ニチニチソウ(日々草)を使ったセンスのいい寄せ植え11選|組み合わせと作り方のポイント
とまつあつこ
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ニチニチソウを使ったセンスのいい寄せ植えをご紹介!ニチニチソウは初夏から秋まで長い期間楽しめる一年草。園芸家の先生に教わった寄せ植えや、センス良く作るポイント、苗の組み合わせや管理のコツについてもお話しします。
目次
- ニチニチソウ(日々草)とは
- ニチニチソウ(日々草)の種類や花色
- ニチニチソウ(日々草)を使ったセンスのいい寄せ植えを作るポイント
- ニチニチソウ(日々草)を使ったセンスのいい寄せ植え11選
- ニチニチソウ(日々草)を使って寄せ植えを作ろう♪
ニチニチソウ(日々草)とは
オリンピック2020花壇で使われている夏に強い花を取材してきました! ニチニチソウタイタン’アイシーピンク’(M&Bフローラ)
ニチニチソウは、キョウチクトウ科の非耐寒性一年草。花期は5月~10月頃です。本来は多年草ですが、寒さが苦手なので日本では一年草として扱われています。暑さにも強光にも強く、それほど手入れをしなくても次々と咲き続ける特長があり、花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットなどに使う花苗としてとても人気があります。
ニチニチソウ’サンダーホワイト’(サカタのタネ)
ニチニチソウの花は、咲き終わるとぽろっと自然に落ちて新しい花が咲くため、特に花がら取りの作業は必要ありません。葉の上や株元に落ちた花を拾って捨てておくと病害虫の予防になります。
東京2020オリンピック競技大会に向けて、夏に強い花のテストを繰り返して湾岸エリアに作られた大規模なガーデンにも、様々なニチニチソウが用いられ美しく咲き誇っていました。
ニチニチソウ(日々草)の種類や花色
ニチニチソウの花色は、ピンク系濃淡、赤、白、紫、複色などがあります。最近は黒に近いシックな色合いや、咲き方もカクタス咲きやフリンジ咲き、小輪種など、種類がとても豊富になってきました。
赤
ニチニチソウ’タイタンレッド’(M&Bフローラ)
花が大きく、耐暑性、連続開花性に優れているニチニチソウです。
白
フリル咲きがかったニチニチソウです。白は、清楚で上品でどんな花とも合わせやすい色。寄せ植えの色合わせがまとまらないと思ったときは、白を取り入れるのがおすすめです。
薄紫・紫
くすみのある薄紫色に白の絞り模様が入ったニチニチソウです。大人っぽくもあり、涼し気で爽やかな印象です。
シック系
ピンク色のニチニチソウも、中心部がダーク色だと甘さがおさえられ、シックでおしゃれな雰囲気になります。
小輪タイプ
ニチニチソウ’夏花火’
普通のニチニチソウよりも花のサイズが小さい特徴があります。可愛い小花が花火のように次々と咲き広がります。別名では、ホワイトレッドアイという名もついています。
フリンジ咲き
フリンジビンカ
花びらの縁がフリルのように波打っているニチニチソウです。
ニチニチソウ(日々草)を使ったセンスのいい寄せ植えを作るポイント
3ポットで作る寄せ植え
苗3ポットで気軽に寄せ植えができます。ニチニチソウにあと2ポット好きな苗をプラスしてもいいですし、ニチニチソウの色違いを3ポット組み合わせても可愛いです。選ぶ苗によって雰囲気ががらっと変わります。3ポットで作る寄せ植えは、バランスが取りやすくて時間が無い時でもさっと作れるので本当におすすめです。
ニチニチソウをメインの花として使うか脇役に使うか
ニチニチソウは、メインの花としても脇役としても使うことができる花です。この写真のように、黄色やオレンジ系の華やかなルドベキアと合わせるとニチニチソウは名脇役になりますが、ルドベキアを外すと、急にニチニチソウが目立ってメインの花に見えます。
ニチニチソウをメインに使いたいときは、ニチニチソウよりも花径が小さいものや、線の細い繊細な草花、小さな実もの、カラーリーフなどを合わせると、互いに引き立て合って美しく仕上がります。
テーマをイメージして苗を組み合わせる
「大人な雰囲気」「ナチュラルテイスト」「明るく」「可愛らしく」「爽やかに」など、テーマをイメージして苗を組み合わせることが大切です。使う鉢の形や色、素材によっても雰囲気が変わります。
ニチニチソウ(日々草)を使ったセンスのいい寄せ植え11選
3ポットでセンス良く
白の変わり咲きニチニチソウに、ブルー系のペチュニアと斑入りのグレコマを合わせて、白いブリキの鉢に寄せ植えしました。
寄せ植えに使っている植物
- ニチニチソウ
- ペチュニア
- グレコマ’バリエガータ’
ニチニチソウとルドベキアの寄せ植え
横長のブリキの鉢を使って、ニチニチソウとルドベキアの両方をメインにして寄せ植えを作りました。メインが2つではありますが、名脇役のカラーリーフと小花を合わせることで、バランス良く互いに引き立て合って美しくまとまりました。
寄せ植えに使っている植物
- ニチニチソウ
- ルドベキア’トト・ゴールデン’
- 斑入りアメリカヅタ
- アジュガ
- ツピタンサス’ゴールデンたまごぼーる’
小輪のニチニチソウと繊細なカラーリーフの組み合わせ
小輪のニチニチソウに、繊細なカラーリーフたちを組み合わせました。小輪のニチニチソウの可愛らしさを活かした涼し気な寄せ植えができました。
寄せ植えに使っている草花
- ニチニチソウ’夏花火’
- 斑入りアメリカヅタ
- アジュガ
- 斑入りミントブッシュ
ニチニチソウとカーネーションの寄せ植え
ニチニチソウにカーネーションを合わせました。母の日のプレゼントとして贈ってもいいですね。
寄せ植えに使っている植物
- ニチニチソウ
- カーネーション
- ベゴニア
- ツルニチニチソウ
白とブルーの爽やかなハンギングバスケット
ニチニチソウ’しらゆきひめ’をメインに、ブルーの小花を集めて涼し気なバスケットを作りました。ライム色のリシマキア’オーレア’も爽やかなポイントとなっています。
寄せ植えに使っている草花
- ニチニチソウ’しらゆきひめ’
- トレニア’カタリーナ・ブルーリバー’
- サルビア’コスミックブルー’
- ブルーファンフラワー’サンク・エール・ディープブルー’
- オレガノ’ケントビューティ-’
- リシマキア’オーレア’
ホワイトガーデンバスケット
Photo by:垂井愛 「プロトリーフガーデンアイランド玉川店」垂井愛さんのハンギングバスケットです。
白のニチニチソウに、白とグリーンの草花を合わせてホワイトガーデン風のハンギングバスケットを作りました。とても上品で爽やかな仕上がりになっています。
寄せ植えに使っている草花
- ニチニチソウ
- センニチコウ
- バコパ
- ハゴロモジャスミン
- ミスキャンタス
- アイビー
- ラミウム
ニチニチソウのシックな合わせ方
花の中心がブラウン色のニチニチソウに、銅葉のアルテルナンテラと黒葉のコクリュウを合わせ、鉢の色もダーク系で合わせました。白い小花とシルバー色のディコンドラなどでコントラストをつけました。
鉢はルーツポーチを使いました。ルーツポーチは、リサイクルペットボトルと天然素材を使った不織布で作られています。取っ手が付いていて、軽くて持ち運びが簡単です。地球に優しいサスティナブルな素材という点もおすすめです。
寄せ植えに使っている草花
- ニチニチソウ
- アルテルナンテラ
- ディコンドラ(ダイコンドラ)
- フイリノブドウ
- アンドロサセ・ラヌギノーサ
- ヘデラ・かぐや
- コクリュウ
涼を感じるニチニチソウと夏の小花の寄せ植え
涼を感じる夏の小花 ホワイト&ブルーの寄せ植え
白と青い花がメインの爽やかな色合いに、シルバーやライム色をアクセントにした涼を感じる寄せ植えを作りました。
寄せ植えに使っている草花
- ニチニチソウ
- ベロニカ
- ユーフォルビア’ダイアモンドフロスト’
- イソトマ
- アンゲロニア
- ロベリア
- ディコンドラ
- デュランタ’ライム’
サマーグリーンの爽やかな寄せ植え
エキナセアを使ったサマーグリーンの爽やかな寄せ植え
ブルーの小花をアクセントに、グリーン×ホワイトの寄せ植えを作りました。高さもあるので、玄関に飾る夏のウェルカムコンテナにピッタリですね。
寄せ植えに使っている植物
- ニチニチソウ
- エキナセア
- メドーセージ
- ブルースター
- カラミンサ
- トウガラシ
- 斑入りアメリカヅタ
ニチニチソウを使った小さな秋の寄せ植え
初心者にもできる!小さな秋の寄せ植えづくり
白のニチニチソウを使うことで、斑入りのカラーリーフと秋色の草花たちの美しさを活かす上品な寄せ植えに仕上がっています。
寄せ植えに使っている草花
- ニチニチソウ
- ジニア
- トウガラシ
- テイカカズラ
- センニチコウ
- ウンシニア
ニチニチソウ(日々草)を使って寄せ植えを作ろう♪
今回はニチニチソウを使った寄せ植えを11種類紹介しました。なんとその中には、白のニチニチソウを合わせたものが8種類も!やっぱり白は、上品で爽やかで涼し気で合わせやすい1番人気の色ですね。(^^)
ニチニチソウは、丈夫で長い期間次々と花を咲かせるのでとても人気があります。白以外にも赤、ピンク、紫など様々な色があるので、ぜひお気に入りのニチニチソウで寄せ植えを作ってみてくださいね。
▼ニチニチソウ(日々草)の詳しい育て方はこちら
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