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1月といえば? 行事やイベント、食べ物、花などを紹介

1月について、和名や暦、行事やイベント、食べ物、見頃の花や植物など風物詩をご紹介します。一年の始まりの月である1月は、日本の伝統行事の多い月。どんな月なのかを理解して、気持ちよく過ごしましょう。

目次

1月といえば|和名や暦

スイセン

1月といえば?

1月は、一年の始まりであり、正月を祝う月です。正月とは、1月1日から7日までの松の内、元日とは1月1日、元旦とは1月1日の朝のことを指します。正月には家族や親族、友人同士で集まり、新しい年の始まりを祝い合います。1月は、正月に始まり初詣、成人式、小正月と、何かとイベントの多い季節です。

1月の和名と由来

1月の和名は睦月(むつき)です。睦月という和名は、正月に家族、親族一同が集まって睦まじく(仲良く)することに由来しています。

1月の暦|二十四節気

1月は、二十四節気の小寒と大寒のある月です。日付はその年によって変動しますが、小寒は概ね1月5日頃で寒さが厳しくなっていく頃、大寒は1月20頃で、一年でもっとも寒くなる頃とされています。

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1月の行事やイベント

南天

正月

正月とは、年神様をお迎えし、新しい年の始まりを家族みんなで祝う行事。1月1日から7日の松の内までの期間です。ただし、現在の日本では、正月休みを1月3日までとしている企業やお店が多いようです。国で祝日と定められているのは、1月1日の元日のみです。

若水迎え

その年一番最初に汲む水を若水といいます。昔は井戸から汲み上げていたので、井戸の神様に感謝の気持ちを伝えてからいただいていたそうです。今は井戸へ行かずとも、水道の蛇口から水が出る便利な生活になりましたが、水回りに感謝の気持ちを込めて、花や正月飾りを飾ってみてはいかがでしょうか。

初詣

初詣は、その年初めてのお詣りのことです。1月1日に行っても、3日に行っても、最初であれば初詣です。氏神様のもとを訪れ、一年の健康と幸せを願って手を合わせます。

七草摘み

1月7日の松の内が明ける日には、七草粥を食べて、正月の御馳走を食べ過ぎたお腹を休ませるという習慣があります。昔は寒いなか、山野に七草を摘みに行っていたそうです。今では小売店で七草粥セットを購入することができます。

松の内

松の内とは、正月に年神様が滞在される1月1日~7日までの期間です。年神様は神棚や正月飾り、鏡餅などを依り代として滞在しています。松の内の間は、正月飾りを外さないようにしましょう。地方の慣習にもよりますが正月飾りは、松の内が明けた翌1月8日の朝に外します。

鏡開き

鏡開きとは、1月11日に、正月の間飾っていた鏡餅を下げて開く儀式のこと。木槌や手で小さく割って、揚げ餅や雑煮、ぜんざいにしていただきます。神様の依り代だった鏡餅を体内に取り入れ、幸せのおさがりをいただきましょう。

成人の日

成人の日は、国民の祝日の一つ。毎年1月の第二月曜日です。「大人になったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます日」とされています。

小正月

小正月は、1月15日、あるいはその前後3日間ともいわれている期間。元々は旧暦の1月の満月の日を小正月としていたといいます。繭玉と呼ばれる、紅白の餅をあしらった枝を飾ったり、どんど焼きなどの火祭りで正月飾りを焚き上げたり、小豆粥をいただいたりします。

小正月は、別名を女正月ともいわれます。昔の日本では、正月に来客や家族をもてなすのは女性の仕事でした。年末から正月まで休みなく働き続けた女性たちが、この日は家事を休み、楽しく過ごす日だったということです。

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1月の食べもの

お屠蘇(おとそ)

お屠蘇は、正月に飲む薬酒のこと。屠蘇散という生薬を浸した日本酒やみりんを、新年のあいさつの後、お節の前に飲む習慣です。年長者から順に飲み始め、厄年の人は最後というルールもあります。やみくもに日本酒をあおるのは、お屠蘇とは少し違うようです。

おせち料理

おせち料理とは、御節料理と書き、節句などの節目や祝い事に食べる料理のこと。今では、正月料理を指す言葉になっています。三段の重箱を使用するのが一般的で、一の重は祝い肴、二の重は焼き物、三の重は煮物という風に決まりごとがあります。この決まりごとは、お作法や教養の話です。守らなかったからといって罰が当たるというような話は聞いたことがありませんので、ご安心ください。

雑煮

雑煮は、餅をメインの具とした汁椀のこと。正月料理の一つとして有名ですが、どの季節に食べても問題ありません。地方によって具材や汁の種類に違いがあります。餅を焼くか、焼かないかも家庭によって違いがあるようです。

七草粥

七草粥は、1月7日に食べる、春の七草とお米を炊いたお粥のこと。春の七草とは、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの七種類です。七草粥は、正月料理を食べ過ぎて、疲れた胃腸を休ませて整えることを目的として食べるものです。

鏡餅

正月の間、年神様の依り代として飾った鏡餅は、1月11日の鏡開きに下げていただきます。刃物を使わないように、木槌や手で細かくして、調理します。乾燥して固くなっているので、揚げ餅やぜんざいにします。神様の依り代だったお餅を下げていただくことは、「お下がり」という言葉の由来になっています。

小豆粥

小豆粥は、小正月に食べる料理です。小豆の色には邪気を払う力があると信じられていたので、健康と幸せを願って小豆粥をいただく習慣ができたそうです。

まだまだある!1月が旬の食べもの

1月は、ネギやタアサイ、白菜などの葉物野菜や根菜、みかんなどの柑橘類がおいしい季節。1月に旬を迎える食べ物を野菜、果物、魚に分けて紹介しています。

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1月に咲く花や植物

まだ寒い1月に咲く花を紹介します。

ウメ

ウメ

ウメはバラ科の落葉低木です。冬至梅や野梅などの早咲きは、1月から香りの良い花を咲かせています。梅は、春の訪れを報せる縁起の良い花として愛されてきました。正月飾りや新春の花生けにもよく使用されます。

クリスマスローズ

クリスマスローズの植え替え|株分けとは

クリスマスローズは、キンポウゲ科の常緑多年草。ニゲルのようなクリスマスの頃から咲く品種は、1月に花の盛りを迎えています。レンテンローズと呼ばれる彩り豊かな品種たちも、少し遅れて次々と花を咲かせます。

スイセン

スイセン

スイセンは、ヒガンバナ科の球根植物。ニホンズイセンやガリルのような早咲き品種は、12月から咲き始め、1月に香りの良い花を楽しむことができます。切り花にして部屋の中に生ければ、室内で春を感じることができます。

シクラメン

ガーデンシクラメン

シクラメンは、サクラソウ科の球根植物。色鮮やかな花を温かい部屋の中で楽しむことができます。ガーデンシクラメンといって、冬に屋外で花を咲かせる小ぶりな品種も人気があります。

ツバキ

ツバキ

ツバキは、ツバキ科の常緑高木。たくさんの園芸品種が作出されていて、色や咲き方の種類が豊富です。海外から逆輸入されてきた品種は、バラと見紛うかのような豪華さです。1月の極寒期に花数を減らしますが、寒椿のような、寒い時期にたくさん花を咲かせる品種もあります。

パンジー、ビオラ

開花期間が長い花|冬

パンジー、ビオラは、スミレ科の一年草。秋から春まで花を楽しめる、冬の花壇の味方です。花の大きさ、咲き方、色、サイズと、種類が豊富なので、選ぶのに迷ってしまうほどです。

フキノトウ

フキノトウ

フキノトウは、キク科の多年草であるフキの花のこと。まだ寒い季節に土から明るいグリーンのつぼみを出します。花が開く前のつぼみを食用にします。

ロウバイ

ロウバイ

ロウバイは、ロウバイ科の落葉低木。花びらにロウを引いたような、しっとりとした質感と香りの良さが魅力です。1月の空気が乾燥した青空の下で見る、明るい黄色のロウバイは、なんとも言えない美しさです。

南天

南天

南天は、冬に真っ赤な実を付けるメギ科の常緑低木。縁起の良い木であるということと、冬でもグリーンの葉と鮮やかな赤い実を付ける華やかさから、正月飾りや花生けで人気があります。

万両

万両

万両は、サクラソウ科の常緑低木。樹高1mに満たない小さな木で、日陰に強いことから、日陰の庭のグランドカバーとして人気があります。冬にツヤのある真赤な実を実らせること、万両という名前がお金を連想させることから、縁起の良い木とされ、正月の花生けに使用されます。

千両

千両

千両は、センリョウ科の常緑低木。枝の先に葉を広げ、その中心に色鮮やかな小粒の実をぎゅっと実らせる姿が美しい木です。実の色は、赤の他に、黄色やオレンジ色があります。千両という名前がお金を連想させることから、縁起の良い木とされ、正月飾りや花生けに欠かせない存在です。毎年12月に入ると花き市場で、千両市が行われます。

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1月は一年でもっとも寒い季節であり、新年の慶びを祝い合い、たくさんのひとと会う機会の多い月です。新年の行事を楽しんで、おいしいものをたくさん食べて、気持ちよく新しい年をスタートさせましょう。

 

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