7月に咲く花30選!庭や花壇におすすめの花や花木
金子三保子
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7月は前半は梅雨、後半は梅雨明けと1か月の中でガラリと気象が変わる月。強い日差しや高い気温でガーデニングが大変な時期ですが、夏ならではの素敵な花も次々と開花が始まります。7月ならではの花、夏に咲く花や庭木をご紹介します。
目次
7月に咲く花23選
1.ひまわり
開花時期 7月~9月
夏の花の代表と言えばひまわり。元気で明るい雰囲気の夏の一年草です。春に種をまき、一番花が咲き始めるのが6月後半くらい。7月は次々と花が開花する月です。もともとは背丈の高い草花でしたが、最近は矮性種や分枝性がある性質など色々と種類が豊富になってきました。色も黄色をはじめ、黄色でもちょっとシックな雰囲気のあるもの、レッド系、ブラウン系など、深みのある大人っぽい雰囲気のひまわりもあります。夏の強い日差しの中で咲く花だけに、ひまわりは青空が似合う花です。
2.ペチュニア
開花時期 5月~11月
ペチュニアは夏のガーデニングで人気のナス科の草花。切り戻し剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。色幅も豊富で多花性。一重や八重咲きなど咲き方も色々、花の大きさも大輪から小輪と様々です。品種も数百品種以上あり、毎年新品種が発売されています。ペチュニアは現地では多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草扱いされるのが一般的です。「サフィニア」や「カリブラコア」もペチュニアの仲間です。
3.ダリア
開花時期 6月~11月
ダリアは咲き方、色、花のサイズが豊富で、品種がたくさんある夏に咲く球根の花。最近では種から育てるタイプも登場しています。一番花の大輪のダリアが見られるのは7月ならでは。その後、切り戻しておくと秋に再び美しく返り咲きます。
4.ドクダミ
開花時期 6月~7月
時にやっかいな雑草扱いをされますが、薬草として昔から暮らしに取り入れられてきたドクダミ。最近は八重咲きや斑入り種などの園芸種も流通しています。ドクダミはグランドカバーとしても優秀です。また、生けて楽しむこともできます。
5.半夏生
開花時期 6月~7月
半夏生はドクダミ科の多年草。水辺や沼地などのぬかるんだ場所に自生する草花です。花の咲くころになると、葉の数枚が白になるのが特徴です。花は穂状の控えめな花で、花より葉が目立ちます。
6.アガパンサス
開花時期 6月~7月
アガパンサスはユリ科の多年草。光沢と厚みのある葉が茂った中からすっと花首を立ち上げて花火のように薄紫色の美しい花を咲かせます。性質が丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく使われています。
7.ホリホック(タチアオイ)
開花時期 6月~8月
梅雨入りの頃に穂状の花の一番下が咲き始め、梅雨明けの頃に頂点まで開花が進むホリホック(タチアオイ)。品種によって多年草、二年草、一年草があります。昔からある種は生長すると2mくらいになる背丈の高い花ですが、最近は矮性種もあります。花の咲き方も一重の他、八重咲き種もあり、小さなシャクヤクのような豪華な雰囲気です。花色もブラック系やアプリコットなど、とても豊富です。
8.ジニア
開花時期 5月~11月
初夏から晩秋まで花期がとても長い一年草のジニア。高性から矮性まで花丈も様々、ポップで元気な色合いから、アンティークカラー、複色カラーと色合いがとても豊富な草花で、夏の花壇や寄せ植えに大活躍です。
9.モミジアオイ
開花時期 7月~9月
モミジアオイは7月~9月に開花する、草丈が2m近くになる大型宿根草。花は一日花で、朝に開いた花は夕方にはしぼみますが、次から次へとたくさんの花が開花します。花色は赤の他、白もあります。
10.ルドベキア
開花時期 6月~10月
ルドベキアはキク科の丈夫な一・二年草、または多年草で、最近はとても品種が豊富になってきました。性質がとても丈夫。夏の暑さにも負けずたくさん咲くので夏のガーデニングにおすすめの素材です。
11.エキナセア
開花時期 6月~10月
エキナセアは初夏から秋まで長く咲き続ける宿根草。とても丈夫で手入れが簡単な上に、最近はたくさんの色あい、咲き方の新品種が続々と登場し、夏の花期の長い宿根草として人気のある草花です。
12.アリウム・サマードラマー
開花時期 6月~7月
アリウムはとても品種が多く、花の開花時期も春咲きから初夏咲きまで様々です。7月に咲くアリウム・サマードラマーは、アリウム・ギガンチウムに似た球状です。個体差がありますが、背丈が2m近くになるため、とても存在感があって庭のアクセントになります。
13.キキョウ
開花時期 6月~10月
キキョウは夏に花を咲かせる宿根草。秋の七草で知られ秋の花のイメージが強いキキョウですが、真夏の暑い時期でも涼しげに咲き続ける丈夫な花です。花が星型なので七夕の頃に飾ってもよいですね。キキョウは品種が豊富で、様々な色、咲き方があります。品種によって高性から矮性まで様々なので、庭の植え付ける位置に合わせて品種を選びましょう。
14.モナルダ
開花時期 6月~9月
モナルダは開花期間の長いシソ科の宿根草のハーブ。和名が「タイマツバナ」と言われるのは、もともとの種が赤い花でタイマツのような形に見えることからきています。最近は品種改良が進み、赤の他、白、ピンク、パープル(紫)などたくさんの品種があります。
15.アサガオ
開花時期 7月~11月
子供の頃、多くの方が育てたことのある花のひとつ、アサガオ。花の形は円錐形で、ラッパのように先端が開きます。花が開いたあとは、内側に籠る様にして閉じていきます。一年草の西洋アサガオの他、11月頃まで開花する宿根アサガオもあります。つる性植物なので、最近ではグリーンカーテンの素材としても人気の夏の花です。
16.ニチニチソウ
開花時期 5月~10月
ニチニチソウは本来は多年草ですが、寒いのは苦手で日本では一年草として扱われています。花の開花が5月~10月と、半年近くも咲き続ける上に、7月~8月の暑さや強い光にもとても強いこと、さほど手入れをしなくても咲き続けることなどから夏のガーデニングの定番の草花です。
定番カラーはピンク系濃淡、白、赤などですが、最近はシックな色あいや、カクタス咲きや小輪種など咲き方の種類がとても豊富になってきました。
17.ユリ
開花時期 6月~8月
ユリは主に初夏から夏にかけて、香りの良い花を咲かせる球根植物。非常に種類が多い上に園芸品種もたくさん作られています。ヤマユリのような大輪咲きからオトメユリのような小ぶりな花まであります。
18ガウラ
開花時期 5月~10月
ガウラは初夏から秋まで暑さに強く、夏の暑さにも負けずよく咲く宿根草。丈のある花なので地植えにすると見事ですが、コンテナでも育てられます。最近は矮性種もあります。
19.宿根フロックス
開花時期 6月~10月
宿根フロックスは品種によっては春に咲く種もありますが、夏に咲く宿根フロックスは高性タイプ。年々大株になって見事になります。
20.三尺バーベナ
開花時期 6月~10月
バーベナは宿根性でも這性で丈の低いもの、高性で1m以上の丈になるものなど、品種によって花丈がかなり違います。三尺バーベナは高性のバーベナ。とても丈夫で植えっぱなしでよく育つ宿根草で、こぼれ種でも増えます。
21.ポーチュラカ
開花時期 5月~11月
カラフルな色合いで這性のポーチュラカ。暑さにも乾燥にも強いので7月の暑い盛りでも休みなく花が開花します。ポーチュラカは本来は多年草ですが、日本だと一年草として扱われることが多い草花です。最近は葉っぱが斑入りのポーチュラカもできて、花だけでなく葉ものとしても楽しめる存在です。
22.アーティチョーク
開花時期 7月
地中海原産のキク科の多年草のアーティチョーク。ハーブや野菜に分類されますが、日本では食材としてはあまり普及しておらず、園芸や花材としての流通がほとんどです。ユニークな美しいフォルムのつぼみが印象的です。7月頃にアザミに似た花が開花します。
23.サルビア、セージ
開花時期5月~11月
サルビアやセージはたくさんの品種があり、一年草のものから宿根草のものまで様々です。一年草の代表的なサルビアと言えば、赤いサルビア、「サルビア・スプレンデンス」や「ブルーサルビア」。暑い時期でもたくさんの穂状の花が開花します。
7月に咲く花木7選
開花時期 5月~7月
人気のハーブ、ラベンダー。初夏になると、たくさんの花茎を伸ばして開花します。ラベンダーは種類がとても豊富なハーブのひとつ。イングリッシュ系、フレンチ系など、系統によって花の形が違います。
夏から秋まで咲かせたいなら園芸種のレースラベンダーがあります。花が四季咲きなのが特徴ですが、残念ながらラベンダー特有の香りはしません。
2.ハイビスカス
開花時期 5月~10月
夏の花と言えばハイビスカス。世界の熱帯~亜熱帯地方で栽培されています。日本では鉢植えで楽しむのが一般的ですが、暖かい地域では庭木としても利用されています。花の開花期間が長く、赤・ピンク・黄色・白などカラーバリエーションも豊富で、花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。ハイビスカスの花は、朝開いて夜に閉じる1日花ですが、最近は品種改良で2~3日咲くハイビスカスも登場しています。
開花時期 7月~9月
ムクゲは夏から秋まで大輪の花を次から次へと開花させるアオイ科の落葉低木。昔から庭木や生け垣として植栽されています。暑さが厳しい時期でもたくさんの花を咲かせるので、日本の夏の花の代表のひとつです。
開花時期 7月~8月
ノウゼンカズラは真夏にたくさんのオレンジ色の花を咲かせるつる性植物です。木やフェンス、壁などを覆うようにツルを這わせて生長します。青空がとても似合う夏の花の代表花です。
開花時期 7月~10月
ブッドレアは初夏から秋にかけて小さな花が集まって円錐状の形をした花を咲かせる落葉低木。香りと蜜に誘われ蝶が集まることから、欧米では「バタフライブッシュ」の名でも呼ばれています。
品種(種類)がとても多いブッドレア。もともとの樹高は2~4mですが、最近は矮性種も流通し、宿根草のように育てることもできる品種もあります。園芸種として流通しているブッドレアの花の色は、紫色、白、ピンクなどの他、最近では品種改良が進み、複色のものもあります。
開花時期 7月~9月
香りの良い花を咲かせることで有名なモクセイ科の常緑低木、ジャスミン。別名、茉莉花とも呼ばれます。ジャスミンの花は一日花で、夕方から早朝にかけて開花すると言われていますが、実際に育ててみると午前中の早めなら花を見ることができます。寒さには弱いので、日本では鉢植えで育てて、冬は室内で管理するのが一般的です。
ランタナ
開花時期 5月~10月
ランタナはクマツヅラ科の常緑低木。暖かい地域では冬越しも可能で低木になっていきます。ランタナは、次々とわき芽を増やし、横に広がって生長していきます。7月~8月の気温が高い時期も休むことなく花が開花し、咲き進むたびに花色が一色だけではなく、グラデーションのような花色が楽しめます。とてもたくさんの花が楽しめる反面、ランタナは「要注意外来生物リスト」(環境省)に登録されるほど、他の植物を一掃してしまうくらい強い生命力を持っています。花が終わった後の花がら摘みをまめにすることが大切です。
ご紹介した花はほんの一部。7月に咲く花はまだまだたくさんあります。夏の強い光にも負けない発色の良い花や、日差しに強い夏の花を取り入れて、夏も素敵な空間を作れたらよいですね。
▼7月に咲く花や7月のガーデニング
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