秋分の日とは?2025年はいつ?決め方は?春分の日との違い、花、食べ物
山田智美
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秋分の日ってそもそも何をする日?という疑問から、2025年の秋分の日、秋分の日の決め方、秋分の日と春分の日の違い、おすすめの食べ物や花まで。秋分の日についての疑問や、楽しみ方をわかりやすく紹介します。
目次
- 秋分の日とは?2025年の秋分の日はいつ?
- 秋分の日の決め方
- 秋分の日と春分の日の違いは?
- 秋分の日の由来
- 秋分の日は何をするの?
- 秋分の日の食べ物5種
- 秋分の日に飾りたい花10種
- 秋分の日の意味を知って、楽しく過ごしましょう
秋分の日とは?2025年の秋分の日はいつ?
秋分の日とは?
秋分の日とは、国で定められた国民の祝日の一つです。秋分の日は何のための祝日かというと、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と目的が定められています。
さらに秋分の日とは、太陽が真東から上がって真西へ沈むため、昼の明るい時間と、夜の暗い時間がほぼ同じくらいになるという日です。昼が長かった夏が終わり、段々と日が短くなって、秋へと向かい始める日です。
二十四節気の秋分とは?
二十四節気で秋分は、立春から始まって16番目の節気(中気)になります。二十四節気とは、太陽の位置を基準にして、一年を15日前後の24の時期に分けたものです。昔に中国から渡ってきた暦です。
▼二十四節気の秋分について詳しくはこちら
2025年の秋分の日はいつ?
秋分の日は毎年変わります。2025年の秋分の日は9月23日火曜日です。国民の祝日に関する法律により、前日と翌日の両方を「国民の祝日」に挟まれた平日は休日となるとされています。
秋分の日の決め方
秋分の日は毎年変わります。秋分の日の決め方は、国立天文台が定めた日付を前年の2月1日に政府が発表します。
太陽の通り道である黄道と、地球の赤道を延長した線が交わる2ヶ所の点を、それぞれ秋分点、春分点といいます。秋分点、春分点の上を太陽が通過する瞬間を、秋分、春分と呼びます。この秋分が含まれる日が秋分の日とされます。
地球が太陽の周りを1周するのにかかる時間は、きっかり365日ではありません。このため秋分の日も毎年同じではありません。少しのズレが生じます。これを国立天文台が観測し、毎年の秋分の日を定めています。
秋分の日と春分の日の違いは?
秋分の日も春分の日も、太陽が真東から上がって真西に沈む為、昼夜がほぼ同じ時間になるという点では変わりません。秋分の日と春分の日の大きな違いは季節です。
秋分の日は、夏の間長かった昼が秋分の日を境に冬至に向かって短くなっていく、つまり秋から冬への始まりの日です。
反対に春分の日は、冬の間短かった昼が春分の日を境に夏至に向かって長くなっていく、つまり春から夏の始まりの日です。
秋分の日と春分の日の祝日としての違い
秋分の日と同じく春分の日も国民の祝日として定められています。違いを整理しました。
秋分の日
- いつ:9月
- 目的:「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」
春分の日
- いつ:3月
- 目的:「自然をたたえ、生物をいつくしむ」
▼春分の日について詳しくはこちら
秋分の日の由来
国民の祝日に定められる以前には、秋分の日は「秋季皇霊祭」といって、宮中の先祖の霊を祀る日であり、祭日とされていました。
今でも秋分の日は秋のお彼岸に当たるので、お墓参りに行く慣習が残っています。
秋分の日は何をするの?
秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」です。具体的に何をしたらよいのでしょう。
秋分の日は、秋のお彼岸に当たります。せっかくですからお墓参りに行き、先祖の霊に感謝をしましょう。
また「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、秋分の日は秋の始まりのような日です。秋は実りと収穫の季節。自然が私たちに与えてくれる多くのものに感謝をしましょう。
秋分の日には、先祖の霊を供養し、秋の実りと収穫に感謝して、心地の良い秋の空気を楽しむ日として過ごすのが幸せなのではないでしょうか。
秋分の日の食べ物5種
秋分の日の頃に旬を迎える物や、季節を感じる食べ物を紹介します。
ぼたもち(おはぎ)
秋分の日はお彼岸の中日です。昔からお彼岸にはぼたもち(おはぎ)をお供えする習慣があります。お供えしたぼたもち(おはぎ)は、下げてから自分たちでいただくものです。
キノコ類
キノコの旬は秋です。採れたてのキノコは瑞々しく香りも良いのが魅力。山がくれる秋の恵の一つです。
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イチジク
イチジクは晩夏から秋にかけて旬を迎える果物です。イチジクの木はとても育てやすく、庭先でもたくさんの果実を実らせてくれます。
ザクロ
宝石のような美しい実が魅力のザクロ。ザクロの旬も秋です。庭先などでザクロの果皮が割れて、真赤な実がきらきらとしているのを見かけます。
▼ザクロについて詳しくはこちら
梨
梨は季節は晩から秋にかけて旬を迎えます。瑞々しく、香りの良い梨はこの季節ならでは果物です。
秋分の日に飾りたい花10種
ススキ
お月見にも飾られるススキは、秋を代表するような植物です。ススキだけを花瓶に飾っても良し、他の花と合わせて生けても秋の風情を感じられます。
ホトトギス
ホトトギは秋分の日の頃から秋にかけてきれいな花を咲かせてくれます。まだら模様の花びらが特徴的です。
シュウメイギク
風にそよぐように咲く姿が美しいシュウメイギク。名前にキクと付きますが、正確には菊の仲間ではありません。白やピンクの優しい色が魅力の花です。
キンモクセイ
キンモクセイは優しい香りが魅力のオレンジ色の花を咲かせる花木です。関東では早い年は9月の後半、遅い年は10月前半に開花します。
コスモス
コスモスは秋に咲くキク科の一年草です。晩夏から咲き始め、寒くなるまで楽しめます。白やピンクの他にオレンジ、黄色などがあります。
ムラサキシキブ(コムラサキ)
ムラサキシキブは秋に小さな粒の紫色の実を付ける落葉樹です。よく似た庭木にコムラサキがあり、ムラサキシキブに比べて、実付きがいいのが特徴です。
▼ムラサキシキブとコムラサキの見分け方はこちら
アメジストセージ
アメジストセージは風を感じるような美しい花です。まだ暑さの残る秋分の日の頃に紫色のアメジストセージの花は涼を感じさせてくれます。
オミナエシ
オミナエシは秋の七草にも数えられる、黄色い花です。茶花としても人気です。香りに特徴があるので、苦手な人もいるかもしれません。
萩(ハギ)
萩は秋の七草にも数えられている花です。枝をたわませて、枝垂れるように咲く姿に風情があります。
ダリア
大きな花が印象的なダリア。ダリアは夏から秋に美しい花を咲かせてくれます。花瓶に生ける際は切り口の鮮度を保つことと、こまめな水換えが長持ちさせる秘訣です。
秋分の日の意味を知って、楽しく過ごしましょう
秋分の日は国民の祝日であり、二十四節気の16番目の節気(中気)、また昼と夜がほぼ同じ時間になる日です。秋のお彼岸であり、秋の実りと収穫に感謝する日でもあります。
秋分の日の意味がわかると、さらに心地よく過ごせるようになるのではないでしょうか。秋分の日の意味を知って、大切に過ごしてください。
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