初心者におすすめの観葉植物12選!育て方と枯れる原因は?
LOVEGREEN編集部
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初心者でも育てやすく、部屋にも合わせやすい人気の観葉植物を集めました。観葉植物をこれから育てる上で知っておきたい水やり、日当たりなどの基本的な育て方から、観葉植物を枯らしてしまう原因もまとめました。初めての1鉢を見つけて飾って、育ててみませんか。
目次
初心者でも育てやすい観葉植物12種
それでは初心者にも育てやすいおすすめの観葉植物11種を紹介します!
ガジュマル
剪定しても数週間後には葉がたくさん生えてくるぐらい強い生命力のガジュマル。それくらい丈夫で育てやすい観葉植物です。
ガジュマルは別名「多幸の木」とも呼ばれています。キジムナーという精霊が宿っているという説や、風水では全体の運気UPだけでなく、金運に効果があるなどで縁起の良い観葉植物としてギフトでも人気があります。
日光を好むので置き場所は日当たりの良い場所が向いています。春先から真夏の直射日光に当てすぎると葉が焼ける「葉焼け」を起こしますので気をつけましょう。
モンステラ
葉が大きく、濃い緑が映え1鉢でも存在感のあるモンステラ。インテリア雑貨のモチーフとしても人気のある観葉植物です。強い性質なので初心者も育てやすいことから人気があります。
モンステラとは、ハワイ語で“湧き出る水”という意味があるそう。ハワイでモンステラは神聖な植物とされ、魔除けの効果があるといわれているそうです。サトイモ科の観葉植物なので、耐陰性があります。そのため日当たりが悪い部屋でも育てることができます。
耐陰性があるとはいえ、日当たりが良い場所のほうが締まった株に育ちます。優しい日光が当たるカーテン越しの明るい場所が適しています。剪定した葉は生けて楽しむこともできます。
ハダニの予防のためにも、こまめに霧吹きで葉水を与えると良いでしょう。
ポトス
ポトスはサトイモ科の観葉植物です。水耕栽培でも増えるほど、生育旺盛。また、つる性の観葉植物なので吊るして飾るとおしゃれな雰囲気に。
置く場所は、直射日光を避けた明るい場所が適しています。ある程度の耐陰性もあるので、日光が入りにくい場所でも環境に適応してくれます。土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。
ワイヤープランツ
ワイヤープランツは、茎の部分が針金に見えることからワイヤープランツと呼ばれています。日当たりは半日陰を好み、風通しの良いところで育てることをおすすめします。 生長して伸びた枝を剪定して水に挿して水耕栽培で楽しむこともできます。乾燥すると葉がぽろぽろと落ちてきます。土の乾燥には気をつけて、乾いたらたっぷりと水やりをしてください。
パキラ
パッと手を広げたようなシルエットの濃い緑色の葉をしたパキラ。乾燥、寒さ、日陰にも強いという丈夫な観葉植物です。 「財発樹」や「マネーツリー」という別名があり金運に良いとされる説があり、開業祝いなどの贈り物としても人気があります。育てる環境に対応しやすいので、植物初心者でも育てやすく初めての一鉢にもおすすめです。
日当たりと風通しのいいところに置きましょう。寒さが苦手なので冬は暖かい場所に置いてください。
フィカス・ベンガレンシス
白く美しい幹と枝に、コロンとした丸い葉が特徴のベンガレンシス。樹形も個性豊かです。
「ゴムの木」と呼ばれる観葉植物は複数ありますが、中でもベンガレンシスはイン テリアとの合わせやすさから人気の品種で、リビングやダイニングはもちろん、お店のディスプレイなどにもよく用いられています。
シェフレラ・ホンコンコンパクタ
手を広げたような、放射状に広がった葉の形がかわいらしいシェフレラ。日本では「カポック」とも呼ばれており、観葉植物としては非常にポピュラーな品種の一つです。一般的な観葉植物よりも日陰に強く、あまり光が当たらない室内でも元気に育ちます。性質も強健なので、初心者にも最適です。
春~秋にかけて屋外で管理することもできます。
サンスベリア
サンスベリアは種類が多く、姿形も個性的です。中でもスラリとまっすぐに伸びる葉に縞模様が入る「トラノオ」とも呼ばれるサンスベリアは、どこかで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。この縞模様は魔除けや厄除けなるとも言われていることから、玄関や窓辺に飾ると良いとされています。
サンスベリアは日光を好みますが、ある程度の耐陰性もありますので、光の入る部屋なら環境に適応してくれます。また分厚い葉の中に水分を貯めておく性質があるため、ちょっとぐらい水やりを忘れてしまっても大丈夫です。
蒸れには比較的弱いですが、生長も早く丈夫な性質のため、初心者や忙しい人におすすめの観葉植物です。
アイビー
アイビーはお庭の植栽や寄せ植えアレンジだけではなく、室内で育てる観葉植物としても人気があります。比較的どんな環境でも適応してくれます。明るい場所で風通しを良くして管理しましょう。垂れ下がるように生長するのでプラントハンガーで吊るして飾るハンギンググリーンにも向いています。
生長して剪定した部分を使い、水栽培で育てることもできます。
ペペロミア
小さな葉がついているのがなんともかわいいぺぺロミアは、たくさんの種類があります。その数はなんと1000種類以上も!バリエーション豊かな観葉植物。葉が多肉質なので、水のやりすぎは根腐れの原因になります。土が乾いているのを確認してから水やりをしましょう。
フィカス・ウンベラータ
フィカス・ウンベラータは大きいハート型の葉が可愛らしく、その姿からファンが多い観葉植物。枝が暴れにくく、樹形が絵になるのでリビングなどのシンボルツリーとして大きめサイズの人気があります。明るい窓辺で、風通しを良くして管理しましょう。大きい葉の上には埃がたまりやすいので、葉水をこまめにしたり、たまにやさしく拭いてあげるのもいいでしょう。冬の寒さには弱いので、暖かいところで管理しましょう。
ベゴニア
観葉植物初心者だけど、個性的な植物が好みという方におすすめなのがベゴニア。ベゴニアは柔らかめの光を好みます。そのため、多少日当たりが悪い場所でも育てられます。葉に水玉や、ラインなど模様が入ったものもあり個性的な種類も多くあります。コンパクトなサイズのベゴニアはワンルームや、デスクの上など限られたスペースにも収まりよく飾れます。花が咲く種類もあります。葉も、花も楽しめる観葉植物です。
観葉植物の水やりなど育て方のポイント
初心者でも「水やり・日当たり・置き場所」この3つの基本を押さえれば枯らすことも少なく、健やかに育てることがでるとおもいます。
観葉植物を育てるときに知っておきたいポイント「日光・水・風」の3つ!1つずつ見ていきましよう。
①置き場所:日当たりの良い場所が理想
観葉植物を購入する前に、部屋の明るさや窓の位置、方角を把握しておくことが大事です。それに合わせて観葉植物を選ぶと育てやすくなります。日を好む種類なのに、あまり日が入らない部屋に置いたら育ちはしても、元気がなくなる原因になります。日光が好きな観葉植物は日当たりが足りないと徒長(細くひょろひょろに育ってしまうこと)する確率が高いです。日当たりがそこまで良くない場所で育てる場合は「耐陰性」がある植物を選びましょう。
耐陰性がある観葉植物
パキラ、モンステラ、ポトス、サンスベリア、ベゴニア、シェフレラ(カポック)、コウモリランなど
日当たりの良いところを好む観葉植物もいれば、明るい室内で育てた方がよい観葉植物もあります。葉が薄い観葉植物には半日陰や明るい日陰を好むものもあり、逆に直射日光を当ててしまうと、葉焼け(日光が強すぎて葉が焼けてしまうこと。人間でいう日焼け)を起こしてしまいます。購入する観葉植物がどんな場所を好むのかを調べることもお忘れなく。
②水やりは「土が乾いたらたっぷりと」が原則
表面の土や鉢底の土を触ってみたら乾いている。これはわかりやすいですね。しかし、内側まで乾いているかは分かりにくいもの。割りばしなどを土に挿してみて、抜いた時に湿っていたら中の土は湿っている証拠。指で表面の土を(植物に影響のない程度で)掘り返してみてもよいと思います。 「鉢の底から水が流れ出るくらい」を目安にしてください。 水が鉢底から溢れ出る=鉢全体に水がいきわたっている、ということになります。さらっと水を与えただけだと、表面しか湿らず、肝心の根がある底の部分まで水がいきわたりません。つまり、水やりをしたことになりません。
基本的に水やりは「土が乾いたらたっぷりと」ですが、乾燥が大好きで乾いてから数日は水をやらない植物や、水が大好きで乾いたら枯れてしまうので乾く前に水やりが必要な植物もあります。そういった特殊な植物は育て方に記載されていると思うので、まずは「乾いたらたっぷりと」で育ててみましょう。
葉にも水やりをしよう
植植物の水やりというと、一般的には土に水をやるイメージですが、植物によっては葉にも水やりが必要な植物です。葉の表裏に霧吹きを使って水を吹きかけましょう。これを「葉水」と呼び、乾燥が好きな害虫「ハダニ」の予防になったり、葉にハリが出たりします。根からあまり水を吸わない観葉植物やエアプランツなどは、葉水をして必要な水分を補いましょう。
③風通し良く、新鮮な空気を取り入れて
観葉植物を育てる際に必要な要素として、風通しがあります。日光、水やりと違って間違ったら枯れるということはあまりありません。しかし、風通しを良くすることは、病気やカビ対策にも繫がります。風通しが悪いと空気が悪くなり、虫や病気が蔓延して病害虫被害で枯れてしまったり、暑い日の水やりをした後などは水が蒸発して湿度が高くなり、植物にとって悪い状況になってしまいますので注意しましょう。
④肥料と虫対策のおすすめアイテム
環境を整えるだけでなく、植物には栄養(肥料)も必要。また、風通しを良くしていても、どうしてもわいてしまう虫対策には、殺虫剤の出番です。
オススメなのは、効果とデザインを両立した観葉植物のケアシリーズ「MY PLANTS」。使いやすくお洒落な肥料と殺虫剤3アイテムが、観葉植物をよりスマートに楽しむアシストをしてくれます。
①葉や土にシュッとかけるだけのスプレー肥料
「 MY PLANTS すばやく元気を届けるミスト」
②土の上に置くだけで長く丈夫に育てるタブレット肥料
「 MY PLANTS 長く丈夫に育てるタブレット」
③観葉植物に発生する虫を退治する殺虫スプレー
「 MY PLANTS 虫からやさしく守るミスト」
観葉植物が枯れる原因とは?
観葉植物が枯れてしまったり、調子が悪くなったりするのも水やり、日当たりが原因になっていることが多いです。初心者がやりがちな育て方をまとめました。
水やり
水やりで枯れる原因としては「水のやり過ぎ」または「水やりの回数が少ない」のどちらかです。やり過ぎの場合は、水分過多で根が傷み(根腐れともいいます)水や栄養を吸収することができなくなり枯れてしまいます。水やりの回数が少ない場合は、水分不足での枯れです。葉や姿を観察するだけではなく、土の状態のチェックもお忘れなく。
日当たりが悪い(日照不足)
日光不足も枯れる原因になります。日光が足りていないと、ひょろひょろとした姿(徒長)になってしまいます。徒長した観葉植物は健康な植物に比べると体力が減って弱く、病気になりやすかったり、害虫がつきやすくなったりします。植物に適した日光を当てるようにしましょう。
温度
季節ごとに置き場を変えるなども大事です。多くの観葉植物は暖かい地域の植物なので春〜秋の暖かい時期は大丈夫です。注意する箇所は直射日光に当てないこと。葉が焼けるだけではなく、温度も上がります。
冬の寒さが苦手な観葉植物の種類も多いです。春〜秋に屋外で育てている場合、冬は室内に取り込み暖かい場所で管理しましょう。どちらも共通して空調が直接当たる場所は避けるように。
風通し
室内の窓がいつも締めっぱなしですと、空気がこもります。水やりをした後に、風の通りがないと土が乾かず根腐れとなって枯れる原因に。またコバエなど病害虫の発生にもなります。観葉植物を育てるときに風通しをよくすることを頭に入れておきましょう。
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観葉植物を育てるときに
大切なポイントは、
毎日観察をすること!
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毎日、観察することで育てている観葉植物のこまかな変化に気づくようになります。
お気に入りの観葉植物を見つけて植物のある暮らしをはじめてみませんか。
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