ミント|爽やかな香りが魅力のハーブ。育て方と楽しみ方
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清涼感のある香りのハーブ「ミント」について、特徴や魅力、豊富な種類、失敗しない育て方から暮らしを彩る楽しみ方まで詳しく紹介します。
目次
ミントの特徴と魅力

ミントは、清涼感のある香りが最大の魅力であるシソ科ハッカ属のハーブ。葉に触れたり揉んだりすると香りを確認できます。
爽やかな香りはメントールによるもので、ミントの葉から採れる精油に含まれる成分です。すっとした清涼感と香りが特徴で、冷感作用があることから、料理やお菓子の他、シャンプー、化粧品、歯磨き粉、医薬品、食品など様々なものに使用されています。香りには、集中力を高めたり、気分をリフレッシュさせる効果が期待できるといわれ、昔からアロマ製品やポプリなどに利用されてきました。
香りの良い葉ばかりに注目されがちですが、ミントはとてもかわいらしい小さな花を咲かせます。7月~9月、薄紫や白、ピンクの花穂を葉の中心から立ち上げます。花が咲くと実を作るためにエネルギーを注ぐため、葉の香りを楽しみたいのであれば、早めに摘み取るようにしましょう。摘んだ花は彩りとしてお菓子に添えたり、小瓶やカップに生けて眺めて楽しむことができます。
こんなにある! ミントの種類

私たちが日頃「ミント」と呼んでいるものにはたくさんの種類があるのをご存知ですか?よく名前を聞くペパーミントやスペアミント以外に甘い香りが特徴のアップルミントやパイナップルミント、地面を匍匐(ほふく)するように伸びるペニーロイヤルミントなど、ミントの種類をまとめてこちらの記事で紹介しています。
ペパーミント
ペパーミントは、強い清涼感と香りが特徴です。料理やお菓子、ハーブティーなど、食用にされます。試しに葉をちぎって噛んでみると口いっぱいに広がる香りと、同時に舌にちょっと刺激を感じます。
スペアミント
スペアミントは、ペパーミントに比べて刺激は少なく、少し甘さを感じるような香りが特徴です。ペパーミントと同じく食用にされますが、刺激が少ないので食べやすい仕上がりになります。
アップルミント
アップルミントは、清涼感の中にリンゴのような香りがあるのが特徴です。甘みを感じる香りは、ハーブティーやお菓子に使用されます。
パイナップルミント
パイナップルミントは、清涼感の中にパイナップルを思わせるような甘い香りが特徴です。ハーブティーやお菓子に使用される他、明るい印象の斑入りの葉はガーデニングでも人気があります。
オーデコロンミント
オーデコロンミントは、オーデコロンを思わせるくらい香りが良いという品種です。ちょっとフルーティーな甘みを感じる香りが特徴で、ハーブティーやカクテルなどに使用されます。
ニホンハッカ
ニホンハッカは、日本に自生しているミントの種類。すっとした清涼感のある香りが強いのが特徴で、食用にされます。昔から馴染みのあるハッカ油はニホンハッカを原料としています。
ペニーロイヤルミント
ペニーロイヤルミントは、珍しく茎が地面を匍匐(ほふく)するように伸びていく種類。食用にはできませんが、爽やかな香りのグランドカバーとして人気があります。
名前に「ミント」と付くが、ミントではない種類
キャットミント
キャットミントは、名前にミントと付きますが、シソ科イヌハッカ属に分類されるので別種です。ミントに似た清涼感のある香りが特徴です。
マウンテンミント
マウンテンミントは、夏に咲く白い花と銀葉が美しい多年草。ミントを思わせる爽やかな香りを楽しめますが、シソ科ピクナンテマム属に分類される別種の植物です。
ミントブッシュ
ミントブッシュは、シソ科プロスタンテラ属の低木。ミントのような香りを楽しめますが、別種です。春から初夏に薄紫色の花を咲かせます。
ミントの育て方

ミントは痩せ地でも育つくらい強健なハーブ。地下茎で増え、さらにランナーという長い茎を地表に伸ばして横に増えていきます。その習性を活かして、足を踏み入れないような場所のグランドカバーとして利用できます。反対にあまり増やしたくない場合は、鉢植えで育てて大きさを管理するとよいでしょう。
日当たり・場所
風通しの良い明るい日陰を好みます。強い直射日光が当たる場所ではハダニがつきやすくなるので、注意が必要です。
用土
保水性と排水性の良い土を好みます。鉢植えは、市販のハーブ用の培養土で問題なく育てられます。
水やり
地植えは、根付いてからは降雨に任せます。鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
肥料
地植えは特に必要ありません。生育が悪くなってきたと感じたら、施すようにしましょう。鉢植えは、春に緩効性肥料を施します。
病害虫と対処法
乾燥が続くとハダニが発生することがあります。見つけたら水で洗い流して駆除し、その後もこまめに葉水をするようにしましょう。鉢植えは、直射日光を避けられる風通しの良い軒下や、明るい日陰に移動させるようにしましょう。
丈夫だと安心していたミントが突然枯れてしまうことがあります。枯れてしまう原因の多くは病害虫か根詰まり、水切れです。また、枯れたと思っていたら根は生きていて、また芽吹いてくることもあります。ミントを枯らさず上手に育てるために、原因と対処法を知っておきましょう。
こちらの記事で、ミントの育て方や植え替え、切り戻しについて画像付きで詳しく紹介しています。
剪定
ミントは春から夏が生育期なので、ぐんぐん大きくなります。伸びすぎてしまったという時は切り戻し剪定で草姿を整えましょう。こちらで詳しく解説しています。
増やし方
切った茎は料理や飲み物に使用して、それでも余ったら挿し木にチャレンジしませんか。挿し木は春から初夏、あるいは秋が適期です。夏と冬は植物に負担がかかり、根付く前に枯死してしまう心配があるので避けてください。挿し木の方法について、こちらの記事で画像付きで説明しています。
水挿しも挿し木と同じく、切った茎からミントを増やす方法です。水に浸けて発根させて土に植え替えるので、発根したかどうかが確認しやすく、挿し木よりも簡単な方法です。水挿しの方法について画像付きで詳しく紹介しています。
ミントを暮らしに取り入れよう

ミントの最大の魅力は、清涼感のある香り。フレッシュのミントを使用して香りの良い水出しハーブウォーターを作りませんか。水に香りが移るまでに時間がかかるので、寝る前にセットしておくのがおすすめです。香りの良いハーブウォーターで、心身ともに気持ちよく目覚めましょう。
こちらの記事では、フレッシュミントを使ったノンアルコールモヒートの作り方を紹介しています。ノンアルコールだから、ランチにも最適。大人も子供も楽しめる飲み物です。
ミントのレシピというと飲み物やお菓子が多いのですが、こちらではごはんのおかずになる料理と大人が楽しめるカクテルのレシピを紹介しています。育てたミントを大量消費できるレシピ集です。
飲み物に使用しておうちカフェでゆったりしたり、料理に使ってエスニック気分を味わったり、お風呂に入れて癒しのバスタイムを満喫したり……と、ミントの香りは楽しみ方がいっぱい。こちらの記事で、何通りもある使い方を一つにまとめて紹介しています。
夏にぐんぐん伸びたミントを切り戻して、生けて楽しみましょう。目から涼を感じる花あしらいです。ミントの茎を花留めにするので、生けたときそのままの美しいフォルムを長く楽しめます。
ミントの花言葉
ミントの花言葉は「美徳」「効能」です。
爽やかな香りのミントを花言葉とともに贈ってみませんか。
ミントは楽しみ方がいっぱいのハーブ。育てて、飲んで食べて、飾って、癒されてください。
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