「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑691-700件 / 全1474件

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カルーナ

  • カルーナはエリカに似ている常緑低木で、エリカと同じくヒースとも呼ばれます。美しい花や葉が好まれて観賞用として広く栽培され、1000種を越える園芸品種があると言われています。グランドカバーや花壇植え、寄せ植えなどによく用いられます。 冷涼な気候を好み、シベリア、ヨーロッパ、北アフリカに分布しており、原産地では夏咲きが主ですが、高温多湿に弱いので日本では晩秋に開花株が出回り、冬咲きのようになっています。寒さには強いのですが、夏越しが難しいため、秋冬に花を楽しむ一年草として育てられることも多いです。環境が合って夏越しが上手くいけば、再び花を楽しめます。 カルーナは茎の上部に総状花序を出し、花径5㎜ほどの小さな花をたくさん咲かせます。花に見える部分は本当は萼片で、本来の花はその中にあります。花が咲き終わっても萼が残るので、花後もしばらくは花が咲いているように見えます。花色は赤、ピンク、白、紫などがあり、一重咲きの他、八重咲き品種も流通しています。葉色も豊富で、寒くなると赤や黄色に色づくタイプもあります。樹高は20cm~80cmほどでこんもりと茂ったり、地面を這うように生長するタイプがあります。

ラナンキュラス・ゴールドコイン

  • ラナンキュラス・ゴールドコインはキンポウゲ科の宿根草。ハイキンポウゲの園芸品種です。4月~5月に小さな黄色い花が開花します。 環境に合うと野生化するほど性質は丈夫で、手入れをしなくてもランナーを出しながら広がっていきます。好む環境が半日陰~明るめの日陰なので、日陰の庭のグランドカバーとしても利用できます。花の開花時はキラキラと輝くように咲き誇り、地面が黄色のカーペットのような状態になります。 ラナンキュラス・ゴールドコインは、一般的な球根のラナンキュラスとは別種で宿根草です。また、ゴールドコインと言う名のキク科の宿根草とも違う植物です。

そうめんかぼちゃ(金糸瓜)

  • そうめんかぼちゃ(金糸瓜)は、観賞用だと「おもちゃかぼちゃ」、食用だと「ズッキーニ」などと同じペポカボチャの仲間です。そうめんかぼちゃ(金糸瓜)は、一般的なかぼちゃと違い、茹でると糸状になること。そのことから金糸瓜、そうめんかぼちゃという名前で出回っています。 収穫期は夏ですが、保存性があるため年末くらいまで美味しくいただけます。流通は主に産直のお店が多いですが、最近はスーパーなどでもたまに見かけます。

サンキライ(山帰来)

  • サンキライ(山帰来)は、日本全国の山地に自生するつる性の落葉低木。つるにはトゲがあり、葉の付け根から巻きひげが出ます。節ごとに茎がジグザグに折れ曲がりながら近くのものに絡みついて伸びます。猿がトゲだらけのつるに絡まって捕まってしまうことをイメージして、猿捕茨(サルトリイバラ)とも呼ばれています。切り花では、トゲの無い品種も出回っています。 4月~5月頃に若葉と同時に淡い黄緑色の花が咲きます。雌雄異株で、雌株と雄株が近くに無いと結実しません。葉は先がとがったタマゴ形。長さは約5cmほどで、固く丈夫で光沢があります。実は直径1cmくらいの丸い形をしていて、数個がまとまってつきます。赤い実が有名ですが、熟す前の5月~8月頃の実は爽やかな緑色の瑞々しい状態で、水揚げが必要な切り花としてお店に並んでいます。10月~11月頃には赤く熟し、ドライフラワーとしてクリスマスやお正月の飾り付けなどに用いられます。枝をくるくると丸めていき、何ヵ所かワイヤーや紐などでとめるだけで簡単にリースが作れます。 サンキライ(山帰来)は性質が強く、一度植えたら自然に生長してつるを伸ばします。地植えにすると、地下茎で増えてあちこちから芽を出します。庭などに地植えする場合は、地下茎で増えても良い場所をしっかりと見極めてから植えましょう。鉢植えで育てても、こぼれ種で違う場所から芽が出ることがあります。トゲがあるので剪定や誘引などをする時は、トゲが刺さらない手袋をするようにしましょう。 山帰来とは「山から帰って来た」という意味で、諸説ありますが、昔は根茎を生薬として使ってきた歴史があったり、山で病にかかった人がこの実を食べて元気に帰ってきたことから、そのような名が付いたと言われています。また、古くから西日本では、サンキライ(山帰来)の丸い葉は餅やだんごなどを包む葉としても使われてきたそうです。 

ポレモニウム・アプリコットデライト

  • ポレモニウム・アプリコットデライトは、ハナシノブ科の耐寒性多年草です。花は初夏に開花し、咲き始めの花色はアプリコット色、咲き進むにつれてピンク色に変化する複色です。多花性で、茎に複数の花が付き、少しずつ開花するため1本で2色の花色がまじりあって咲きます。パステルカラーのアプリコット~ピンク色の色合いは、どんな花ともなじみやすく、花壇に植栽すると美しい色合いを演出することができます。 丈夫で育てやすく、根付けば特別な管理をしなくても育ちます。冬の間はロゼット状の下葉だけの状態で常緑で越冬し、春になると株元から花茎を立ち上げて開花します。 ポレモニウム・アプリコットデライトは、温暖地の梅雨~真夏の気候が若干苦手です。夏を乗り切れば宿根化しますが、どちらかというと寒冷地向きの草花と言えます。真夏に蒸らさないようにすることがポイントです。

サラサモクレン

  • サラサモクレンは、ハクモクレンとモクレンの交雑種で、両者の中間的な花の形や色をしています。園芸品種の他、自然交雑種もあります。花の形はハクモクレンに似た大輪の花を咲かせます。同じサラサモクレンでも花色に幅があり、淡いピンクから濃いめのピンクまで品種によって違いがあります。 ハクモクレン、モクレン、サラサモクレンの開花時期は3月~4月で、3つの花の開花時期は少しずつずれます。ほとんどの年は、ハクモクレン→サラサモクレン→モクレンの順に開花します。 サラサモクレンは生長すると樹高が7~10m程度の高木となり、雄大に広がった枝にたくさんの大輪の花を咲かせるので、開花時はとても華やかです。 ハクモクレン、サラサモクレン、モクレンと分類されて呼ばれる場合と、これら3つの学名であるマグノリアと呼ばれることもあります。

真珠の木(ペルネチア)

  • 真珠の木(ペルネチア)は、秋にツヤツヤした丸い実をつける耐寒性常緑低木。実の色は、赤・白・ピンクがあり、白い実はまるで真珠のようです。メインとなる太い幹はもたず、地際から小枝をたくさん出して茂ります。 5月~7月頃、スズランやブルーベリーに似た壺型の小さな白い花を下向きに咲かせます。9月頃には可愛い実がなり、3月頃まで落ちずに観賞できます。ハッピーベリーという商品名で呼ばれることもあります。樹高は50~100cmほどです。 真珠の木(ペルネチア)の可愛い実は、実りの秋の季節や、クリスマスやお正月の装飾にぴったりです。秋冬の寄せ植えを作るときに使うと美しい実が明るいアクセントになります。 日当たりと水はけの良い場所を好みます。耐寒性があり、強い霜や寒風に当たらなければ屋外で越冬できます。夏の暑さや蒸れに弱い性質があるので、夏は半日陰になるような風通しの良いところで管理します。鉢植えの場合は、真夏はなるべく涼しい場所に移動させましょう。酸性の土を好むので、同じく酸性を好むブルーベリー用の土を使うとよく育ちます。 真珠の木(ペルネチア)に似ている木に、シンフォリカルポスがあります。シンフォリカルポスも秋から冬に真珠のような白やピンクの可愛い実をつけ、実の状態で切り花としてよく出回るのですが、落葉する低木で、真珠の木(ペルネチア)とは別のスイカズラ科に分類されています。 ▼シンフォリカルポスについてはこちら 秋の花屋さんで出会える素敵な花材!シンフォリカルポス 今日ご紹介するのはシンフォリカルポス。 シンフォリカルポスは、秋から冬にかけて白やピンクのかわいい実をつける… 金子三保子 2021.10.28 花 シンフォリカルポスの花言葉|種類、実の特徴や名前の由来 シンフォリカルポスの花言葉や種類、実の特徴、名前の由来をご紹介。シンフォリカルポスは秋から冬にかけて、白やピ… LOVEGREEN編集部 2023.10.21 誕生花と花言葉

ノイバラ(野薔薇)

  • ノイバラは日本全国の河原や野原に自生する、つる性の落葉低木。日本に野生しているバラの代表です。トゲのある低木を総称してイバラと呼ぶことから、野に自生するイバラということで、ノイバラとつけられたそうです。別名では野薔薇(ノバラ)と呼ばれます。大変丈夫なので、栽培品種のバラの台木によく用いられます。樹高は1~2mほどで枝がよく分枝してトゲがあります。 花色は白で、花径は2.5cmほど。花には芳香があり、5月~6月頃にまとまって咲きます。花びらは5枚で、素朴ながら上品な一重咲きです。良い香りは香水などに使われます。 花後に赤い実ができますが、実に見える部分はガクの下の筒が肥大した偽果です。1cmくらいの丸形で、9月~12月頃に赤く熟します。食用にできるので果実酒に用いられたり、利尿・便秘などの漢方薬としても使われます。リースを作る際の花材としても役立ちます。

アネモネ・フルゲンス

  • アネモネ・フルゲンスは、耐寒性球根で原種系アネモネの一種です。アネモネ・パボニナとアネモネ・ホルテンシスの品種が交雑したことによって生まれました。一般的なアネモネより小輪で、原種ならではの楚々とした雰囲気があります。 アネモネ・フルゲンスは、白、ピンク、ラベンダー、パープル、赤…と花色が豊富で、花弁(ガク)の色としべのネイビーの色合いに個体差があり、好みの色あいの苗を選ぶ楽しみもあります。 球根植物ですが、どちらかと言うと苗での流通が多いようです。花苗は年が明けた頃から春まで流通します。 一般的なアネモネの球根は花後に堀り上げが必要ですが、アネモネ・フルゲンスは環境が合えば植えっぱなしで管理できる球根のひとつです。

サルビア・ライムライト

  • サルビア・ライムライトは、ライムグリーン色のガクと青紫色の花の色合いが美しい常緑の多年草です。花は晩夏から秋にかけて開花します。ライムグリーン色の部分はガクで、青紫色の花が落ちた後も花が咲いたように見え、最後まで見た目が美しいのが魅力のひとつです。 生育旺盛で数年で大株に生長します。花やガクは切り花としても楽しむことができます。

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