ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャの木)
- ヒトツバタゴは、愛知、岐阜、長野、長崎県津島などの一部の地域に自生しているモクセイ科の落葉高木です。自生種は犬山市、瑞浪市、恵那市、中津川市に自生する木は国の天然記念物に指定されています。* ヒトツバタゴという名は、同じモクセイ科のトネリコの別名、タゴに似ていて、トネリコは複葉なのに対して本種は単葉のため、「一つ葉のトネリコ」の意味でつけられたようです。 自生種は、環境省のレッドリストで絶滅危惧II類 (VU)に指定されていますが、街路樹や公園樹、庭木としてはよく見かけます。 樹高が10~30mにもなる高木で、5月に木を覆うように真っ白な繊細な雰囲気の花が開花します。初夏の爽やかな気候の中で、新緑と白い花の色合いは美しく見ごたえがあります。 ヒトツバタゴは雌雄異株(しゆういしゅ)ですが、雌株はなく、「雄株」と「雄花と雌花が咲く両性株」があります。 *参照 文化遺産オンライン ヒトツバタゴ自生地