観葉植物は癒しの”パートナー”。あなたの好みはどれ?

観葉植物は私たちの暮らしにちょっとした楽しみや彩りをプラスし、心を癒してくれます。現代では心を整えたり、満たしてくれるものごとも、衣食住と同じくらい大切だと思います。癒しのパートナー、観葉植物と一緒に暮らしてみませんか。
目次
観葉植物の選び方
置きたい場所の環境をチェック
観葉植物が健やかに育つために欠かせないのは「日光」と「風通し」です。お迎えした時は調子が良かった株も日当たりと風通しが悪い環境に置いていていたら弱るなんてこともあります。
日当たり悪くても育つ種類もあります
窓から離れたデスクやテーブル、シェルフに飾る場合も共通で日光が届きにくい場所に飾る時も耐陰性がある種類を選ぶのもよいです。
「これだ!」的な直感も大事
大事なことは「好き!」という気持ち!興味がないと、お迎えした当初は気にしていても……徐々に放置気味なんてことも。好きなら、気になるし、見ていたくなります。観葉植物は全く同じものはありません。出会いを大切に!
▼日光を好むので明るい窓辺におすすめ
コーヒーの木
- コーヒーの木は定番の観葉植物で、コーヒーカップを模した鉢などに植えられて販売されていることがあります。つやのある葉が美しく、樹形もさほど乱れないためインテリア性が高いです。また、観葉植物として販売されているコーヒーの木と飲料のコーヒーの原料となるコーヒーの木は同じもので、一般的に観葉植物として流通しているのはアラビカ種(C. arabica)だと言われています。 コーヒーの木は開花後に葉の根本に実を群生させます。この実は完熟すると真っ赤になりサクランボに見えることからコーヒーチェリーと呼ばれます。この赤い実から果肉などを取り除き、種子のみにしたものがコーヒー豆となります。味はともかく、自宅でコーヒー豆の製造を実験してみるのも面白いでしょう。 また、コーヒーの木は幼木のときは耐陰性がありますが、生長するにしたがって耐陰性が徐々に弱まってくると言われています。
長く愛されています。THE定番観葉
ガジュマル
非常に強く育てやすいことから、昔から定番人気のガジュマル。日当たりの良い場所で育てるほうが、丈夫で形も間延びせず締まった姿に育ちます。乾燥しすぎないように霧吹きで葉水をお忘れなく。剪定した枝で挿し木ができます。沖縄地方では精霊「キジムナー」が宿るということから縁起物としてギフトに選ばれることも多いです。
▼ガジュマルの詳しい育て方はこちら
ガジュマル
- ガジュマルは人気の観葉植物です。沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿るといわれています。ガジュマルは熱帯~亜熱帯地方に分布する常緑高木なので暖かくて日光のある場所を好みます。日光にあてること、水のやり方には気を配る必要がありますが、基本的には育てやすい観葉植物です。 また、ガジュマルは、幹の途中から気根という根を出しています。気根が地中に付くと太くなり、ガジュマルの木を支える支柱根となります。地植えにされているガジュマルはこの気根が多く、風に揺れる気根は不思議な雰囲気を醸し出しています。 ガジュマルのその太い幹とまるく厚みがある濃い緑色をしている葉は生命力を感じさせ、独特な形をしているので人気があります。鹿児島県沖永良部島の国頭小学校の校庭には樹齢100年を超える日本一のガジュマルが植えられています。 ガジュマルには尖閣ガジュマルやパンダガジュマルなどの種類があり、葉の形などが違います。
パキラ
シュッとしたシルエットの葉が、放射状に広がるパキラ。別名「発財樹」や「Money Tree」と呼ばれていることから開業祝いなどの贈り物としても人気があります。乾燥、寒さだけではなく、日陰にも強く丈夫な性質ということも人気の理由です。ざらっとした幹肌でかっこいい雰囲気もあります。どんな空間とも相性良く飾れます。
▼パキラの詳しい育て方はこちら
フィカス・ウンベラータ
大きなハート型の葉が特徴的なウンベラータ。ライトグリーンの葉色でお部屋の雰囲気をぐっと明るい印象に演出します。柔らかな印象で北欧スタイルの部屋との相性は抜群。インテリア性の高い観葉植物です。葉が大きいのでこまめに葉水をするとよいです。
▼フィカス・ウンベラータの詳しい育て方はこちら
フィカス・ウンベラータ
- フィカス・ウンベラータは熱帯アフリカが原産の葉がハート形をした人気の観葉植物です。原産地では10mほどの高さになる常緑中高木ですが、日本で観葉植物として室内で育てられているフィカス・ウンベラータは50cm~1.5mほどのものが一般的になっています。ゴムの木に比べると葉が薄く、幅広で葉脈がしっかりと見えます。シーグレープという観葉植物の葉に雰囲気が似ていますが、フィカス・ウンベラータの葉がハート形なのに対しシーグレープは葉が丸くうねりがあるので区別することができます。フィカス・ウンベラータは気温が下がると葉を落とすことがありますが暖かくなってくれば新芽を出すようになります。
モンステラ
南国風のイメージが強いモンステラですが、意外とどんなスタイルにもマッチします。まだ若い株は葉の切れ込みが少なかったり、目立たなかったりします。生長するにつれて縁から切れ込みが入ります。横に広がるので1鉢でもボリュームが欲しい人には持ってこいの種類です。丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめ。
▼モンステラの詳しい育て方はこちら
モンステラ
- 大人気の観葉植物モンステラ。こんな風に生えている自生地へ行ってみたいと思うほど、迫力があります。モンステラは熱帯アメリカに分布するつる性(または半つる性)の植物で、20~40種類あると言われています。葉は生長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な面白い姿になります。 モンステラは水が好きな植物ですが、大きな株になれば乾燥にも比較的強くなる強健な観葉植物です。モンステラは葉の縁に水孔(すいこう)と呼ばれる排水器官があり、朝方モンステラを見てみると葉の縁に水滴が付いていることがあります。全ての植物に水孔がついている訳ではないので、初めはビックリしてしまうかもしれませんが、モンステラの状態が悪くなっている訳では無く、むしろ健康な証拠なので気にしなくて大丈夫です。
日当たりが悪い場所でも育つ観葉植物
シェフレラ
卵型の葉が放射状に広がるシェフレラ。「カポック」と呼ばれています。ポピュラーで昔からの定番の観葉植物ですが、特に耐陰性に優れています。日が入る空間ならば育てることができます。そのためオフィスや店舗ディスプレイによく使われています。性質も強健なので、初めての観葉植物にもおすすめです。
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サンスベリア
乾燥に強く、難しい管理が少ないサンスベリア。観葉植物を飾りたいけれど、忙しく管理が心配という方も育てやすいと思います。縦長のシルエットでかさばらず飾りやすいのもポイント。日光が入る部屋ならば育てることができます。
▼サンスベリアの詳しい育て方はこちら
サンスベリア・トリファスキアタ・ローレンティ
- サンスベリア(サンセベリア)はキジカクシ科サンスベリア属に分類される熱帯アフリカが原産の観葉植物です。 和名はチトセランで、トリファスキアタ・ローレンティは覆輪斑であるためフクリンチトセランとも呼ばれています。しかし、ローレンティもフクリンチトセランもあまり一般的ではないようで、流通する場合はサンスベリアやトラノオ(虎の尾)という名前が多いようです。 トラノオはそのままの意味で、見た目が虎の尾に似ているからそう呼ばれるようになったそうです。 サンスベリアは空気清浄能力が高く、さらには金運をアップさせる開運植物として売られることもあります。 葉に水分を蓄えることが出来るため、乾燥に強く、逆に蒸れに弱いです。
ポトス
ポトスは熱帯地域原産のつる性観葉植物。強い日光よりは優しい日光を好みます。窓辺など明るく風通しの良い場所に飾るのがベスト。日光が強すぎると葉焼けしてしまうのでレースカーテン越しに飾るか、窓辺から少し離して飾ってください。茎をカットして水に挿せば水栽培もできます。冬は水を控えめにしたほうが徒長(茎葉が間延びする)を防げます。
▼ポトスの詳しい育て方はこちら
ホヤ
耐陰性があるので日が入る空間ならば育てることができます。とはいえ、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。冬は休眠するので水やりは控えめにし、暖かい場所に置いてください。
▼ホヤの詳しい育て方はこちら
インテリア性の高い「ハイドロカルチャー」
ハイドロはギリシャ語で「水」という意味で、カルチャーは「栽培」。水耕栽培のことをハイドロカルチャーといいます。
土を使わずに粘土を高温で焼いたものや、木炭、カラーサンドなどの用土を利用するので、無菌で清潔、衛生的に植物を育てることができることで人気があります。
今回紹介しているハイドロカルチャーは、国産の杉の間伐材を100%使用したエコマーク認定の植物用土「エコ・スギバイオ」を使用しています。
ドラセナ・コンシンネ
シャープで細長い葉と、幹でスタイリッシュな印象のドラセナ・コンシンネ。冬は水やりを控えて、暖かい場所で管理するというポイントさえ押さえれば、初心者でも育てやすい観葉植物です。日当たりと風通しが良い環境を好むため、窓の近くや、よく日の当たる場所での管理がおすすめです。
▼ドラセナの詳しい育て方はこちら
フィカス・プミラ
白く縁取られた小さな葉が連なるフィカス・プミラ。寒さと暗い場所にも耐えられるタフな観葉植物です。屋外でも育てられます。暖かい地域ならば屋外で越冬することも可能ですが、10℃を下回りそうな場合は室内に取り込むように。
▼フィカス・プミラの詳しい育て方はこちら
フィカス・プミラ
- フィカス・プミラは、付着根を出してよじ登るつる性のフィカスです。木や岩、塀、壁などにも這ってぐんぐん生長します。その性質をいかして針金などで造った鉢物仕立てやハンギングバスケット、寄せ植えのアクセントにも使われます。緑葉のタイプに加え、緑の地に白い斑が入る斑入りタイプが観賞用に人気があります。 日なたから半日陰、湿気のある用土を好みます。多少の耐陰性はあるので、室内の明るい場所でも育てられますが、あまり暗い場所だと徒長したり弱々しくなります。一方、真夏の直射日光では葉焼けを起こして葉の状態が悪くなります。真夏は半日陰になるような場所に植えるのがよいでしょう。 地植えにすると木化して根が太くなり、塀をよじ登って覆いつくしてしまいます。こまめに切り戻しを行わないと育ちすぎてしまうので注意が必要です。
揃えておきたい。いざという時の強い味方
植物を育てていると、病害虫が発生することもあります。放っておくとどんどん広がります。病害虫が発生した時は早めに対処できるように、対策アイテムをご紹介します。
スタッフも愛用中の強い味方
ベニカXネクストスプレー
バラ、サルスベリ、花き類、観葉植物、樹木、野菜類と、幅広いジャンルに使えるスプレータイプの殺菌殺虫剤です。アブラムシ、ハダニなどに効果的です。
MY PLANTS 虫からやさしく守るミスト ベニカJスプレー
速効性と持続性の2つの効果が得られる配合になっています。観葉植物での害虫としてよくあるカイガラムシ、ハダニ、アブラムシをはじめさまざまな虫をすばやく退治します。薬剤らしくないおしゃれなパッケージで人気があります。
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