次の年まで楽しめる! 寒さに強い宿根草のハーブ7選
LOVEGREEN編集部
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これからだんだんと気温が低くなる時期。寒さに強い(耐寒性のある)ハーブって何があるの?冬は葉を落としてしまって、春になると芽吹く宿根草のものや冬も葉を落とさず越すハーブを紹介します。
目次
地上部は落葉、春に芽吹く宿根草ハーブ
ミント
ハーブの中で最もポピュラーな品種です。性質は大変強健で、地植えにすると雑草のごとく繁茂します。ミントはたくさんの種類があり、それぞれ香りも違いますが、育て方には大差はありません。
ミントは寒さに大変強く、関東以南の地域では防寒対策はほとんど必要ありません。暖かい地方の寒さなら、特に防寒せず越冬できます。ミントは降雪する地域では地上部が枯れますが、根は生きていて春になるとまた芽を出します。寒い地方は、霜や寒風対策が必要です。軒下など、風を防げる場所に置きましょう。
タイム
タイムは、ヨーロッパ・北アフリカ・アジア原産のシソ科のハーブ。種類が多く、立ち上がり上に伸びる立性と這うように生育するほふく性に分かれます。一般的にタイムといわれているのはコモンタイムで立性タイプのもののこと。
寒さには強いので、関東以南の地域では防寒対策はほとんど必要ありません。暖かい地方の寒さなら、特に防寒せず越冬できます。
降雪する地域では地上部が枯れますが、根は生きていて春になるとまた芽を出します。寒い地方は、霜や寒風対策として、軒下や室内など風を防げる場所に置くほうがよいでしょう。
オレガノ
オレガノは、ヨーロッパ地中海原産のシソ科のハーブ。和名は「ハナハッカ」と呼ばれてます。オレガノは大きく「オリガヌム類」「マヨラナ類」「アマラクス類」の3つに分かれてます。一般的にオレガノといわれているのはワイルドマジョラムで、オリガヌム類になります。種類が多く、花や葉が違い、香りも甘いものから強い香りまで様々。
オレガノも寒さに強い方です。防寒せず越冬できます。降雪する地域では地上部が枯れますが、根は生きていて春になるとまた芽を出します。寒い地方は、霜や寒風対策として、軒下や室内など風を防げる場所に置くようにしましょう。
セージ
セージは、ヨーロッパ地中海原産のシソ科のハーブ。和名は「ヤクヨウ(薬用)サルビア」と呼ばれてます。セージは「コモンセージ」「ホワイトセージ」「ゴールデンセージ」「パープルセージ」など種類が豊富にあるのも人気の理由のひとつ。
寒さに強く、関東以南の地域では防寒対策はほとんど必要ありませんが、まだ小さい株は室内に取り込んだほうがよいでしょう。
暖かい地方の寒さなら、特に防寒せず越冬できます。降雪する地域では地上部が枯れますが、根は生きていて春になるとまた芽を出します。寒い地方は、霜や寒風対策として、軒下や室内など風を防げる場所に置くようにしましょう。
レモンバーム
レモンバームはシソ科の多年草のハーブです。葉っぱからレモンのような爽やかな香りがして、葉をたたくと香りが強くなるのでドリンクや料理の香りづけにも使われたりします。
寒さに大変強く、関東以南の地域では防寒対策はほとんど必要ありません。あたたかい地方の寒さなら、特に防寒せず越冬できます。降雪する地域では地上部が枯れますが、根は生きていて春になるとまた芽吹きます。寒い地方は、霜や寒風対策として、軒下や室内など風を防げる場所に置くほうがよいでしょう。
常緑で冬越しできるハーブ
ローズマリー
「ローズマリー」は、地中海沿岸地方が原産の多年草のハーブの一種。清々しい香りが特徴で、乾燥させお茶や料理などに使われています。
暑さにも寒さにも強いです。冬場も0度くらいまで、外でも耐えれます。茎が木質化してくると、耐寒性も強くなるようです。
ラベンダー
ラベンダーは香りが強く、古くからラベンダーの花は、お風呂や衣類の香りづけに利用されてきました。地中海沿岸が原産地であるため、高温多湿を嫌う性質を考えてお世話をすれば、しっかりと良い香りのする花を咲かせて楽しませてくれます。
温度の高い場所は苦手です。とくに真夏の暑さにはやられてしまう株も多いので、気温が高すぎる時期にはちょっとした日蔭を作ってそこで直射日光に当たるのを防ぐ必要があります。比較的、耐寒性は高いので、寒さに強いです。しかし、レースラベンダーは、寒さに弱いため気を付けましょう。
寒さに強い宿根草や多年草のハーブとともに、これからの季節を楽しんでみませんか。
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