ヒヨドリジョウゴ
- ヒヨドリジョウゴは、ナス科ナス属の多年草。日本各地の野原や山林、空き地などに自生していて、身近な場所で見かける野草です。古くから生薬や民間療法で利用されてきた薬草ですが、全草にアルカロイドを含む有毒植物という側面もあります。むやみに口に入れることのないように注意してください。 ヒヨドリジョウゴは、長い根茎を持ち、先がつるになる茎を伸ばして、周囲に絡みついて伸びていきます。葉は卵型で、茎の下の方の葉は、不規則に裂けることもあります。花は直径10mm弱、花色は白、まれに淡紫で、花びらは5裂し、咲き進むに従って反り返るのが特徴です。よく見ると花の中心近くに緑色の斑点があり、中心から花柱が突き出しています。花の後にできる実は、直径8mm程度で、10月~11月に真赤に熟します。この実をヒヨドリが好んで食べるというのが名前の由来です。


































