台湾などに分布している常緑低木。葉はタマゴ形で光沢があります。つる性のため、フェンスや柵などに誘引して仕立てます。 7月~8月頃にクリーム色の花が咲き、その後に雌株には光沢のある赤い実がつきます。まれに雌雄同株がありますが、基本的には雌雄異株なので実つきをよくするためには雌株と雄株を一緒に植えてフェンスなどに絡ませて育てるのがよいでしょう。赤い実が美しく、庭木や生け垣、盆栽などによく用いられます。 サネカズラ(ビナンカズラ)は古くから日本人に親しまれてきた歴史があり、古事記や万葉集、百人一首などにも登場しています。小寝(さね)=「一緒に寝ること」の掛詞とされたり、つるが分かれて伸びた先でまた絡み合う姿から「逢う」の枕詞として用いられるなど、人目を忍ぶ恋の歌にも使われていたそうです。 その昔、男性がサネカズラ(ビナンカズラ)の茎葉から出る粘液を整髪料として使っていたことから、美男葛(ビナンカズラ)という名が付いたと言われています。赤い実は漢方薬として、チョウセンゴミシの代用品とされることもあります。

マホニア コンフューサ

  • マホニア コンフューサはホソバヒイラギナンテンの近縁種で、メギ科の常緑低木です。以前はマホニア属だったため、マホニア コンフューサの名前で流通していることが多いようです。 花が少なくなる晩秋から冬にかけて房状の黄色い花が開花し、花のあとにブルーベリーの色合いに似た実が結実します。 マホニア コンフューサの葉は細くてギザギザとしていますが、ヒイラギのように手で触れても痛くなく柔らかい質感です。 コンパクトな樹形で病害虫に強く栽培が簡単、スタイリッシュな葉のフォルムが和洋どちらにも合うことから、公園、店舗やマンションのエントランス、戸建て住宅の植栽として使われています。

アナカンプロセス 桜吹雪

  • 桜吹雪は、華やかなピンク斑の葉が特徴的なアナカンプロセス属の多肉植物です。暑さ、寒さに比較的強く、気温の低い秋から冬にかけてピンクの色が濃くなり、夏はピンクの色を残しつつ、グリーン色が強くなります。小型で生長が遅く、美しい葉色のため、寄せ植えの素材としても人気があります。環境にあうと濃いピンクの花が開花し、花のあとに種ができます。

ニリンソウ(二輪草)

  • ニリンソウ(二輪草)は、4月~5月に白い可憐な花を咲かせるキンポウゲ科の多年草。半日陰の湿地帯を好み、地下茎で増えていきます。群生地では、開花時は地面一面が白い花で覆われ、美しい光景を見ることができます。 Adobe Stock ニリンソウ(二輪草)は、1本の茎から2輪の花を咲かせることから二輪草と呼ばれています。ただし、実際には花は必ず2輪とは限らず、中には1輪や3輪のものもあります。茎から2本ずつ長い茎を出し1輪ずつ開花し、2本目の花は1本目の花に寄り添うように遅れて咲きます。花弁に見えるのは萼片で、枚数は5~7枚です。葉は葉柄を持たず、うっすらと斑があるのが特徴です。 ニリンソウ(二輪草)は若葉を山菜として食用にできますが、トリカブトの若葉と似ていて、誤食による事故例もあります。見分けがつかない場合は、むやみに口に入れるのは避けましょう。

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